上川あやのレビュー一覧

  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    長らく読みたい本リストに入っていながらそこに安定してしまっていた一冊。読めばいい本であることがわかっていたからかな。そしてそのとおり、さわやかな、勇気がわいてくるようないい本だった。
    上川あやさん。彼女が世田谷区議選に出ると報道され話題になった頃は、ちょっとした衝撃だった。自分も彼女のような性同一性障害の人の気持ちをそれなりにわかるつもりでいたから。この本では、そんな彼女が勇気をふりしぼっておそるおそる選挙活動を始めた頃のことから始まる。そしていったん時間が巻き戻って、子どもの頃からのことが書かれる。
    大学くらいまでの彼女の環境がけっこう恵まれていたのだなと思った。男の子と見なされることに違和

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    2023年12月02日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    幼い頃から自分の身体に違和感をもっていた著者は、二七歳のとき「男性」として生きることをやめ、やがて「女性」として暮らすようになった。
    今、さまざまな困難を抱える人々の声を聴き、見過ごされがちな問題を可視化するために発言をつづける。
    誰もが自分らしくのびやかに暮らせる「寛容な社会」を創るための熱いメッセージ。 孤立を恐れず声を上げて、主張する勇気と手段を与えてくれる本です。

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    2022年12月23日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    ジェンダーの問題でなくても、弱い立場の人に寄り添い続けるという姿勢がかっこいい上川さん。政治に対する考え方が参考になった。
    トランスジェンダーの当事者として自分のことだけでもたくさん困難があったのに、さらに政治家になって社会を変えたい、自分以外の人のためにも働きたいと思えたところをとても尊敬する。

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    2021年01月06日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    世田谷区議として活躍しておられる上川さんが性同一性障害と向き合い、乗り越えていかれた半生。
    セクシャルマイノリティーだけではなく、様々な問題に真摯に取り組まれていらっしゃる様子が詳細に書かれていました。
    とても素晴らしい議員さんだなと感じた1冊です。

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    2013年09月21日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    2003年、世田谷区議会議員選挙に出馬し、当選した上川あやさん。
    生まれたときから自分の性に違和感を感じていました。
    「性同一性障害」の自覚を持つまで、自分を肯定することができず、悩み苦しみます。

     親、兄弟、学校の友達……。本当に大切な人たちだから、本当の私を知ってほしい。でも、大切な人だからこそ、口にはできなかった。
     もし一番大切な人から否定されてしまったら、自分の居場所はどこにもなくなる。そのことが、心の底から恐ろしかった。

     自分で自分のことがわからない。苦しくてたまらないのに、自分で手に入れられる情報は限られていた。男性に生まれて男性に惹かれる私は、同性愛者なのかな? と思い、

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    2010年09月29日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    性同一性障害を公表して世田谷区議会議員に当選した上川あやさんの著。自身の生い立ちや、行動への葛藤など人間として共感できるものがたくさんある。『声を上げないことは存在しないことと等しい』という現実を見つめて行動する著者の勇気に拍手。

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    2010年06月20日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    カムアウトしたり活動したりする人は、「強い人」で「すごい人」なんだと思ってた。
    だけど、なんだ、やっぱり怖いんじゃん。
    それでも、闘ってくれてるんじゃん。
    そんな当たり前のことを、改めて思い知る。

    自分以外のマイノリティも視野に入れて考えられる人にこそ政治家になってほしい。
    セクマイの中に当然のようにAセクを含めてくれていることが嬉しかった。

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    2011年04月11日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    ただGIDについて書くのではなく、マイノリティの実存と、法や行政を変えていくための実際的な手段や権利が示されている。議員という立場に即した書き方で良いと感じる

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    2013年06月15日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    授業のレポートの参考文献として読んだ本。

    どこかで見た名前だなと思ったら過去の授業で性同一性障害を扱ったときに紹介されていたんだわ。
    二年ぶりに再会というわけでした。

    最初の方はエッセイみたいだなと思って新書という形をとらなくてもよかったのでは?と思った。
    政治家なのは知ってたけど政治家になる人でも「政治に興味がなかった」なんて意外な一面にびっくりした。

    学生時代の葛藤に切なくなりました。体の性と心の性が違うのは想像以上に大変なことと思います。
    今回のレポート提出のためにいくつか論文も読んだけれど、それらとあわせて考えることによりいかに自分が無知だったかを知りました。
    本当に私は知らなか

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    2013年06月12日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    世田谷区議・上川あや氏が
    性同一性障害を公表して議員になるまでの半生記。
    当事者にしかわからない繊細で複雑な心の動きが綴られている。
    区議になってからの仕事にも触れられていて、
    老人や幼児、外国人など、社会的弱者に優しい街を作ろう!
    という意気込みと、その成果が素晴らしいと思った。
    世田谷区内での街頭演説中、たまたま傍を通りかかったことがあるが、
    スレンダーな美白麗人だったなぁ♡

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    2018年02月20日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    彼女がなぜ区議として信頼を得ているか、よく分かる本。

    性同一性障害というマイノリティの立場であるからこそ、持ち込まれた問題だけを解決するのでなく、自ら問題に出向いていく姿勢が清々しい。

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    2012年04月26日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    ≪目次≫
    第1章 「私の戸籍は男性です」-政治家になった
    第2章 私は誰?-性を見つめて
    第3章 性を移行するー居場所を探して
    第4章 性別変更に道を拓くー「性同一性障害特例法」の成立をめぐって
    第5章 ちいさな声、声にならない声ー当事者のニーズを掘り起こす
    第6章 沈黙から発言へー「変える」方法
    第7章 「フツウ」って何だろうー寛容な社会とは

    ≪内容≫
    性同一性障害だった著者が、カミングアウトし、さらには世田谷区議になった。その過程とそこから見えてきた他の社会的弱者へのアプローチを綴ったもの。
    非常に優しい目線で描かれた本だと思う。中には議会に関する、役所に対する批判も見えるが、そこにもい

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    2012年02月24日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    前回早稲田に来てくれた人の本。日本に隠さ虐げられている様々なマイノリティーについて書いてあって胸が熱くなった。

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    2011年01月03日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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    最近の医療技術ってすごい……。「女になりたいのではなく、私らしくありたい」というのがジーン。少数派と言われていた人たちが意外にたくさんいると知って驚いた。

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    2010年02月23日
  • 変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から

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     こんど、話を聞く機会があるので買いました。

     日本には、マイノリティの意見・考えを代弁する
    議員・政治家は少ないなあ と思いました。

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    2009年10月04日