高野真吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現在のIRについて知りたかったので読んでみた。
タイトルからIR反対派意見の主張かと思った。しかし、一方的に悪いと書くわけではなく、情報を集めて整理し、考える素材を用意してくれていた。
まず知らなければ意見をもつこともない。
プラスの影響、マイナスの影響、
どちらも知っておくには良い本だと思う。
おわりに に書かれていた「丁寧な議論」について。
異なる意見を戦わせる対話は
己の意見を省みる材料になる。
ふだん異論に接するよりも、
心地の良い情報が流れてきやすいからこそ、
決めつけずに知ろうとすること。
どちらにも真摯に耳を傾けること。
そしてIRから発生する影響(インパクト)を、
どう捉えるのか、考えてみようと思えた。 -
Posted by ブクログ
モカさん本人が書いておらず、記者が書いている。記者の冗長な文書が時々ありこれはいらないなと思う文章はあった。
当時の日記やマンガにかなりのリアルさがある。漫画は陰を描いている部分がリアルすぎる。
発想が良く面白い考えを持つ人がいるんだなというのを強く感じた。
この本の好みが分かれる理由は記者の文章の好みや関係者へのインタビュー形式だろう。
ただし、この記者の余暇活動の中で生まれた本書がなければモカさんを知ることはなかった。もともとモカさんのファンからみたら、もっとモカさん自身が書いた文章に触れたかっただろうと思う。ただ、わたしのようにLGBTにも性にも新宿2丁目にも特に関心がないわたしが知れたのは良かった。
最後の方は相談者へ話していることや相談事例と回答例が書かれている。この内容はいいことを書いてはいるが、モカさんに特化した話ではないなと感じる。 -
Posted by ブクログ
シーラカンスについて、その発見から生態、
過去の日本シーラカンス学術調査隊、
日本にある剥製と冷凍標本と保存している水族館など、
更に街に見られる像やスイーツなど、シーラカンス満載の本。
・口絵 最新版シーラカンス図説解説 地球史年表
シーラカンス探査年表 地図 深海の基礎知識
・はじめに
第1章 南アでの奇跡の発見 第2章 謎に満ちたその生態とは
第3章 沼津に鎮座する「冷凍」2体の正体
第4章 昭和の学術調査隊を追う
第5章 世界のオタクたちの情熱 第6章 愛されて街へ
おもな参考文献一覧有り。
・おわりに
SPECIAL GUIDE BOOK
シーラカンスに会いに行くための僕的ガイド
特別編:シーラカンスをもっと知るための
沼津港深海水族館ガイド
1938年からの発見と研究の歴史。
古生代デボン紀に出現、
ベルヌ紀の地層から出たシーラカンス目。
それが何故現代にまで生き残ったのか?
その身体の内外の機能と、明らかになっていった生態。
そして進化しない進化とは?
沼津港深海水族館に5体(剥製3体と冷凍2体)がある理由と、
シーラカンス学術調査隊の存在と活動については、
初めてシーラカンスが獲れた瞬間の話など。
国際シーラカンスシンポジウムとアクアマリンふくしま。
更に、様々な街にいる像、関西万博のスタンプ、スイーツも。
シーラカンスの魅力を様々な視点で紹介している。
沼津港深海水族館の剥製と冷凍標本からの学術調査隊の活動、
アクアマリンふくしまの取り組みなどの取材は興味深く、
実際に行ってみたい好奇心を刺激しました。
だけど、文章が僕的要素バリバリなので、
なんか違う方向に行きそうになったりして、
ちょい乱雑気味になり、知りたい内容が尻切れトンボな
感じになってしまうのが、残念。 -
Posted by ブクログ
シーラカンスについて、発見の歴史や生態、日本での標本保存や調査隊の活動など気になるトピックを親しみやすい文体で幅広く紹介。
数年前に沼津港深海水族館でシーラカンスの冷凍標本や剥製を見たことがあったため、その時の記憶と重ねながら興味深く読み進められた。
著者は元新聞記者のジャーナリストで、学生時代には豊富なダイビング経験を持つ。本書では、昭和時代にシーラカンスの生息地の一つであるコモロ諸島で現地調査を行った「日本シーラカンス学術調査隊」のメンバーを探し出して取材を試みる過程も描かれている。忘れられた一つの歴史を掘り起こしていく取材記としても面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレすらすら読んだ。内容は個人的には面白かった。
確かにライターの高野さんが中立性に欠けるので、痛そうな描写があるものの、自殺企図を美化しているように読めないか懸念もわく。
無償で死にたい人の相談に乗り続けるのは通常困難だと思うが、多くの人は「モカさんだから」という理由で相談する=ラポールができやすいのだと思うので、民間団体の相談事業とは違って、明確な助言や一回の相談でポジティブに向かわせる方法でもうまくいきやすいのかなと思った。
あと会話の中で「自殺を体験させる」ような手法は経験者にしかできないので、これには驚いた。一見危険に思えるが、相談者にはカタルシスになるのだろうか。ライターさんの批判的な考察も読みたい。
あとがきの、「取材者がまともだから重たいテーマを扱える」という話には共感できた。 -
Posted by ブクログ
「死にたくなった」人の特効薬になる本を探して購入。
さすがに、自殺を経験した当人が語る言葉には重みが感じられた。
著者はどうやら、生きるのに一生懸命過ぎて心を壊してしまったようだ。
書中の参考になった箇所を抜粋してまとめた。
・マズローの欲求5段階説:欲求には優先度がある。生理的欲求>安全欲求>社会的欲求>尊厳欲求>自己実現欲求
これは、精神科医樺沢紫苑が『ストレスフリー超大全』で取り上げている。
・「貢献」を生きる核にする。
人のつながりはオキシトシン幸福を提供してくれる。アドラー心理学でいう、共同体感覚であり、キリスト教の隣人愛でもある。人に貢献することが、人生を喜びの多いものにしてくれることは間違いないと思った。
・年収600万ぐらいを超えたあたりから、幸福感が増すわけでもなかった。
経済的な豊かさと幸福度は相関しないというのは、ユヴァル・ノア・ハラリの書でも書かれていることであり、納得である。
・人生は「暇つぶし」の連続
「生きる意味がない」と思ったら、やりたいことリストを作り、一個ずつ潰していく。
・「悩みの方程式」
悩みの根源となる原因は大きく3段階に分かれるというものであり下に記す。
「絶望」…生きる目的を失い、絶望的な状況に追い込まれた段階。
「不安」…絶望よりは追い込まれておらず、希望はあるが、それが叶えられるか分からない段階。
「迷い」…自身もあり、希望も夢もあるが、自分のエネルギーの使い方が分からない段階。
なるほど、自分が陥った段階は、絶望と不安の境目だと分かった。その対処法とは、希望を与えることらしい。具体的には、転職、夢を追いかける、自分を苦しませる原因を知り、それを解く、そしてポジティブ思考ということだ。
・メンタルを強くする14カ条
「悩みの方適式」で自己分析をしたあとに、実践すべきことが14個挙げられている。
どれも参考になった。他のメンタル強化本を読んだ後なので、類似の内容も多く見られたが、特に参考になったのは、第14条「相手の気持ちを考える」だ。職場で理不尽なことを言われたとき、イラッとして終わらせるのではなく、相手の立場、そして気持ちを考えることで相手がそうするに至った状況を理解し、「仕方ない」と考えることである。
最後に、著者は悩み苦しんでいる人を応援する活動をしており、その活動の成功の秘訣は、親身に話を聞く、肯定するということに尽きるのではないだろうか。