鹿子裕文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ良い内容だと思うけど、文章が読み難くて時間がかかった。
介護の話を明るく面白く書いてるけど、ネタを活字で読ませるってしんどい。
村瀬先生のスピーチが1番心に響いた。
自然に老いて、ゆっくりあの世へいく事は贅沢になってしまった。介護はサービス産業になり、金で買わなければならない。
施設なんて建てても、高齢者の数は間に合わない。
働く人もいない。
時間をかけて作った縁は易々と切れないもの。
よりあいで友達ができたり、世話になったりしながら、あの人の為ならと、人の情で助け合いで介護が始まる。
ぼけても普通に暮らしたい。
老人を疎ましく思ったり、怒ったり、嘆いたり、隔離したり、そんな世界 -
Posted by ブクログ
介護の領域の話だけど、大半がお金(資金集め)の話。
理想を実現するには先立つ物がなにより大切。
システマチックではない、人間的な介護を実現するために、職員、関係者たちが必死で汗を流す。
そのさまがフリー編集者からいつの間にか世話人になった筆者の視点から面白おかしく語られて、まるでトウのたった学生が部活か文化祭に打ち込んでいるどたばたコメディのよう。
その必死さと信念が人を動かし、お寺の一室を間借りというスタートから、とうとう特養ホーム(すばらしいロケーション)の建設にまでこぎつけるというクライマックスを迎える。
もし将来自分が老化や認知症で1人でやって行けなくなったら、つくづくこんなホー