細川英雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とある本屋の、本棚の角に積まれていて。
なんとなく、これは呼ばれたなーと思って手に取った本だった。
学生ならレポートや論文、社会人なら企画書なんかを書く以前に、自分が自分の〈ことば〉で書くことに、違和感を覚えた人にはオススメかも。
小学生の時の作文から年齢を重ねて、客観性とか批判性、エビデンスが大事と言われてきたし、そう思っていた。
でも、筆者の言う、書きたいように書くことに立ち戻る意味は、よく分かる。
書く以上、他者を想定するわけだけど、伝えたいという表現の根本には「自分」がいるわけだから。
まぁ、伝えたいだけでもダメなのだけど……。
ただ、この本のもっとも推したい所は、末尾に掲載され -
Posted by ブクログ
デザインというよりは、対話の意味についてていねいに掘り下げていった本。
平田オリザの会話と対話の話(『わかりあえないことから』)が記憶に残っているのだけれど、この本も非常に分かりやすく書かれていて、良かった。
要としては自己省察の方法なのだろうけど、単に話をして考えをアウトプットすることだけでなく、他者の視点を容れることで省察が進んでいく。
この意識ってつい薄れがちだけど、改めて自分の生活を見直してみた時に、この人にはここまでの話が出来る、って大きいなと感じた。
自分のために、そんな人との出会いを増やしていける所までいけば「意識が高い」のかもしれないが、なかなか、それが苦手です……(笑)
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Posted by ブクログ
「デザインする」という言葉にひかれて読み始めました。
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相手との対話は、他者としての異なる価値観を受け止めることと同時に、コミュニティとしての社会の複数性、複雑さをともに引き受けることにつながります。だからこそ、このような対話の活動によって、人は社会の中で、他者とともに生きることを学ぶのです。(pp.23-24)
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「自分」とは、「私」の中にはじめから明確に存在するものではなく、すでに述べたように、相手とのやりとり、つまり他者とのインターアクションのプロセスの中で次第に少しずつ姿を現すものです。(p.34)
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本当の自分とは、はじめから「私」の中にはっきり見えるかたちで存在