ミシェル・クエヴァスのレビュー一覧

  • イマジナリーフレンドと

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    想像の中の友達、実は私も小さい頃心の中で話しかけていたりしたなって思いました。これもイマジナリーフレンドだったのかも。今はしていないけど何でも吐き出せるような人がいたら心も軽くなるし、イマジナリーフレンドって傍から見たら戸惑う人もいるだろうけど作っておくと心のよりどころになるんじゃないかなって思いました。

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    2024年08月02日
  • ブラックホールの飼い方

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    小学生向きの夏休みのおすすめの本で紹介されていたので読んだ。
    まず、主人公ステラの聡明さに驚いた。
    11歳でカール・セーガンやアインシュタインの理論を知っていて、ホットサンドとトマトのスープが作れる!すごい。弟との関係はリアル。
    彼女がブラックホールに出会って、なんでも吸い込むラリーと過ごして、自分の心に空いた悲しみに気づいていく。
    バスタブでブラックホールの中を旅して、目印のステラで特異点のドアを開けたシーンは、幻想的。
    と、同時にその特異点のお家のドアは彼女の心の奥底に繋がってるんだろうな。ちょっとうるりときてしまう、素敵な話だった。
    とても良い本なのだけど、表紙の挿絵が金髪のまるで白人の

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    2022年09月04日
  • ブラックホールの飼い方

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    ネタバレ

    面白いと同時に深く考えさせられることが書いてある本だった。

    ブラックホールとの出会いから色々なことを経験する中で、お父さんとの関係、弟やお母さんとの関係、自分のおうちとは何か、自分を形づくってるものは何か、、ということを身をもって知っていく様子が描かれている。

    お父さんとの冗談ばかりのやりとりが、自分にはリアルで(私もいつも家族としょうもないことを言いあって笑ってるから)、だからこそ、そういうやりとりを思い出すステラの悲しみがすごく伝わってきた。同時にそれだけ大きな悲しみをステラがそれを乗り越えていく様子も、丁寧に描かれていて、納得できる展開だった。

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    2021年08月03日
  • イマジナリーフレンドと

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    ネタバレ

    想像上の友達を持ったことはないけれど、想像の世界の中でいつも遊んでいた私。
    風の精とか、妖精とか、魔法使いとかそういうものにあこがれて、一人芝居をしていた記憶が蘇る。

    この本では、想像する「私」が主人公ではなく、想像されている「モノたち」が、主人公。イマジナリーフレンドである自分に気がつかないでいたジャックが、自分の本当の姿にある日気づいてしまうのだ。そして、自分と同じ存在のモノたちから情報を得て、自由を求めて「双子の妹」の元を離れるのだ。

    けれど、それはそんな簡単ではなくて、ジャックは迷いのループに入っていき、そして自分というモノの本質を知っていくのだ。

    物語の最後はきれいに伏線を拾っ

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    2024年06月09日
  • ブラックホールの飼い方

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    前半は、少し退屈だったが(それは、大人になってしまった自分の心のせい?)、テーマの重さに気が付かずに、読み進めてしまった。
    いや、気がついていた。
    ほんとは。

    でも、すっーと心の中に入ってきた。大人だから、読めるのかな。同じ境遇だったら...どうなのかな...

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    2023年08月31日
  • イマジナリーフレンドと

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    フラーのイマジナリーフレンド=空想上の友達ジャック。
    誰にも相手にしてもらえず、嫌われ者だと思っていたジャックが、自分の正体を知ってからの奮闘。
    空想から自由になろうとしたのに、ままならない。
    ジャックのぼやきも、出会う子供たちもユーモラスで、ちょっと笑ってしまう。
    正直言うと、想像とは違ったタイプの話だったのだけど、最後、ああいうふうでよかったと思う。

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    2020年01月09日
  • イマジナリーフレンドと

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    勝手に、小さい頃に見えていたイマジナリーフレンドと決別して成長する話なんだと思っていたら、イマジナリーフレンド目線で衝撃。色んな子供のイマジナリーフレンドをやっていく。ラスト良かった。

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    2025年07月25日
  • ブラックホールの飼い方

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    ブラックホールをペットにした少女とその冒険譚……ではなく、本質は父の死と向き合う本。思い出はブラックホールに食べさせるのではなく、自分の中で消化し向き合うこと。

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    2021年09月20日
  • ブラックホールの飼い方

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    断片的に心に響く箇所はあったけれど、自然に心に入ってくるというより、一生懸命理解しようと努めながらなんとか読み終えた。

    あとがきを読むといい話に思えるので、読解力の問題でしょうか…


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    2021年08月05日
  • イマジナリーフレンドと

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    ネタバレ

    小さな子供が自分のためだけに作り出したイマジナリーフレンド。

    小さな女の子のフラーが作ったイマジナリーフレンドのジャック。

    ジャックはみんなに嫌われていると思っていたけれど、本当は違っていた。
    周囲はジャックのことが単に見えていないだけで、そもそもそこに存在していないのだった。

    自分がイマジナリーフレンドだと知ったジャックは
    存在するということを望み、フラーの元を離れ自分探しの旅に出る。

    時にやんちゃな男の子の相棒となり
    一番毛嫌いしていたダックスフントとなり
    気弱だけど知識と想像力豊かな男の子の相棒になり
    どんなに生まれ変わってもイマジナリーフレンドには代わりない自分の姿を認め
    大人

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    2021年06月11日
  • ブラックホールの飼い方

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    趣旨は十分理解できるんだけど、この手のお話はネタに乗れるか乗れないか、かなあ。ブラックホールをフェアリーテイル的にとらえることが、わたしはちょっとできなかった。たぶん相性の問題。

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    2020年12月20日