チェーザレ・パヴェーゼのレビュー一覧

  • パヴェーゼ文学集成 6 詩文集 詩と神話

    Posted by ブクログ

    2009年刊、『パヴェーゼ文学集成』の6、詩集と詩論を収める。
    チェーザレ・パヴェーゼ(1908-50)。詩集『働き疲れて』は22歳から32歳にかけて書いた詩、72篇からなる。
    「南の海」「風景Ⅰ」「大山羊神」「デオーラの思い」「時は流れて」「アトランティック・オイル」……乾いた文章。抒情的で、かつ叙事的。一篇一篇が物語のようにも読める。この詩作以降に書かれるパヴェーゼの小説の原型がそちこちにある。
    詩集名、働き疲れて、Lavorare stanca、音の響きが堪らない。

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    2025年12月16日