椎名美智のレビュー一覧
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読まさせていただきました。
確かに『させていただきます』はよく使わさせていただいております。いつもありがとうございます。
どうも1990年代に『させていただきます』ブームが到来したとの事で、私が社会人成り立ての頃にはその一大ブームメントの真っ只中であった訳でして、そりゃあ全く違和感なく使わせていただいた訳ですよねー。
で、『無事大学を卒業させていただきました。』ん?違和感覚えませんか?大学は必要単位取って、卒論通れば無事卒業しますが、何か大学からのお目溢しをいただいて、また大学側から寛大なお許しをいただいて卒業させてもらったイメージを持ってしまいます。
ただ、今はこれでいいんですよ。も -
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ネタバレ今の学生は、仮定、否定、疑問を使って婉曲に問う習慣が身についている。
フワちゃん、ローラさん、のため口キャラは作られたキャラだということを知っている。毒舌キャラも同じ。
突っ込んだ後は関係修復を図る。
宮澤りえが1992年に「貴花田関と結婚させていただきます」させていただくが増加し始めたころ。
「させていただく」はへりくだった表現ができなくて困ったときの特効薬。
謙譲形があるときは使わないこと。へりくだる必要がないところで使わない、繰り返しを避ける。
新しい敬語=尊敬語、謙譲語、丁寧語、丁重語、美化語の5つ。
敬語とタメ語で距離感を捜査している。
1990年ごろから増えているが、きっかけ -
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『させていただく』について敬語の歴史的変遷、多用されることによる違和感など分析した書籍。私自身、『させていただく』の多用が気になる方で、なるべく使用したくないと思っていた。ただ多用される理由が、それまでの敬語が敬意漸減という避けられない変化にあること、謙虚な自分を示すためであることと記されており納得した。前者は言葉の変化として自然な流れだと思うが、後者の理由は今の生き方を反映しているようで、息が詰まるようだなと思った。人はインターネット、SNSの普及などから多くの恩恵を受けているが、一方で精神的には相当大きな変化を強いられていて生き辛くなっているような気がする。
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Posted by ブクログ
「させていただく」だけで1冊の本が出来上がることに驚く。
筆者が長年研究している英語学の歴史社会語用語研究で培った方法論を用いてまとめられている由だが、あらゆる角度からの仮説検証に加え、他者の研究成果の引用などを駆使し、論理的かつ判りやすくまとめられている。
第5章「2つの調査結果の考察」における5.3結語:「させていただく」という問題系への解で導きださされる結論にはなるほどと唸った。
「させてくださる」から「させていただく」への変化の要因(第4章)と「させていただく」を使うことでの相手との距離感への変化に加え、「させていただく」は自分がへりくだっているという謙譲の感覚で使われており、「させ -
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「させていただく」new wordかと思いきや、1871年の落語のその使用が確認されていると言う。
しかし1990年代に使用が増加したのは確か。
聞くたびに違和感を持っていたのだが、大学教授がコーパスを使用した「させていただく」等の使用例と多くの人から取ったアンケート結果から、その言葉の使用について深く解析をしていることから、やはり一般的にも気になる語用法だったのかがわかる。
面白いのが、言葉から人間関係の変化を理解しようとする試み。
本書によると、敬語が相手に対してより自分の丁寧さを示す表現へと変化していると言う。
「させていただく」は「させる」(許可)と「もらう」(恩恵)の敬語形「いただく