デイヴィッドパトリカラコスのレビュー一覧

  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    まぁ難しいですよね。でも、現代の”情報”の在り方を考えるうえでは、とても参考になります。
    ロシア・ウクライナ紛争は、あまりに唐突に起こったように見えていて、動機も経過も全然判らなかったのですが、本書を読んで、少し理解できました。
    個人的な興味のレベルで流されるフェイク、国家レベルで量産されるフェイク、、、世の中のほとんどのコンテンツはフェイクじゃないかと思うほど、”正しい”情報を得ることは難しくなっています。そんなことも意識しながら現在を生きるしかないのだと、改めて確認しました。

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    2025年07月03日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

    Posted by ブクログ

    法律変わって、ネットの情報を安易に信じて拡散するとあっさり訴えられる時代になりましたね。
    イーロン・マスクのお陰でtwitterの環境が変わってからこの本読みましたが、テロリスト・カルト信者・反政府主義者なんかは、多分この環境にも適応して信者増やそうとするのかなぁとうんざりした気分になりました。
    自分だけは騙されないと考えないで用心しなきゃね。

    追記
    一般社団法人colaboの不正会計問題でホモ・デジタリウスな動きをする人が出てきてますね。

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    2022年11月17日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    しばらく積読になっていたものを自分の休暇というタイミングで手に取り、その途中でロシアがウクライナに侵攻してしまった。なんとなく感じていたSNSの影響力、それが戦争で果たす役割についてガツンと事例で殴られながら思い知らされる感覚であった。

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    2022年03月03日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    新しい戦争の正体、それは140字で語られる戦地の個人の叫びに呼応してできる見過ごせない「うねり」。冷徹な政治判断や戦地での作戦が、多くの人の感情的な「いいね」やリツイートによって曝かれるだけでなく、そもそも戦争の作戦として利用されている現実を知らずに、今の世界や平和について語ることはできないと感じた。

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    2020年08月10日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    本書はソーシャルメディアにより各種紛争がどのように変化していったのかを詳細なインタビューや取材からあぶり出している。
    本書で焦点とされたのは
      ・ガザ地区でのイスラエルとハマスとの紛争
      ・クリミア併合におけるロシアとウクライナの紛争
      ・マレーシア航空17便撃墜事件の真相
      ・IS(イスラム国)の紛争
      ・テロとの戦い―ISとアメリカによるサイバー空間でのせめぎ合い
    などだ。
    現代の戦争はどのナラティブ(物語)が国際的な世論や人々の共感を得ることができるかが最も重要となっている。そのナラティブを発信する最も重要な武器がソーシャルメディアだ。
    例えば、イスラエル軍によるガザ地区への空

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    2019年07月29日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    ガザの少女とイスラエル軍のように章を変えながらそれぞれのナラティブ(語り)を追っていく構成が、一方的なプロパガンダとしての見方とは一線を画し、「ナラティブの戦争、戦争のナラティブ」としての視点を明確にする。
    あと、bellingcat は検証作業上有益。

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    2019年06月19日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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     SNSを利用したソーシャルメディアの躍進により、戦争は強力な兵器だけでなく、「言葉」と「ナラティブ(語り)」でも戦う時代に突入した。
     そしてその担い手は、国家や既存メディアだけでなく、団体や個人もまたそうなっていく――。
     SNS時代の戦争とジャーナリズムを抉る、渾身のレポート。
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     SNSは個人の情報発信力を伸ばし、良い意味でも悪い意味でも、国家や既存メディアのそれに負けない、または彼らもまたそれを利用せざるを得ない状況を作った。
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    2024年12月29日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    戦争でそれぞれ当自国が正当化するために、個人がSNSでそれぞれ宣伝していくかの事例である。
     イスラエルとパレスチナ自治区、ロシアとウクライナまではよかったがISについてはSNSとあまり関係ない勧誘の事件まで入っていた。
     どれかひとつ、例えば、ロシアとウクライナについてだけの話でも十分に1冊の本になるであろう。

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    2022年07月29日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    ロシアのやってることはずっと変わっていないんだな、と思いました。
    逆に今、行われているウクライナの戦争を考えると生き急いでる感じがしてなんで?と思う。

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    2022年07月16日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    戦争や紛争は今やSNS抜きには語れない。
    ただしそこには嘘の情報や、誤った情報、そして一面的な情報に溢れていて、事実を見極めるのが困難になってきている。
    虚偽のデータを流すアカウントは削除されるようになってきているようだが、完全には無くせないだろう。アメリカ以外のSNSでは削除もされないだろう。
    アクセス数を稼ぐためだけに派手な情報を垂れ流す輩も数多くおり、ますます事実を見極めるのが難しい。
    今こそこの時代に適応した、ジャーナリズムに則ったメディアが必要である。

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    2019年11月20日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    ソーシャル・ネットワークが変えた世界で、直接現地(ガザ地区からシベリアまで)に出向き、対象者と向き合って話を聴くというアナログな取材で得られた真実の重さ。これが本書の強みである。武力とは異なる“ナラティブ(語り)”の応酬が21世紀の戦争の姿であり、著者が“ホモ・デジタリス”と呼ぶ人々(デジタル・ネイティブ?)がどのように関与しているか、非常に興味深く読んだ。なかでも、マレーシア航空機がウクライナ上空で撃墜された事件を調べる“安楽椅子探偵”のような仕事にビックリ!

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    2019年08月31日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    家の近くで空爆が今でも続いているようです。
    フェイクニュースをつくる者、それから守る者達の戦いを描いている。

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    2019年08月23日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    Twitterでは感情を揺さぶるツイートが拡散されていき、それで大衆を味方につけて戦争を有利に働かせるという内容。
    Twitterは善意も悪意も増幅されやすく、世の中には悪意の方が多い。

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    2019年07月05日