レイ・ダリオのレビュー一覧
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自伝パートと、人生の原則パートと、仕事の原則パートに分かれている。
自伝パート、小さいころから投資について関心を持ち、普通の人なら挫けてしまうくらいの失敗も何度も繰り返しながらも、その度に学びを深めてきたことがわかる。その背景には、市場や商品の背景・仕組みついて、現場や歴史を深く自ら勉強する勤勉な姿勢やそもそもの好奇心の強さがあることが伺え、失敗して尚、むしろそれが彼の学びとなり、ひとまわり成長してより強くなるという好循環につながっていることがわかる。
また、投資について彼の様々な過ちや、過ちがありつつも当時考えていた理屈と、実際の市場の動きの歴史を順を追って説明してくれるので、米国の金融市場の動きや彼の当初の失敗(一時的な成功の矢先の倒産という一大事)などがありありと理解でき、それもまた面白かった。 -
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国家が債務危機に陥った事例を網羅的に挙げて分析していてすげぃ。
「ハイパーインフレは中央銀行による無謀で過剰な紙幣印刷がもたらすもので、それを停止するには紙幣印刷を止めさえすればいいと人々は考え立ちだ。(中略)むしろインフレスパイラルが起こると、紙幣増刷がいくつかの最悪のオプションの中で最もましな方策だと政策当局は見なさざるを得なくなる。(中略)向こう見ずな紙幣増刷はハイパーインフレの原因というよりもむしろ、銀行(およびその他すべての企業や人々)によるデフレ下の債務不履行と経済崩壊を回避するための方策だったと言えた」
とは、なるほどなぁと。 -
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ネタバレ内容は文句無し。膨大なデータに基づいた分析から、債務問題がいかに国家を不安定させるか、議論の余地無く示している。経済にフリーランチは存在しないのだ、と言う当たり前のことを改めて思い起こさせてくれる。当たり前なのだが、この現象から逃れられた国家が存在しない、と言うことは、もう少し重く見られても良いと思う。
国内で消化していようがいまいが、債務問題を抱えていれば、いずれは通貨の価値が下がることは避けられない。だからこそマネタイゼーションが禁じ手とされている訳だし。資本主義、市場主義である限り、"This time is different" などは結局、存在しないのだろう。
個人の資産運用に置いても、債務性資産やドルをどの様に持つべきか、どうすれば決定的な破局を回避できるか、という点は、ダリオ氏の言う通り、今後は益々大事になるだろう。もっとも、個人でピュアアルファファンドのような高度な分散は無理だろうが。
気になるのは、アメリカに代わる覇権国家として中国、ドルに代わる基軸通貨として元を考えているところ。データからはアメリカの衰退を予想せざるを得ず、努力しても衰退を緩やかにすることしか出来ない(衰退を避けられた国家はない)わけで、それに代わる国家としてはデータ上は中国しか無い、というのは理解できる。だけれども、ダリオ氏は本当にそれで良い、と思っているのかが分からない。
そこから先は信条になってしまうので、資産運用と言う分野では障害になってしまうのだろうが、あるべき世界かどうか、と言う問いから逃れ続けることは出来るのだろうか(この辺り、パッシブ投資の没倫理性とも根を同じくするが)。
中国が長期的視野に立って国家運営しており、他国との無駄な軋轢を可能な限り避ける戦略を採っている事は一見素晴らしい事ではあるが、それらは(少なくとも現時点では)あくまで強権的な支配体制を成り立たせる為のものでしか無い。そんな社会にしたいのか、と言う問いを投げてみたいと思うのは、不躾なのだろうか(なので、開発中というAIダリオにちょっと期待)。答えの無い議論を避ける為に敢えての事と思うが、その辺りの意見を全く書いて無いのが、個人的には本書で唯一の不満であった。
もっとも、古代ギリシアでも寡頭制が最良と考えられていた時はあったので、もしかすると、気候変動等も含めて混迷の度を深める時代には、政治体制すらもここ50年ほどの考え方とは変える必要がある、という事かも知れないが。
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ランナーズハイじゃなくて失敗から学ぶハイ。
ブリッジウォーター?
