【感想・ネタバレ】対話をデザインする ──伝わるとはどういうことかのレビュー

あらすじ

人と話をするときに、どういう言い方をするかということばかり、気にしていませんか? 対話において本当に大事なことは、対話を通して伝えたいことは何か、ということです。そして、対話を通して何を伝えるのかということは、あなた自身にしか決められません。本書では、自分の「テーマ」を発見することから始めて、話題の決め方、他者とつながり他者を理解する方法、納得と合意の形成まで、生活や仕事における対話とあなた自身の《生きる目的》の関係についてわかりやすくお話ししていきます。

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Posted by ブクログ

ただいま読書中。
第1章がとても良い。
「おしゃべり」と「対話」の違い
「モノローグ」から1人による「ダイアローグ」
など。

「術」ではなく、「対話」の「核心」について述べられている。

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2021年08月29日

Posted by ブクログ

結局僕は、「おしゃべり」がしたかったんだ、とか、自分が一向に英語に習熟できないのは、英語で何について話すか、というイメージが皆無だからだとか、色々気付きがあった。

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2024年09月03日

Posted by ブクログ

 気になる部分のみを読んだ。
「お互いが異なっている前提があるからこそ、では、どうしたら問題が解決できるのかという未来志向の対話を始めることができる。」
 価値観が違うからあの人とは対話ができない。なんてことはよくあると思うが、よく考えてみれば全く同じ価値観を持つ人同士だとそもそも対話が必要ない。一生理解できないものだからこそ対話が可能になる。
 常に対話している必要はないと思うが、仕事や友人関係でなんとなく行き詰まっているときには対話を取り入れたい。

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2024年07月02日

Posted by ブクログ

ファシリテーターとして対話をデザインするというよりかは、自分の対話に対する向き合い方や対話とは何なのかといったことについて学べた。
相手の考えを聞くことで、自分の考えとの差異や共通点を知り、自己理解を深めることができる。自分の考えを言葉に表現することで、頭の中にあったことが整理され、自分を見つめ直すことができる。これが対話であり、対話を通して自分とは何か、自分はどう生きたいのかを見つけていくのだと思った。

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2024年07月30日

Posted by ブクログ

「デザインする」という言葉にひかれて読み始めました。

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相手との対話は、他者としての異なる価値観を受け止めることと同時に、コミュニティとしての社会の複数性、複雑さをともに引き受けることにつながります。だからこそ、このような対話の活動によって、人は社会の中で、他者とともに生きることを学ぶのです。(pp.23-24)
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「自分」とは、「私」の中にはじめから明確に存在するものではなく、すでに述べたように、相手とのやりとり、つまり他者とのインターアクションのプロセスの中で次第に少しずつ姿を現すものです。(p.34)
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本当の自分とは、はじめから「私」の中にはっきり見えるかたちで存在するものではなく、自分と環境の間に浮遊するものとしていつのまにか把握されるのです。(p.34)
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しょっぱなから上記の文章が登場し、目からうろこ。
「対話」がコミュニケーションというふわっとしたものではなく、明確に道具として扱われているのかなと思った。だからこそデザインという言葉がくるし、起点はいつでもデザインする「自分」なんじゃないかなと思った。

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では、何のための納得と合意かというと、それは、対話のプロセスを通して、お互いが自分を肯定するためであり、生活・仕事・人生を自分で作っていくという実感を自ら持つためでもあります。このように考えると、自己と他者が協力して納得・合意するのは、参加者全員でつくっていく共同体としての社会のあり方そのものということができます。その意味で、自己と他者の納得と合意は、この社会で生きてくための基盤であるといえます。自己の外部にある権威に従属するのではなく、対話によって得られた成果をもとに、あなたと相手がともに新し社会創造をめざすしかないのです。(p.158)
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2020年03月10日

Posted by ブクログ

東日本大震災後、地域に関わる取り組みをやっていて、よく目にする「行政と市民の対話が必要」といったフレーズ。しかし、対話と言いながら、お互いが自分の主張をぶつけあうだけで、最終的にはパワーバランスで勝っている方(この場合は、権力や決定権を持つ行政ということになる)の意見が「対話によって決定された」という結果だけが残る。それは、対話じゃないよなぁと思っていたので、本当の対話、理想的な対話とはなにかを知りたいと思い手にとった本。

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2019年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分とは、私の中に初めから明確に存在するものではなく、相手とのやり取り、人とのインターアクションのプロセスの中で姿を現す。

自分を語る
 =自分に向き合う

この世で生きていくこと
 自分のやりたいことを「テーマ化」して他者とともに実現していくこと。

情報あっての自分
 諸情報をどのように自分の目と耳で切り取り、
 自分の言葉で語ることができるか?

ステレオタイプ的思考
 コミュケーションが阻害され、信頼を損なう。
 社会の中心は自分自身。自分以外は異文化。

目が合ったら微笑む。
相手の言うことを受け止める。高圧的=恐れ。

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2019年11月23日

Posted by ブクログ

自分と異なるひととどのように分かりあうか。自分らしさって何か。対話はお互いを認めあい幸福を追求する手段。常識に縛られて自分はこうあるべき論から解放されるためにも、自分だけができることや自分がやりたいことを探す。
問題のほとんどが人間関係であると考えたときに、きちんと相手に向き合い話し合うことも大切だと思いました。

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2019年07月09日

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