ジーナ・キーティングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Netfilxの創業期の話をまとめた本!
「事実は小説より奇なり」を体現した最高の本だと思う。
ジャーナリストが詳細を徹底的にしらべて書いた本だが、
そのリアリティと生々しさに驚いた。
そして、会社の成長フェーズと共にぶち当たる壁とその乗り越え方、またライバルの大企業ブロックバスターとの死闘、そして企業内のいざこざ、別れと成長。。。
書き口は、ジャーナリスト的だが、その圧倒的リアリティにのめり込むように読んでしまった。
経営者がそれぞれの手腕を発揮し、壁を乗り越えようとする姿に心を打たれた。
Nexflixの成長の原点を見た気がする。
素晴らしかった!! -
Posted by ブクログ
ネットフリックスの設立から今の地位に至るまでを競合の動きを含めて描かれていた。ブロックバスターのceoとなったキーズの動きは印象的で,自分の経験と今の売り上げのバランス,ブロックバスターがこれまで築いてきた成果、それらを総合して店舗型に投資をすることを選択し,結果として大きな業績後退を招き,ブロックバスターは倒産した。自分がそれまで見てきた文化への愛着や関係性があればあるほど正しい判断ができなくなるのは,このレベルの経営者でも起こり得ることで、時代の変化が複雑化してる現代では,とても勉強になった。また最後に書かれていたアメリカの現状に驚かされた。アメリカでは,店舗型DVD店,CDショップ、大手
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Posted by ブクログ
20年も前からABテストってやはり本物はすごい。
それだけに採用方針も徹底している。ネットフリックスに入る人材はトップクラスに限られる。いったん入社すれば「完璧な大人」として振舞わなければならない。スケジュールや有給休暇取得、経費請求いついて百パーセント自分で判断するのはもちろん、上司・同僚の辛辣な評価も甘んじて受け入れる度量を求められる。ウォールストリート・ジャーナル紙はネットフリックスについて「ここには直言と透明性が何にも増して美徳とされる文化がある。問題社員を解雇すべきかどうかをめぐって公の場で活発に議論が交わされる。それは一種の儀式であり、ありふれた光景でもある」と伝えている。
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Posted by ブクログ
Good
・スタートアップ経営のダイナミズム(ウォール街とのコミュニケーション、敵対企業とのやりとり、第三者企業との提携模索など)がよく伝わる
・ネットフリックスとブロックバスターとの熾烈なライバル関係がとてもエキサイティング
・マーケティング(顧客とのつながり、データ分析、モデルを使った敵対企業の損益分岐の予測など)における先進性
・トップの人間により組織がかくも変わるものかと驚かされる
・見栄えのいい事業計画ではなく、議論から次に試すべきことを抽出し、失敗から学びながら成功を手繰り寄せることの重要性
Bad
・主役と言っていいヘイスティング氏に人間的な魅力が感じられない
・人間ドラマとし