吹井賢のレビュー一覧

  • ソーシャルワーカー・二ノ瀬丞の報告書

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    ソーシャルワーカーの仕事の主人公は社会協議会の困りごと相談です。ソーシャルワーカーは困りごと相談を他の人には守秘義務があり、相談に現れる人たちの状況を汲んで相談や困りごとを聞く仕事で若い作者の方の文面なので一人称の分なので読む人に語りかけているので。素晴らしい作者でソーシャルワーカーを題材にした文庫本なのでもっと色々な人達に読んで欲しいです。

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    2025年06月17日
  • 犯罪社会学者・椥辻霖雨の憂鬱2 十年の孤独

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     読んでいる最中、椥辻霖雨が先生なら、あるいは社会学が楽しく感じれたのかもしれない、と何度も思った。
     犯罪社会学を専門とする大学準教授の椥辻霖雨の講義場面から始まる各章に、退屈さは微塵もない。
    このシリーズが好きで自ら読んでいるから、という贔屓抜きにしても引きこまれる要素がある。
     今作は罪を犯すことと裁くこと、償うということの違いが主題に置かれている。
    「犯したから裁かれ償う」と「裁かれたから犯した」、「償ったから犯した」は別物ということをだ。
    安易に「冤罪」という単語が想起されたが、読み進めると似ているが違うのではないかと考えを改めた。
     確定した罪は覆ることはなく、償った年月も戻ること

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    2021年12月25日
  • 破滅の刑死者2 内閣情報調査室CIRO-S第四班

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    良かった、二巻になっても主人公は破綻していた!
    今回の黒幕も良い壊れっぷりで、次の出番も待ち遠しいですね。

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    2020年05月19日
  • 破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

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    ネタバレ

    キャラクター造形はライトノベルテイストですし、特殊能力も出てきますが、それが何か、そしてそれをどう逆手に取って相手を倒すか、その辺りの駆け引きや推理まで楽しめる物語でした。
    命を賭けた手に汗握る攻防戦。
    彼が勝つのだろうなと分かっていても嫌な汗をかきました。
    不利な状況から逆転、また相手に逆転されて、また逆転……と優位な立場が二転三転するのもいい。
    何より彼の特殊能力とそれに対する代償を知った時の驚きと納得としてやられた感は本当に凄かった。
    全体通しての大いなる伏線。
    これは二度読みしたくなる展開。
    最後の最後にあの種明かしは本当にずるかった。
    思っていることを上手く表現できないのがもどかしい

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    2019年06月11日
  • ソーシャルワーカー・二ノ瀬丞の報告書

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    ネタバレ

    よく調べて書かれていると思います。
    自分の仕事と照らし合わせてイメージ詞ながら読みました。
    多感な世代との交流が印象に残りました。

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    2024年06月09日
  • 犯罪社会学者・椥辻霖雨の憂鬱2 十年の孤独

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    10年前の事件を再調査し、一つの真実に迫っていく話。
    過去はやり直せない、というのを仕切りに強調していることで、10年の月日の重さを感じました。

    加害者家族として「隠された被害者」とされた娘や世間の容赦ないバッシングなど、痛ましいです。

    『人の不完全さを許容して、より良い社会とは何かを考える道を選んだ人間』霖雨のような考えが広まればと思います。

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    2022年09月14日
  • 破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

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    自分の命を懸けるような賭け、行動を取らないでいられないという異能力者・戻橋トウヤが主人公の、国際陰謀物語、うーん、アクション?内閣情報調査室の特殊捜査部門の生真面目な捜査官・双ヶ岡珠子とトウヤが組んで、謎の魔眼集団に挑むのだが、自分の命を軽々と晒しながら、相手を嵌めていくのがお見事。最後にどんでん返しがある。

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    2022年06月06日
  • 破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

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    異能力者対異能力者の壮絶な闘い。
    果たして、裏の裏の、その裏とは?
    最初から騙されましたね。

    三流私大の大学生・戻橋トウヤ。
    そして、内閣情報調査室に設置された特務捜査部門・通称CIRO-S(サイロス)に配属された新米捜査官・ならびがおか珠子。

    トウヤの秘めた異能力とは?
    壮絶な闘いがはじまる。最後に勝つのは誰か?

    そして、仲間と信じていたある人物の本当の顔とは?
    これは、想像出来ませんでした。

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    2022年04月23日
  • 犯罪社会学者・椥辻霖雨の憂鬱

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    霖雨と姫子の不器用な感じがもどかしくも微笑ましい。2人ともトラウマを抱え、姫子は死者が見えるという設定。

    毎回、社会学の講義から入り、とても興味深かったです。霖雨の独特な思考回路もよかったです。

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    2021年09月06日
  • 犯罪社会学者・椥辻霖雨の憂鬱

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    社会問題でもある自殺について考えさせられる
    本だった。
    主人公である椥辻霖雨と椥辻姫子の不器用さが
    描かれていて、難しいところもあったが
    もし続きがあるなら読んでみたいと思う。

