ニクラス・ナット・オ・ダーグのレビュー一覧

  • 1795

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    「おとしまえをつけろ」本国スウェーデンで「ベルマン・ノワール」とキャッチフレーズをつけられた暗黒3部作の完結編。しばらく邦訳の止まったままのエルロイの空席を埋めてくれる傑作だった。おみごと。

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    2025年12月27日
  • 1793

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    1793年のスウェーデンが舞台。目玉も舌もえぐられ両手両足も切断された死体。両手両足の傷は死後のものではないことが判明。いったいなぜ?誰が?猟奇と残虐の謎を2人の男が追う。L・V・トリアーも驚くであろう結末も衝撃。続編も読まねば。

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    2025年10月30日
  • 1793

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    ネタバレ

    ニクラス・ナット・オ・ダーグの歴史ミステリ三部作。その第1作目。

    とんでもなく重厚な小説。一作目の1793はミステリというよりは、殺人事件を題材とした歴史風俗小説の感が強い。本当に、匂い立つくらい当時の情景の描き込みがすごい。

    4部から成り、1部は凄惨な死体が発見され、引っ立て屋のカルデルと病に侵された探偵セーシルが邂逅。2部はある青年が身を落とすまで、3部はありもしない罪を背負わされた少女、4部は1部の二人に戻る、という構成。
    2部、3部が1部から過去の時間軸となるため、どのようにクロスするのかが非常に楽しめた。

    ミステリとして読むと肩透かしかも。死体の状況と動機の繋がりが弱い気がした

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    2023年09月04日
  • 1794

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    ネタバレ


    3年前に読んだ1793も面白かった。
    3部作最後の1795がすごいらしいので、とりあえずこちらから読み始めたら、
    すでにドレッドノート超えです。

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    2023年01月23日
  • 1793

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    好みが分かれそうな作品ですが、私は面白かった。
    どこまで史実なのか?
    読んでて苦しいが、やめられなかった。

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    2022年12月11日
  • 1795

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    「ぼくたちを人生に縛り付けている枷は、希望ではない。罪悪感だ」

    一人の男がいる。その名はティコ・セートン、その顔は片口が上に裂けて常に爛れている。
    笑っているような顔の奥に潜む真の顔は見えない。
    ジョーカーのようなこの男のおかげで物語はさらに混沌として、すでにもう善悪の区別すら無意味になった。

    そんな魑魅魍魎とした18世紀末を、物語は主要な三人でなぞる。

    エンディングを迎えて、ひとこと言いたい。
    結局力なきものは正義を貫くことができないのか、明るい希望を持つことは叶わないのか。
    せめて小説の中だけでも見せてもらうことは……。

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    2026年01月19日
  • 1794

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    「ストックホルム 正気を奪う街」
    “狂気”と“正気”の境目はどこにある。

    『1794』は前作の続編ではあるが、また別の物語とも言える。
    前作の主要な登場人物も引き続き中心人物として出てくるが、出来事は別のところからやってくる。
    グロテスクな表現はやや少なくなっているが、相変わらずの混沌さはさらに際立つ。

    そして、この話は『1795』へ続かなければ納得できない、決して……

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    2026年01月17日
  • 1793

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    1793年
    18世紀スウェーデンのたった一年の出来事を記したミステリーは、この時代の重みをしつこいほど練り込んだ物語だった。

    絶対王政の歪みが極限に達し、フランスで革命が起こり、他国の支配層に恐怖を植え付けた。
    ヨーロッパのどの国も宗教権威の失墜の上に、新たな支配層とたび重なる戦争で社会格差が広がり、汚職と貧困に満ち溢れていた。さらに不衛生な環境のなか伝染病が蔓延し、人々の生活は破綻していた。

    “歴史小説”ではあるが“大河ドラマ”では無く、時代の歪みのなかで泥臭く“生きる”さまを、執拗に描いた、重厚な物語。

    その描写の凄まじさから途中で何度も挫折しかかったが、読み終えることで他では味わう

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    2026年01月14日
  • 1795

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    三部作の完結編。
    一番印象に残っているのは一作目だが、シリーズを通して当時の街の様子や生活などの描写が凄まじい。
    ストーリーだけでなく、目に浮かぶような描写に圧倒された。

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    2023年01月21日
  • 1793

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    序盤つまらなくてこれ我慢して読んでたら面白くなるのか?と思いながら読み続けてたらあら不思議、面白くなってました。
    全く馴染みがない想像以上に陰鬱な1793年のストックホルムが舞台なせいか序盤は全く感情移入できず、そもそもその時代で人一人亡くなったくらいでそこまで捜査する?みたいな。
    関所や警視庁が機能してる反面、街は不衛生で貧困が蔓延ってるという混沌と秩序が入り混じってる時代だったんでしょうね。
    3部作のまだまだ序盤。続編にも引き続き1部の登場人物が出るようなので早速1794読みます!

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    2023年01月08日
  • 1793

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    北欧を席巻した歴史ミステリー3部作とあっては、読まないわけにはいけません。4部構成。1部から3部までそれぞれ主人公が変わり、また各部の繋がりがまったくわからず、これは短編集かと思わされてしまいます。それもそのはず。目次をよく見ると秋から始まり、夏、春と遡っています。そして最後に、最初の秋の次の冬が来るという構成。1部では、手足が切り取られた死体が発見。2部では犯人が手足を切り取る様子が。3部は無実の罪を着せられた少女の刑務所からの脱出劇。残酷な場面もありますが、各部ともスリリングで、すっごく面白かった。最後のいわゆる解決編の第4部も、最後の最後まで楽しめる内容でした!

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    2022年11月27日
  • 1794

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    とりあえず、感想を一言で言うなら
    「早く1795翻訳出版してください」
    三部作ラストが読みたくてたまらないからである。
    今作において、隻腕の引っ立て屋カルデルと、不屈の女性アンナが健在なのは嬉しい。
    アンナには、また、驚くべき事態が次々降り掛かってくるのだが、その全てを乗り越えていく姿は、これだけでも1つの作品にしちゃっていいんではないかと思うほどだ。
    せーシルが前作で病死してしまい、どうなるのかと思っていた。
    実は生きてましたーというのが望ましいと思っていたのだが、やはり亡くなっていたらしく、弟のエーミルが登場し新たな相棒となる。
    しかし、この弟は、兄とは違う病を抱えている。
    彼らが調査する

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    2022年09月12日
  • 1795

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    四肢を切断され、舌を抜かれ、目を潰されながらも、数週間は生かされたと思われる死体が沼地で発見される。引き上げた風紀取締官のジャン・ミッケル・カルデルと、警察の臨時探偵を任されている法律家のセーシル・ヴィンゲが、即席のタッグを組み犯人探しに乗り出すが…。鍵となるのは、遺骸を包んでいた高価な布地。果たして二人は真相に辿り着くことができるのか。

    舞台はそれぞれの作品の題名通り、国王グスタフ三世暗殺直後の混迷期のストックホルム。当たり前だが検死技術もDNA鑑定もない時代、且つ犯人と思われる人物は貴族で、無尽蔵の財力、そして事件を揉み消す権力もあるだろう。そんな無理ゲーには、ただひたすら足と頭を使い立

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    2023年03月05日