杉山直樹のレビュー一覧

  • ベルクソンの哲学 生成する実在の肯定

    Posted by ブクログ

    僕自身が抱えてる疑問とベルクソンの疑問がたぶんかなり近く共感できる部分も気付かされる部分も多かったおかげで、おそらく本来の難易度より楽に読めたと思う。1〜3章は割と順調で4章で急に共感できなくなったのだけれど、解説パートがちょうどそのもやもやに対応する内容だったのですっきり。総じて大満足でした。

    0
    2025年03月25日
  • 物質と記憶

    Posted by ブクログ

    現在のところ最新の翻訳で、最良のものだと思う。昔のベルクソンの翻訳は主に仏文学者がやっていたことが多く、そのせいか良質の仏文学を読んでいるような感覚があったのだが、最近の(主に哲学者による)翻訳ではその香りがなくさみしく感じていたところだった。ところがこの本にはその感覚があり、やはりそれはもともとベルクソンが持っているものだったのだと改めて思った。
    解説も内容の的確な要約など適切。ちなみに、p.377に「最近の「純粋想起」という翻訳は(略)致命的」とあるが、それはちくま学芸文庫の合田正人訳と白水社の新訳全集の竹内信夫訳の二つを指している。
    最近のものとしては岩波文庫の熊野純彦訳もあるが、こちら

    0
    2020年06月04日
  • 物質と記憶

    Posted by ブクログ

    物質と記憶アンリベルクソン 講談社
    言わんとすることはわかる気がするが
    読んで楽しい内容ではない
    惹きつけられることが無いので面白味もない

    0
    2025年05月31日