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    2021年03月28日
  • 破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

    購入済み

    主人公が個性的

    傍目にはつかみどころのない主人公、戻橋トウヤが魅力的で、狂気とも言える命知らずっぷりから巻き起こるスリリングな展開も面白く、大変楽しませてもらいました。

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    2019年11月26日
  • 破滅の刑死者2 内閣情報調査室CIRO-S第四班

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    ネタバレ

    作中でも言われてたけど、今回は完全に敵地、アウェーでの知略合戦。
    主人公たちが迎え撃つ側ではなく乗り込んでいく側だから、前回とはまた違う戦い方でゾクゾクしました。
    事前に罠を仕掛けることができないですからね。
    難易度は上がったように思います。
    実行犯の登場と彼との対決が意外に呆気なくて(いや命的には十分危険でしたし、彼女の目覚めにも繋がったけど、ページ数的にも短めだった気がする)操っていた側の存在が凄すぎたせいか、ちょっと霞みましたね、彼の存在。
    今後キーパーソンになりそうな新キャラが色々登場して、そちらの方が濃かったせいでしょうか。
    味方側でも敵側でも油断ならないので始末に悪い。
    敵の敵は味

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    2019年11月11日
  • ソーシャルワーカー・二ノ瀬丞の報告書

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    社協やソーシャルワーカーを題材にしたライト文芸は珍しいのでは。
    リアリティがきちんとあり丁寧に描かれていて、著者の方がよく調べて練られていることが伝わってきた。

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    2025年10月24日
  • 破滅の刑死者2 内閣情報調査室CIRO-S第四班

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    結論から言うと二巻からは苦行になります
    ASMRを丁寧に引っ張ってたのにどこいった?
    尻すぼみでモヤっとした
    トウヤの珠ちゃんに対する絡み方がセクハラおじさんでキモい
    「ねぇ珠ちゃん」「その呼び方やめなさい」
    このゴミみたいなやり取りもうええて

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    2025年05月13日
  • 破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

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    テンポ良くて読みやすかった
    軽口を叩くチャラ男っぽいキャラなんだが、言葉のチョイスがセクハラおじさんで「チャラい」よりも「キモい」
    トウヤの狂人感が薄い、珠子の正義感も薄っぺらい

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    2025年05月13日
  • 破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

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    異能者VSもの。
    能力の使用にリスクがあり、バトルを成立させている。ちょうど良いボリュームで楽しく読むことができた。
    キャラの掘り下げに濃淡があるのと、行動背景が読み取れない部分があり続編に期待。

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    2025年05月05日
  • 犯罪社会学者・椥辻霖雨の憂鬱

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    霖雨のmbtiは絶対INTJ。高学歴とかではないが自分もINTJなんで共感できるところが多過ぎる。人が何を考えてるかとかはわかると思うが共感は殆どしない。理解したとしても100%同じ感情になることはありえないし結局は他人。

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    2025年02月02日
  • 破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

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    ある怪事件と共に消えた国家機密ファイル。唯一の手掛かりは、事件当時現場で目撃された一人の男子大学生・戻橋トウヤ。
    内閣情報調査室に極秘裏に設置された、”普通ではありえない事件”を扱う「特務捜査」部門、通称CIRO-Sに配属された新人捜査官・珠子は、トウヤの協力を得て、予想もしないようなやり方で事件の核心に迫っていく。


    事件の目撃者である男子大学生と共に、異能力を使う犯罪者に迫っていくサスペンス・ミステリ小説です。
    正義感の強い新人捜査員と、どこか破滅主義的な男子大学生のバディもの。2人の関係は、大学生と捜査官と考えると立場が逆転しているようにも思えますが、振り回される珠子がかわいいです。罵

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    2024年03月14日
  • 破滅の刑死者4 特務捜査CIRO-S 真昼の夢

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    豪華客船から脱出した、その後。

    あれ? な始まりと、相棒。
    一体どういう事なのか、と思いつつ読み進めれば
    さらにわけがわからない状態に。
    彼女に何が起こったのか。
    どういう事なのか、と読み進めてみてもさっぱりで
    違う話を読んでいる感覚に。

    結局、どういう事かは分かるのですが
    何故、そんな勘違いを…w
    まぁ色々都合がよろしかったやもしれませんが
    それで一体どういう事? な状態で終了。
    続き、するんですか??

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    2023年06月09日
  • 破滅の刑死者3 特務捜査CIRO-S 死線の到達点

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    今回は、船上。

    船上でオークションという、よくあるような展開ですが
    金額上限が決まっている、という台詞に
    微妙なリアルがw

    今回も、勝手行動に憤慨している女性ですが
    こっちもまたピンチ。
    そのピンチに陥る前に、ちょっと行動考えて、と
    思わなくもないですが。
    動く人がいなければどうにもならないので
    話を動かそう、と思ったら当然なのですが。
    結果的に、な話にもなっていましたし
    終わり良ければ総て良し?

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    2023年05月12日