なぜ、これが名画なの? 様式の歴史から読み解く

なぜ、これが名画なの? 様式の歴史から読み解く

2,200円 (税込)

11pt

累計10万部突破の『絵を見る技術』第2弾!
絵画史を見る道具があれば、もっと絵と語り合える。

●これまでになかった「絵の見方」を、さらにアップデート
目からウロコの名画の造形分析が話題を呼んだ『絵を見る技術』。それをさらに発展させ、本書では“時代ごとに変化するスタイル”にフォーカスします。
(※独立した内容なので、『絵を見る技術』を読んでいない方でも全く大丈夫です)

今度のテーマはずばり「スタイル(様式)を見る力」。ルネサンス、バロック、ロココなどなど……プロはなぜ、「◯◯世紀の××派っぽい」と言い当てられるのか。その秘密を、どの本よりもわかりやすく解き明かします。

●キモは「2つの系統」――理性派と感性派
西洋絵画の歴史は、実は大きく2つのスタイルが入れ替わり立ち替わり登場し、二重らせんのように発展してきたもの。本書はそれを「理性派」と「感性派」と名づけ、美術史の大まかな見取り図を示します。
理性派と感性派では、求めるものが異なります。「永遠を描くか、一瞬を切り取るか」「理想を追うか、現実に迫るか」「秩序を求めるのか、それを壊したいのか」「トップダウンか、ボトムアップか」。これは西洋絵画だけでなく、東洋美術、写真、ファッション、音楽などにも通底する2タイプ。一度このことがわかると、あらゆる芸術がクリアに見えてきます。

●スタイルを見ることは、なぜ大事?
スタイルを読み解くということは、絵が語っている“声”を聞くこと。画家が何を伝えたいのか、その絵がどんな価値観や時代精神を背負っているのか――そのヒントが筆致や構図、色や質感に宿っています。スタイルを知ることから、絵とのコミュニケーションが始まるのです。

●実践問題で腕試し!
今回も、見る力を鍛える実践問題を多数収録。読み終える頃には、はじめて見る絵でも、「どの時代の、どんな流派か」「これはどんなスタイルで、なにを目指しているか」を言語化できるはず。さまざまな「Q(クエスチョン)」を解きながら、一緒に「名画の謎解き」に乗り出しまししょう!

* * *
名画とは問いかければ問いかけるほど、豊かな情報があふれ出してくるものなのです。つまり、名画のすごさは「情報の埋蔵量」にあるといってもいいでしょう。
絵を見るとは、そのすごさを知り、美しさに触れるとは、絵にこめられたコードを読み解く作業なのだといえるかもしれません。
様式(スタイル)を観察することはコード解読の第一歩です。その一歩を踏み出して、絵画の豊かさにもっともっと触れてみませんか。――著者
* * *

もくじ:
序章 あなたには絵を見る眼がある!
第1章 絵を見る7つ道具
第2章 絵画史を動かす2つの力(上)――理性派と感性派
第3章 絵画史を動かす2つの力(下)――リアルとシンボル
第4章 絵は層構造(レイヤー)でできていた!――材質と技法
第5章 どこまでが絵? ――額縁の効果
第6章 スタイルは語る

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なぜ、これが名画なの? 様式の歴史から読み解く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    しっかりめの最高の入門書!
    分かりやすく伝えようという思いがすごく伝わるし、実際かなり分かりやすい。
    絵画と文章がちゃんとつながるようにレイアウトされていて、ストレスゼロで読めた。
    何ページ参照、とかって、そのページをパラパラ探さないといけないから、実はとてもストレスだったのよね…。この本はほぼそれ

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    非常に分かりやすい説明で読んでいて苦にならなかった。
    教科書的な解説に加え、筆者の思いも伝わってきて飽きさせない工夫を感じた。
    絵画に興味がある初心者向けの入門的な本という所感。
    美術館に足を運んでみようと思わせられた良い本だった。

    0
    2026年05月01日

    Posted by ブクログ

    前作「絵を見る技術」がとても良かったので、続編楽しみにしていました。絵の見方を7つのポイントで細かく観察していくこと、理性派・感性派で大きく2つに分けられること 絵を見る時に使う、頭の中の道具をもらったような気がします。自分も絵を描くのですが、感性派に憧れる理性派だなと客観視もできました。カラー図版

    0
    2026年04月29日

    Posted by ブクログ

    いくつかの本を読んできたが、それでもやっぱり西洋絵画の見方がわからず、今まで漠然と眺めていた。本書で紹介された「7つ道具」は、正に求めていた答えであった気がする。「(絵画が)視覚的な表現であるかぎり、スタイルを観察することはつねに大事なスタート地点なのです」という筆者の主張には大いに合意であり、その

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    理性派と感性派の二項対立からの絵画史の腑分けは参考になる。
    安定した時代は感性派、激動の時代は理性派というのも頷けるが、例をもう少し集めてみたい気もする。

    いまは激動の時代だろう。安定したもの、変わらないものを求めたくなるのか。
    エビデンス主義は理性派?壮大なスケールを求めるのは感性派?小さなモノ

    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    美術史だけでなく、政策技法や額縁の意義など様々な角度が絵画を見る視点を提示してくれる一冊。
    絵画は特にその傾向が顕著だが、対象から情報を受け取れる知識が多いほど多様な楽しみ方が出来るのは他のあらゆることにも言えると思う。

    0
    2026年04月09日

    Posted by ブクログ

    4.5 -
    前著同様この方の本は、ただ読んで終わりではなく、次の日から絵の見方・考え方を実際に変えてくれるという意味で素晴らしい本。
    前回は絵の構造だったが、今回は構造だけでなく絵の色彩や明暗、輪郭・形、筆触、主役、構造線という7つの観点に焦点を当てている。第2-3章で各時代ごとのこの特徴や、何故

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    前著『絵を見る技術』が好きで本書を手に取ったのだが、著者の絵画の解説は非常に明快で分かりやすい。他方、本書では絵画史における趨勢や絵画の材質や技法など、前著よりも踏み込んだ内容に感じた。絵画の歴史や絵画の素材といった専門的な知識を高めたい人向けだと思う。

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    わかりやすかった。
    絵の一つ一つの説明よりかは表現や、明暗などの描き方とかに当てられていて面白かった。印象と理性の違いの説明も分かりやすかった。初めて分かったかもしれない。

    0
    2026年03月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オモロ~!
    そうそう、こういう美術本が読みたかった!!

    絵画を大まかに「理性派」と「感性派」に分け、それが時代とともにどのように変遷していったのかを語った超名著。
    美術本は何冊か読んでいたけど、こういう風に体系的にまとめてくれるのがめちゃ助かるな。

    時代に影響を受けずに完結する美術作品というのは

    0
    2026年04月04日

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