大事なのは、、、
誰かに質問をすれば、たぶん答えてくれるだろう。
だから、誰に質問をするかをよく考えるようにして。
自分の弱みに直面したとき, 4つの選択肢がある。
①否定する
②受け入れてそれを強みに変えようと努力する。
③弱みを受け入れ、それを回避する方法を探す。
④あるいは、追求する目標を変更する。
①は絶対に選ぶな!
個人の変化プロセスは5つの段階がある。
①明確な目標を持つ。
②目標達成の障害となる問題を明らかにし、放置しない。
③問題の根本原因を探るために正確に診断する、
④それらの問題を回避するように計画を策定する。
⑤その策定から結果が出るように実行する。
可能な限りよい人生を送るためには、、、
①何が最善の決断か知る。
②それをする勇気を持つ。
このあたり。 -
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ネタバレ仕事において大事な心得が記載されていそうな本
メモ
・現実を正確に理解することは、良い結果を得るために絶対不可欠な基礎だ
・徹底的な事実と隠し立てをせずに透明であることを受け入れればもっとやりがいのある仕事、かけがえのない人間関係が得られる
・狭量な考え方とオープンな考え方の兆候
狭量な人は考えに異議を唱えられるのを好まない
心の広い人はなぜ反対か好奇心を持つ
狭量な人は質問より意見を言うことが多い
心の広い人は心底自分が間違っているかもしれないと考える
狭量な人は自分が理解されようとする
心の広い人はいつでも他人の目から物事を見なくてはと思っている
狭量な人は間違ってるかも知れませんが、、と言う
心の広い人は発言する時と質問する時を心得ている
狭量な人は人に話をさせない
心の広い人は人の話を聞く方に関心を持つ
狭量な人は頭の中で2つのことを考えられない
心の広い人は人の考えを頭に入れてもよく考える能力を失うことがない
狭量な人は深い意味での謙虚さにかける
心の広い人は自分が間違ってるかもしれないという強く染みついた不安感からアプローチする
・可能な限り良い人生を送るためには
何が最善の決断か知る
それをする勇気を持つ
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何をどうするかに気を取られて、何をすべきかを決めるのは誰の責任かというもっと重要な質問をなおざりにする人がよくいる。それは逆だ。何をできる人が必要か、担当させる人がどういう人か知っていれば、仕事がどう進むかはしっかり描ける。
(引用)PRINCIPLES 人生と仕事の原則、著者:レイ・ダリオ、訳者:斎藤聖美、日本経済新聞社、2019年、429
新型コロナウイルスの感染拡大で、当代最高の投資家であり、フェジファンドのブリッジウォーター・アソシエイツの創業者レイ・ダリオ氏の発言が世界的に注目を集めている。
その発言とは、レイ・ダリオ氏がインターネット番組で「新型コロナウイルスの感染拡大による打撃から世界経済が立ち直るには3年から5年の期間が必要」との見解を示したことだ。
私は、レイ・ダリオの言葉には、信憑性が高いことを知っている。なぜなら、以前、私は、レイ・ダリオ氏の「PRINCIPLES」を読み、彼の人生と仕事の原則を学んだからだ。レイ・ダリオ氏は、結論を導く際、過去の実績を見て体系的に信頼性を評価するなど、エビデンスの積み上がりを重視するなどし、なぜ、その意見に達したのかを理解するという。改めて、私は、レイ・ダリオ氏の本を読み返してみることとした。
レイ・ダリオ氏の示す原理原則は、人生の原則が5つの柱、仕事の原則が16の柱から成り立っている。これらの原則は、なにも特異なものではない。人間としてどうあるべきか、また、さらに仕事で組織が発展していくにはどのようにしていくかということを、自らの経験から原則(Principle)として纏めたものだ。
例えばたくさん努力して、上手に失敗することの大切さを説く。大胆な目標、失敗、原則を学ぶ、改善する、そしてさらに大胆な目標へ向かうといった、上向きのループを築き上げていくことこそが、まさに成功の秘訣だとレイ・ダリオ氏は言う。
このレイ・ダリオ氏の失敗するということに触れ、私は、松下幸之助氏の次の名言を思い出した。
「失敗することを恐れることよりも、真剣でないことを恐れたい。」
失敗することから学ぶことは多い。失敗することを恐れるということは、チャレンジを恐れることである。それよりも、チャレンジし、失敗し、反省し、次の目標に進むというプロセスが大切であるということは、私も同感だ。
