宮森千嘉子のレビュー一覧
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ホフステード指数という指標をつい最近知り、それがキッカケで出会った本。
この本は、オランダの社会心理学者へールト・ホフステードさんが書いた本を日本語訳にした訳ではなく、ホフステードさんに指数の意味や考え方等いろいろ教わった日本人2人の共著になっている。
なので、ただ日本語訳されたやつとは違って読みやすい。
この本を読んで、コミュニケーションのトライアル&エラーを繰り返して、成功を見つけていくのが重要だと感じた。
また、国民性をひとつの指標から見ていくのではなく、複数の指標を組み合わせてこそ、その国々の独自の国民性が見えてくるんだということをこの本から学んだ。 -
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『異文化理解力』を読んで、ホフステードの名前は知っていたけど、読むに至らず。
そんなところへこの本を知り、手に取る。
翻訳ではないのもあり、読みやすくかった。
異文化理解力で示された8つの領域と異なるから、このふたつの本のエッセンスを共有するのはちとこんがらがる感じもするけど、だいたい同じことを言っている。
こっちは6つの次元(権力格差、集団主義/個人主義、女性性/男性性、不確実性の回避、短期志向/長期志向、人生の楽しみ方)。
そして、いま一番刺さったのは、「生産性向上に繋がらない社内への気遣いをしている時間はない」という一言。僕の中では、きれいなパワポが典型かな。。。お絵描き下手だから -
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経営学とか、心理学とかのツールのほとんどはアメリカ生まれ。
「人間の種としてのDNAは共通なので、どんな国でも機能する」と主張するツールもなかにはあるのだが、本当だろうか?
「なんだか、アメリカンなツールなんだけど、日本にあわせて調整したほうがいいのだろうか?中途半端な調整はツールの本来のパワーを削いでしまうのではないだろうか?」というのは、よく悩むところ。
この悩みの解決に体系的にアプローチするヒントを与えてくれるのが、ホフステードの6次元モデルで、国ごとの価値観の相違を定量化したもの。
国によって文化や価値観の違いがあって、それが人の考え方や行動に影響を与えるというのは、当たり前の -
Posted by ブクログ
本書のテーマであるCQとは『多様な文化に適応できる能力』と定義されており、グローバル化が加速する今日では、IQとEQと同様に必要とされる能力と定義されております。
書籍ではホフステード博士が提唱した6次元モデルを基に、異文化理解に対する知識を深耕することができます。
6次元モデルでは、国の文化要素を数値化しその社会の傾向値を客観的に見ることができます。抽象度の高い文化という概念を誰もが客観的に比較できる数値に落とす試みはとても斬新です。
正直、私の経験からの思う推測値と若干ズレがあります。本書が指摘するように、この数値はあくまで国という社会における文化の価値観の違いであって、個別の人間の -
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ネタバレCQ 文化の知能指数
ホフステード6次元モデル 日本/アメリカ
1.権力格差 :中庸/低め
2.集団主義/個人主義:中庸/個人
3.女性性/男性性 :圧倒的男性性/男性性高め
4.不確実性の回避 :枠組みで回避/非回避
5.短期志向/長期志向:不屈で長期/短期
6.人生の楽しみ方 :中庸/非抑制で誇張
情報コミュニケーション技術
アメリカという個人主義社会で生まれる
個人の能力を拡張する道具
職務が人間関係より優先
集団主義
プライベートな質問で相手との距離感を縮め、
答え方で信頼できるかを見極める
不確実性の回避の低さ
規則がなくても問題は解決できる考え