ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
東京・新宿でバーの経営や人気イベントを手がけ、経営者や漫画家として活躍していたモカさんは、鬱病を悪化させ、29歳の時、マンションの屋上から飛び降りた。奇跡的に生還後は、社会への「貢献」を意識し、600人以上の「生きづらさ」を抱える人に無償でお悩み相談をしている。デザイナー、プログラマー、元男性のトランスジェンダーでもある彼女の多才かつ献身的な活動を、取材する記者がまとめる。本人の描き下ろし漫画も。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
モカさん本人が書いておらず、記者が書いている。記者の冗長な文書が時々ありこれはいらないなと思う文章はあった。 当時の日記やマンガにかなりのリアルさがある。漫画は陰を描いている部分がリアルすぎる。 発想が良く面白い考えを持つ人がいるんだなというのを強く感じた。 この本の好みが分かれる理由は記者の文...続きを読む章の好みや関係者へのインタビュー形式だろう。 ただし、この記者の余暇活動の中で生まれた本書がなければモカさんを知ることはなかった。もともとモカさんのファンからみたら、もっとモカさん自身が書いた文章に触れたかっただろうと思う。ただ、わたしのようにLGBTにも性にも新宿2丁目にも特に関心がないわたしが知れたのは良かった。 最後の方は相談者へ話していることや相談事例と回答例が書かれている。この内容はいいことを書いてはいるが、モカさんに特化した話ではないなと感じる。
記者のエッセーと主要人物(モカ)の漫画が両方入っています。モカの今までの人生と現在の活動が描かれています。書かれている文章はちょっと硬いですが、内容は興味深いです。
タイトルの通り、12階から飛び降りて一度死んだモカさんが、その後、人の相談にのって生きていることを記した本。 モカさんの語る言葉が、とてもフラットで、この人の目に映る世界ってどんなものなのだろうと思ってしまう。 まったくの興味本位でモカさんに会いたくなる。
モカさんの事は何も知らずに手に取ったけれど、共感した。 死にたい、というより、愛されたいとか満たされていない、というより、消えてしまいたい…。 死んだはずが生きている、その自分。元々の色々。それからの色々。
「死にたくなった」人の特効薬になる本を探して購入。 さすがに、自殺を経験した当人が語る言葉には重みが感じられた。 著者はどうやら、生きるのに一生懸命過ぎて心を壊してしまったようだ。 書中の参考になった箇所を抜粋してまとめた。 ・マズローの欲求5段階説:欲求には優先度がある。生理的欲求>安全欲...続きを読む求>社会的欲求>尊厳欲求>自己実現欲求 これは、精神科医樺沢紫苑が『ストレスフリー超大全』で取り上げている。 ・「貢献」を生きる核にする。 人のつながりはオキシトシン幸福を提供してくれる。アドラー心理学でいう、共同体感覚であり、キリスト教の隣人愛でもある。人に貢献することが、人生を喜びの多いものにしてくれることは間違いないと思った。 ・年収600万ぐらいを超えたあたりから、幸福感が増すわけでもなかった。 経済的な豊かさと幸福度は相関しないというのは、ユヴァル・ノア・ハラリの書でも書かれていることであり、納得である。 ・人生は「暇つぶし」の連続 「生きる意味がない」と思ったら、やりたいことリストを作り、一個ずつ潰していく。 ・「悩みの方程式」 悩みの根源となる原因は大きく3段階に分かれるというものであり下に記す。 「絶望」…生きる目的を失い、絶望的な状況に追い込まれた段階。 「不安」…絶望よりは追い込まれておらず、希望はあるが、それが叶えられるか分からない段階。 「迷い」…自身もあり、希望も夢もあるが、自分のエネルギーの使い方が分からない段階。 なるほど、自分が陥った段階は、絶望と不安の境目だと分かった。その対処法とは、希望を与えることらしい。具体的には、転職、夢を追いかける、自分を苦しませる原因を知り、それを解く、そしてポジティブ思考ということだ。 ・メンタルを強くする14カ条 「悩みの方適式」で自己分析をしたあとに、実践すべきことが14個挙げられている。 どれも参考になった。他のメンタル強化本を読んだ後なので、類似の内容も多く見られたが、特に参考になったのは、第14条「相手の気持ちを考える」だ。職場で理不尽なことを言われたとき、イラッとして終わらせるのではなく、相手の立場、そして気持ちを考えることで相手がそうするに至った状況を理解し、「仕方ない」と考えることである。 最後に、著者は悩み苦しんでいる人を応援する活動をしており、その活動の成功の秘訣は、親身に話を聞く、肯定するということに尽きるのではないだろうか。
すらすら読んだ。内容は個人的には面白かった。 確かにライターの高野さんが中立性に欠けるので、痛そうな描写があるものの、自殺企図を美化しているように読めないか懸念もわく。 無償で死にたい人の相談に乗り続けるのは通常困難だと思うが、多くの人は「モカさんだから」という理由で相談する=ラポールができやすいの...続きを読むだと思うので、民間団体の相談事業とは違って、明確な助言や一回の相談でポジティブに向かわせる方法でもうまくいきやすいのかなと思った。 あと会話の中で「自殺を体験させる」ような手法は経験者にしかできないので、これには驚いた。一見危険に思えるが、相談者にはカタルシスになるのだろうか。ライターさんの批判的な考察も読みたい。 あとがきの、「取材者がまともだから重たいテーマを扱える」という話には共感できた。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと
新刊情報をお知らせします。
モカ
高野真吾
フォロー機能について
「光文社新書」の最新刊一覧へ
「ビジネス・経済」無料一覧へ
「ビジネス・経済」ランキングの一覧へ
カジノ列島ニッポン
デジタルイラストの「線画」描き方事典 CLIP STUDIO PAINT PRO/EXで描く! 線にこだわる作画テクニック93
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと ページトップヘ