秋田麻早子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレオモロ~!
そうそう、こういう美術本が読みたかった!!
絵画を大まかに「理性派」と「感性派」に分け、それが時代とともにどのように変遷していったのかを語った超名著。
美術本は何冊か読んでいたけど、こういう風に体系的にまとめてくれるのがめちゃ助かるな。
時代に影響を受けずに完結する美術作品というのはおそらく無くて、自由奔放に思える現代美術ですらそれまでの美術史の積み重ねを前提に語っている。つまり究極の内輪向けでもあると。
だから『にせもの美術史』で語られたように、最もバレない贋作の作り方は「文明の作品をすべて偽造する」となるのだと腑に落ちた。影響を受けた時代そのものを作ることができたらそりゃバ -
Posted by ブクログ
4.5 -
前著同様この方の本は、ただ読んで終わりではなく、次の日から絵の見方・考え方を実際に変えてくれるという意味で素晴らしい本。
前回は絵の構造だったが、今回は構造だけでなく絵の色彩や明暗、輪郭・形、筆触、主役、構造線という7つの観点に焦点を当てている。第2-3章で各時代ごとのこの特徴や、何故次の時代の特徴に移っていったかという背景まで説明があり、そこが特に勉強になった。
あとは当時の画材や絵の具、額縁にそれぞれ1章ずつ割かれており、非常にニッチながら大事な絵の要素として、とても勉強になった。
総じて明日美術館に行ってみたいと思わせる本だった