宮森千嘉子のレビュー一覧

  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    本書『経営戦略としての異文化適応力』は、単に「異文化理解を深めよう」という趣旨を超えて、「文化という目に見えにくい構造を理解し、組織・現場・経営に活かすための体系的なフレームワークと実践法」が整理された一冊です。
    特にグローバル化・多様化が進む今日、企業が文化面でのギャップ・摩擦・理解不足による機会損失を避け、むしろ多様性を活かして競争優位を築く上で有効な視座を与えています。

    0
    2025年10月26日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    ホフステード指数という指標をつい最近知り、それがキッカケで出会った本。
    この本は、オランダの社会心理学者へールト・ホフステードさんが書いた本を日本語訳にした訳ではなく、ホフステードさんに指数の意味や考え方等いろいろ教わった日本人2人の共著になっている。
    なので、ただ日本語訳されたやつとは違って読みやすい。
    この本を読んで、コミュニケーションのトライアル&エラーを繰り返して、成功を見つけていくのが重要だと感じた。
    また、国民性をひとつの指標から見ていくのではなく、複数の指標を組み合わせてこそ、その国々の独自の国民性が見えてくるんだということをこの本から学んだ。

    0
    2025年04月03日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    海外の方とビジネスをする時に考え方や文化の違いがあり、その影響で仕事の取り組み方などが違うのがよくわかった。この内容を知らないのと知っておくのでは、これからのビジネスに大きな違いが出そうだ。途中、読み進めるのがしんどい部分がいくつかあったが読んで良かった。

    0
    2024年11月14日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    読みやすく、理解しやすい本でした。日本以外の異文化に触れる際には知っておくべきだと思うし、日本についての理解も深まります。理論だけでなく現場での例がふんだんにあるので納得感があります。「CQを高めるためのステップ」が最後に書かれているのも実践的。実際にやってみないとわからないことは多いと思うものの、先に知っておくだけで異文化から受けるダメージはかなり軽減されるのではないかと思う。

    0
    2024年05月11日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    ホフステードの6次元モデルを事例とともに紹介し、ビジネスの現場における暗黙的な組織モデルとしての6つのメンタルイメージの説明を行なっている。
    それぞれの次元自体は理解しやすいので、それらの事例を紹介していることに価値を感じる。
    本文でも何度か述べられているようにあくまでもこれらの6次元は傾向であり個人によって異なるというのは当たり前だが、傾向を型として知っておくことで未知に対する準備や心構えができる。また、自分もそういう傾向を持った1人であるという自覚も生まれる。

    0
    2023年10月16日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    エリン・メイヤーさんの「異文化理解力」に続いて読みました。

    ホフステードの6次元モデル、勉強になりました!

    全世界的に見ると、日本が中央あたりに位置している次元もあります。
    ただし、先進国の括り、もしくはアジアの括りで見ると極端な位置にあることが印象的です。

    示唆に富んでおり、自分の経験と照らしていろいろ考えさせられます。

    おすすめの一冊!

    0
    2021年06月15日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    『異文化理解力』を読んで、ホフステードの名前は知っていたけど、読むに至らず。
    そんなところへこの本を知り、手に取る。
    翻訳ではないのもあり、読みやすくかった。

    異文化理解力で示された8つの領域と異なるから、このふたつの本のエッセンスを共有するのはちとこんがらがる感じもするけど、だいたい同じことを言っている。

    こっちは6つの次元(権力格差、集団主義/個人主義、女性性/男性性、不確実性の回避、短期志向/長期志向、人生の楽しみ方)。

    そして、いま一番刺さったのは、「生産性向上に繋がらない社内への気遣いをしている時間はない」という一言。僕の中では、きれいなパワポが典型かな。。。お絵描き下手だから

    0
    2020年12月07日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    2008年の他著から引用ではありますが、「多くの日本人は『自分自身は集団主義的な考え方をしていないが、周りの人たちは集団主義的な考え方の持ち主である』と思っていることがわかりました。」は非常に優れた指摘。

    0
    2020年11月29日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    ホフステード6次元モデルと6つの文化圏(メンタル・イメージ)、特にビジネス環境における多文化適応力をやさしく解説。

    0
    2019年05月04日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    経営学とか、心理学とかのツールのほとんどはアメリカ生まれ。

    「人間の種としてのDNAは共通なので、どんな国でも機能する」と主張するツールもなかにはあるのだが、本当だろうか?

    「なんだか、アメリカンなツールなんだけど、日本にあわせて調整したほうがいいのだろうか?中途半端な調整はツールの本来のパワーを削いでしまうのではないだろうか?」というのは、よく悩むところ。

    この悩みの解決に体系的にアプローチするヒントを与えてくれるのが、ホフステードの6次元モデルで、国ごとの価値観の相違を定量化したもの。

    国によって文化や価値観の違いがあって、それが人の考え方や行動に影響を与えるというのは、当たり前の

    0
    2019年03月16日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    本書のテーマであるCQとは『多様な文化に適応できる能力』と定義されており、グローバル化が加速する今日では、IQとEQと同様に必要とされる能力と定義されております。

    書籍ではホフステード博士が提唱した6次元モデルを基に、異文化理解に対する知識を深耕することができます。

    6次元モデルでは、国の文化要素を数値化しその社会の傾向値を客観的に見ることができます。抽象度の高い文化という概念を誰もが客観的に比較できる数値に落とす試みはとても斬新です。

    正直、私の経験からの思う推測値と若干ズレがあります。本書が指摘するように、この数値はあくまで国という社会における文化の価値観の違いであって、個別の人間の

    0
    2021年01月31日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    CQ 文化の知能指数

    ホフステード6次元モデル 日本/アメリカ
    1.権力格差     :中庸/低め
    2.集団主義/個人主義:中庸/個人
    3.女性性/男性性  :圧倒的男性性/男性性高め
    4.不確実性の回避  :枠組みで回避/非回避
    5.短期志向/長期志向:不屈で長期/短期
    6.人生の楽しみ方  :中庸/非抑制で誇張

    情報コミュニケーション技術
     アメリカという個人主義社会で生まれる
     個人の能力を拡張する道具
     職務が人間関係より優先

    集団主義
     プライベートな質問で相手との距離感を縮め、
     答え方で信頼できるかを見極める

    不確実性の回避の低さ
     規則がなくても問題は解決できる考え
     

    0
    2020年06月15日
  • 経営戦略としての異文化適応力

    Posted by ブクログ

    カテゴリー別の習性を把握するには非常に良い本。日本がグローバルとは少し異なるカテゴリーになる点も納得。

    0
    2019年04月01日