三浦哲哉のレビュー一覧

  • 自炊者になるための26週

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    “各章に設定された課題に取り組みながら26週かけて読む”という想定で書かれているが、パンのトースト、青菜のおひたし、蒸し料理程度は実践しつつ1週間で読み切った。また時間をかけて読み返しながら全てのことを試してみたい。
    自炊することの意義をたいへん痛感し、自分の中で“面倒”との決闘をさせたが、さすがに揚げものや魚を捌くことは敗北した。これは厚切りジェイソンの投資法を読むような感じで、自分のやれること、やりたいことを実践すれば良いのだと思う。読み切ってみると著者も行きすぎた食の思想を批判しているし、そんな軽薄な気持ちで読めばいいのだろう。いつか勝つかもしれないし。
    インターネットを中心に政治的なイデオロギー、善や悪、世の中に転がるさまざまな事象を極端に考える傾向がある。まさかこの自炊に関する本から、世の中にあるものはあるんだと認め、その全てを好きなように享受する姿勢を学べるとは。この豊かな時代を普通に楽しんでいきたい。

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    2024年09月28日
  • 自炊者になるための26週

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    どういうアプローチかと思ったら、風味を中心にして料理をしたいと思わせる自炊のレッスン。
    この、料理をしたてみたい、食べてみたい(感動>面倒)と思わせる文章の技量が、映画評論家の面目躍如という感じですごい。
    途中から結構ハードル高い料理も出てくるけど、なんとなくできるかもと思わせてくれる。

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    2024年08月02日
  • 自炊者になるための26週

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    自炊が苦手で正直実践は難しそうな章もあったけど、とりあえずご飯を美味しく冷解凍するタッパーを買いました。
    自炊はもちろん外食テイクアウトもあっていいという姿勢や、行き過ぎな思考であるべきでないという主張がよかった。

    たしかに風味で思い出す情景ってあるよなあとも思った。

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    2024年06月20日
  • 自炊者になるための26週

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    はるか昔、「丸元淑生のシステム料理学: 男と女のクッキング8章」という文春文庫にどハマりしたことを思い出しました。まだ実家にいて親の作る食事を食べていた時代です。就職して一人暮らししたら、こんな食生活してみたい!と強く願ったものです。ところが、いざ自分でアパート暮らしを始めると、仕事の忙しさか、飲み会の多さか、外食の楽しさか、台所のプアさか、コンビニの面白さか…まあ、一番は自分の自堕落さ、なのでしょうが、真逆の生活に突入し体重もどんどん増えて、といった人生でした。伴侶が出来ても彼女の価値観に合わせるだけだったし、実際、家庭で夕食をゆっくり、みたいな仕事ではなかったので、食材を活かし、調理を見つめ、食べることを豊かにする、みたいなことのプライオリティはとても低かったのかも。基本的に「自炊者」ではなくずっと「他炊者」として生きてきたのでした。でも親元を離れる前に丸元淑生に出会った時の気分がこの本を読みながら蘇りました。実際にこの料理本(?)は「システム料理学」の40年の時を経た後継なのかもしれません。(実際に丸元淑生の本からの引用も多々…)丸元本より圧、強くないし。とにかく作りたくなる、というより食べたくなること請け合いです。著者のキーワード、風味がページの間から漂ってくるな気がしました。2冊の本の間に流れた時間で「食」を取り巻く環境は大きく変わったのかもしれませんが、食べるというシンプルな行為については「科学的に正しい」から「サスティナブルに美味しい」ぐらいしか進化がないのかも。いや、それって大きな進化でもあるような。

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    2024年06月03日
  • 自炊者になるための26週

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    実用書というよりは、理屈っぽい人向け料理本、というか料理を楽しみたい理屈っぽい人向けかなあ。しかしさすがにあちこちよくできてるとは思う。

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    2024年04月30日
  • 食べたくなる本

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    料理本を評論する。福島県出身の映画評論家による異色の試み。ことのほか知的で高度な考察から、日常生活の一部である食に対する感性が高まる。

    食べるという行為を実に深く考察した内容。如何にもみすず書房という感。

    動き、変化し、過ぎ去り、消える

    こんな感じで食についてひたすら考察していく。考察の素材としての料理本。

    かくも奥深き料理の世界。

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    2019年11月09日
  • 食べたくなる本

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    料理本についてのエッセイ本だった。著者の料理番遍歴をもとに書かれているので出てくる料理本の著者が今は主流ではない人が多いが、その「通過」も章が進むにつれて触れられていくので面白い。著者が福島県郡山市出身なのでそれに根付いた話も避けて通っていない。読んでいて面白く発見もあったので、今度は映画批評の本も読んでみたい。

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    2019年11月01日
  • LAフード・ダイアリー

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    単行本で出たときに読んでいたのを忘れて再読。でも、まだらにしか覚えていなかったので、ほぼ初めて読んだくらいの勢いで楽しめた。
    LAは30年以上昔の学生時代に行ったきりだけど、空気感を思い出せた。

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    2026年06月03日
  • 食べたくなる本

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    美味い料理、美味い酒には目がない気鋭の映画批評家が、料理本や料理エッセイを
    批評的に読む。食の素材、味、調理法、さらには食文化のあり方をめぐる、驚きと発見に満ちた考察。丸元淑生、有元葉子、辰巳芳子、高山なおみ、細川亜衣、ケンタロウ、小泉武夫、冷水希三子、奥田政行、勝見洋一……。その根底に流れるのは、「料理を作る・食べる・もてなす」ことに人生を捧げてきた人びとへのオマージュだ。「料理本批評」という、かつてないユニークな試みであり、もちろん本書も「食べたくなる本」である。(紹介文)
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    食べるに関連することを、
    文学的に評論した1冊。
    短編で、料理に焦点を当てていたり、人に焦点を当てていたり
    エッセイ以上の、まさに考察本。

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    2026年05月20日
  • 自炊者になるための26週

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    食べるときに感動できるようなものを作ることで、自炊を豊かにすることを目指す。日々忙殺されている人には難しい話だが、丁寧な自炊は確実に人生を豊かにすると思う。

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    2025年05月03日
  • 自炊者になるための26週

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    26週かけて章ごとに読んで実践する、というのが前提にある本だけれど、せっかちな性分が顔を出し一気に流し読みしてしまった。それでも作りたい料理が増えたり、料理すること自体のモチベーションは上がったので良しとしたい。

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    2025年01月28日
  • 自炊者になるための26週

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    自炊自体はとても好きなので色々作りたいですが、それほど融通の利くタイプではないのでこの本に出てくるような、柔軟で素材を楽しむような料理をサッと作れるのは憧れます。不完全を楽しむというのも趣が有っていいです。終盤言ってる事が高尚になってしまう辺りが少々辛ろうございました。

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    2024年07月09日