レイ・ダリオ氏は、経営という部分では冷徹さも見せる。企業を利益を生むマシンとらえ、働く人達もマシンの一部として動くマシンと捉える。例えば、みんなから好かれているが能力のない人に辞めてもらうか、みんなから好かれているが能力のない人を会社に残し目標を達成しないかという選択は、どの世界にも存在することだろ。その解に、レイ・ダリオ氏は、「この課題に選択の余地はなく、卓越性の追求を選ばざるを得ない」とズバッと言っているところが気持ちいい。
良い組織には、良い人材と良いカルチャーがある。良い人材がいれば、冒頭に記したとおり、仕事の進め方が描ける。このことは、どの組織にも通用することだろう。最終的に良い組織をつくるためには、Principlsが必要だ。
本の中央には、人生の原則、仕事の原則の要約と見出しが箇条書きになって纏まっている。私は、このページを小さくコピーして、ホッチキスで1冊の本のようにして、手帳に挟み込んでみた。これは、レイ・ダリオ氏の経験がつまった貴重な教えだ。
この教えを胸に、これからの人生、そして仕事のすすめ方について、Principlsを大切にしながら生きようと、改めて思った。 -
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ネタバレブリッジウォーター社を設立、世界で影響力を持つ100人にも選ばれた著者レイ・ダリオが書いた人生の原則と仕事の原則の本。
前半は時系列に沿った著者の人生の振り返り、第2章で人生の原則、3章で仕事の原則を書いている。
第2章は著者個人が考えた人生の原則を書いてあるが、徹底的にオープンになること、オープンになった上でフィードバックを元に更に進化する事の重要性を書いている。
似たような本で、オープンになる事の重要性を書いてある本はあまりないかなと個人的には感じた。
仕事の原則の章でも書いてあるが、著者の会社起業人生になぞらえた原則が書いてあるので、参考になると思う。
ただ、少し冗長なので、時間があるときにゆっくり読むべきかと思う。 -
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長いけど、内容はごもっともなもの。
「効果的な意思決定の方法」や「カルチャー」については重要かつ実行可能だから、できてなければ、そうなるような仕組み作りからすべし。
個人的に共感できる重要なメッセージは以下。
・自分の弱みを認識し、受け入れたときから変わる。
・2つの背反するものの選択に迫られたら、ゆっくり進む。可能な限り両方を手に入れる方法考えることかできる。そのときにはこれしかないと思う選択に満足せず、探し続ける。
・私欲と集団的利益のいずれが勝つかは組織のカルチャーが決める。全体のパイを大きくしようとして一緒に働くことから得られるものは、私欲で得るものよりも大きい。
・複数人が一緒に働くときには、エビデンスに基づき論理的に意思決定することがいっそう重要になる。そうでなければ、洞察力がある人ではなく、権力を持つ人に支配される。
・「ミスはかまわないがそれから学ばないのは許されない」。自ら反省するタイプの人を採用するのは、経営者の重要な仕事。
・成功する人以上に、上手に失敗する人を尊ぶ。
・「非難」と「称賛」を卒業し、「正確」と「不正確」で仕事を進める。
・トップダウンの意思決定も、民主的な多数決も二流の意思決定方法。有能な意思決定をする人の意見に重きを置く方がはるかによい。
・信頼性の高い意見は、①問題の事柄で繰り返し成功してる人、②結論の背景となる因果関係を論理的に説明できる人。
・社員の経験や実績、信頼性が可視化されていると◎
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Posted by ブクログ
自分の人生の原則をブラッシュアップするため、読みました。特に印象に残ったのは、以下3点です。
・見方が豊かになればなるほど、何をすれば良いか決める手助けになるので、なぜ人は自分と異なる見方をするのか理解しようとする好奇心が重要。
・成功の満足は目標達成からくるのではなく、上手に奮闘できたときに味わうもの。成功のシンボルと成功は違う。
・最善の方法を知らないかもしれないと心底思い、知らないことに対応する能力は、何であれ既知のことよりも重要である。
愛読書である7つの習慣に比べると、全体の繋がりが読み解きにくい構成でしたので星3です。目次に目を通して気になる箇所に集中的に目を通すのが良いと思います。