奥村聡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私自身が他人から事業を受け継ぐ可能性があったため、事業承継についての知識を得ようと手に取った本のうちの一つ。中小企業の社長に向けて司法書士によって書かれた「会社の手放し方と社長のやめ方のバイブル」。
廃業しても借金が残ることが想定されるようなリアルなケースを想定し、会社の終わらせ方に対する方針や心構えについて触れられている。
会社の終わり方には大きく、相続、承継、倒産、廃業がある。「相続」や「倒産」は、後に残った人に大きなダメージを与える。「承継」は実現にあたり根深い私物化ゆえの問題がハードルになることが多い。よって本書は、まず最も現実的である「廃業」のイメージを明確にした上で、そこから他 -
Posted by ブクログ
バブル経済はいつの事?という時代になりました
その頃にイケイケで小さな会社を建ててそこそこ育てても世代交代の時期に入って後継者が見つからず無くなっていく事は当然のことなのにそんな事考えたこともありませんでした
会社が無くなるという事は取り巻く関係者にも大きく影響します
何より従業員、取引先などその会社がなくなったら少なからず影響します
そしてそんな小さな会社は世の中にたくさんあるんですよね
そんな会社の事業を継承して繋いでいくのは社会的にも意義のある事です
ある意味新しく会社を建てるより取引の面においては楽かもしれません
私もお金があれば買いたいなぁという気持ちになりました -
Posted by ブクログ
ネタバレ大成功ではなく、生き残ることを目的にする。
大きくならずに、組織を小さく保つ。スケールメリットを出せるまで頑張れるか。
もうけではなく、顧客の価値提供を目的にする。
新しいものを追いかけない=リピーター重視。
あえて斜陽産業にとどまる。小さな市場にとどまる。
目の前の利益を最大化しない。
組織を硬直化させないために、人事異動ができなくても席替えする。
やる気を出させる、のではなくやる気を阻害するものを排除する。
仕事ができる人ではなく、全体を考える人を右腕にする。
情に厚いひつようはない。非情になれる。
従業員は会社経営には興味はない。持株会は意味がない。