三浦哲哉のレビュー一覧

  • LAフード・ダイアリー

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    千葉雅也さんの帯に惹かれて(アメリカ紀行)が面白かったのでもうちょっとアメリカを知ってみたいと思い購入。アメリカの食事のイメージが変わりLAに行ってみたいと思った。色んな国の料理が重なっている土台の上に新たな料理が生まれるというのが面白い。どんな味なんだろう?

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    2021年05月15日
  • LAフード・ダイアリー

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    映画批評家、かつ食と料理本批評も行うというマルチな方が、LAのフード文化を考察し、まとめ上げた一冊。数ヶ月前、私は初めての渡米を果たしているはずだった(が、そこでコロナである)ので、タイトルと、表紙のポップさに惹かれて軽い気持ちで手に取ってみた。しかし前半、軽いテンポで進んだフード紹介から、後半はかなり骨太な考察に突入していく。自分の足では踏み入れることのできなかったディープな世界に、美味しい「えさ」を撒かれて、あれよあれよと引き摺り込まれていった感じ。

    LAの交通文化と、アメリカ的食文化の関連の結びつきから始まり、LAの多様性が「自然」ではなく「社会環境」によってもたらされること、自分自身

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    2021年05月03日
  • 食べたくなる本

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    料理本を評論する。福島県出身の映画評論家による異色の試み。ことのほか知的で高度な考察から、日常生活の一部である食に対する感性が高まる。

    食べるという行為を実に深く考察した内容。如何にもみすず書房という感。

    動き、変化し、過ぎ去り、消える

    こんな感じで食についてひたすら考察していく。考察の素材としての料理本。

    かくも奥深き料理の世界。

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    2019年11月09日
  • 食べたくなる本

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    料理本についてのエッセイ本だった。著者の料理番遍歴をもとに書かれているので出てくる料理本の著者が今は主流ではない人が多いが、その「通過」も章が進むにつれて触れられていくので面白い。著者が福島県郡山市出身なのでそれに根付いた話も避けて通っていない。読んでいて面白く発見もあったので、今度は映画批評の本も読んでみたい。

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    2019年11月01日
  • 自炊者になるための26週

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    食べるときに感動できるようなものを作ることで、自炊を豊かにすることを目指す。日々忙殺されている人には難しい話だが、丁寧な自炊は確実に人生を豊かにすると思う。

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    2025年05月03日
  • 自炊者になるための26週

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    26週かけて章ごとに読んで実践する、というのが前提にある本だけれど、せっかちな性分が顔を出し一気に流し読みしてしまった。それでも作りたい料理が増えたり、料理すること自体のモチベーションは上がったので良しとしたい。

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    2025年01月28日
  • 自炊者になるための26週

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    自炊自体はとても好きなので色々作りたいですが、それほど融通の利くタイプではないのでこの本に出てくるような、柔軟で素材を楽しむような料理をサッと作れるのは憧れます。不完全を楽しむというのも趣が有っていいです。終盤言ってる事が高尚になってしまう辺りが少々辛ろうございました。

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    2024年07月09日
  • LAフード・ダイアリー

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    映画研究者の著者が1年間家族とロサンゼルスで過ごした食にまつわる滞在記。

    「食」からアメリカの多様性、成り立ち、ハリウッド映画との関係などにも考察は及び私の知らないアメリカの一面を考えさせられる本でした。

    料理評論家とか高級美食の世界ってなんかすごい。
    ハンバーガーから多種多様なエスニック料理まで、LAだからこその味わいの理由がなんだかわかる気がします。

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    2024年03月08日
  • LAフード・ダイアリー

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    大学のサバティカル期間に家族でLA暮らしをすることにした著者が、"旬のない土地"LA独自の食文化を発見するまでの1年間の記録。


    日本とのギャップに戸惑いながら「ハッピーターンの粉のような」味付けのフライドチキンや、旬の概念が存在しない寿司などと向き合っていく前半は面白い。Trader Joe'sはアメリカに移住した日本人がみんな好きなイメージあるけど、サラダがそんなにも心をすくい上げる食べ物だとは。
    北米人の食とイズムの関係に関する考察も面白かった。アメリカやカナダでのバーベキューは日本のラーメンと同じく「ガレージの美学」を持つ料理だというくだりとか、ヒッピー

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    2022年02月06日
  • LAフード・ダイアリー

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    ロサンジェルス、と地名はよく聞くが、全く近隣の外国に少ししか行ったことがなく知り合いもいない、縁もない地の特殊性が良く伝わってきた。
    東大大学院を出た映画を主とした研究者なんですよね。やっぱり文章がやや固いし、理屈を並べる部分は飛ばし読みで…。意味は理解できるけど、それが面白いと共感しながら読むことは出来なかった。

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    2021年07月21日