patoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文章を添削する立場になって読み始めた1冊目。
もともと文を書くのは苦手なのに、添削なんて。
絶望を纏ってページをめくると、
「文章に才能はいらない。」という文言。
これまでの努力不足という後悔と、
これから成長できるという希望。
そんな光と闇を一緒に届けてくれた本でした。
指南書としても、物語としても面白い。
理論と情熱が詰まった良い本です。
以下備忘録
読みやすい文章は「技術」で書くのではない。
読み手に対する「気づかい」で書く。
読みにくい表現は思い切って捨てる。
心配り→こころ配り。
一瞬でも読みづらさを感じさせない。
漢字を使いすぎない。ひらがなを混ぜる。
漢字で知的であるアピー -
Posted by ブクログ
-客観性は大切だ。けれども客観性はクソだ。-
自分の書いた文章は読みやすいか?面白いか?ということをひたすら客観的な目線から精査する大切さを説きながら、
同時にそんな小手先のテクニックや気遣いなど霞むくらいの圧倒的な主観の感情でもって伝えたいことを書け、と、
矛盾しているようで、だけどまっすぐ言いたいことが伝わってくる、そんな不思議な一冊だった。
僕は本書を読むまでpatoさんとその文章のことを存じ上げなかったのと、web記事っぽい砕けた文調やユーモアがちょっと肌に合わなかったのであまりスイスイとは読めなかったのだけど、
「ナマハゲ」の例えは強烈に頭に残っているので、patoさんの書き方論