成蹊大学法学部のレビュー一覧

  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

     本書は、まさに「教養としての」政治学といった趣である。
     政治学と一口に言っても、カバーする分野が広くどこから学んでいいか分からない、あるいは分厚すぎる専門書を前に呆然とすることが多かったのだが、本書においては、12名の教授陣がそれぞれの受け持ちの分野を2、30ページほどで解説をしてくれる。元々、成蹊大学に入学した学生に対して行われるオムニバス形式の講義が元になっているようであるが、それを極一部であっても追体験することができるのは非常にありがたい。
     各分野の終わりには、参考になる書籍まで書き加えてくれているので、興味のある分野はさらに深掘りすることができるのも魅力である。
     分野により執筆

    0
    2025年06月06日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    オムニバス形式で10章ほど
    ロシアソ連の戦時の民衆の動向が興味深かった。戦時中の方がいきいきとしてたなんて考えられない。
    特に筆者の意見とかはなく、これから学ぼうとしている人に、色々な角度からの政治学を見れるという観点からおすすめ

    0
    2021年11月15日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    政治学に関係する12のテーマについてそれぞれの研究者が読みやすく、コンパクトに紹介している。
    政治学を深掘りするというよりは、あまり学んだことがなく、またそれに関心のある人がより興味を持ち、次の書物を手に取れるようにと導いてくれる一冊。

    0
    2020年07月19日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    政治学の中の各分野ごとに、その専門の大学研究者によって書かれた本であるので、馴染みがない分野の話では初めて聞く単語も多く少々難しかったです。
    本当に一から政治学の勉強を始めるならもう少し簡単なものを読んだ後に、この本を読んだ方がいいと思います。
    ただ、各章は独立していますし、馴染みのない分野でも著者によっては読みやすかったので、興味がある章や読みやすい章だけまずは読んでみるのもいいと思います。
    私としては、アメリカの政治は最近特に興味があるので、新しい知見も得られて良かったです。

    0
    2020年03月15日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    政治学入門というより、最新の政治学の研究テーマで面白そうなものを集めたというような。というわけで取り上げられた内容はどれも面白い。
    日本の議院内閣制ということでガングホーフの類別、公務員制度、権限と財源から見た地方自治、現代における戦争と暴力、官僚制の思想史、日本の敗戦と民主主義、戦後の日本外交、ロシアにおける大祖国戦争の受け止め方、生活保障システム、政治不信と分極化、ドイツ政治の変貌、中国政治の12テーマ。

    0
    2019年05月03日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    2021/08/25

    お世話になった先生方が書かれた一冊。
    政治学の基本を復習しようと思い手に取った。どの章からも学ぶことが多かった。授業づくりに生かせるような小ネタもあったので、機会を見て読み直したい。

    0
    2021年08月25日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    政治学の入門編としては非常に勉強になる本である。特に日本の政治や諸外国の政治の成り立ち、あるいは国際政治や地方行政など今現在の社会がどのような歴史を通って今に至っているのかと言うことを歴史と思想、地域との比較などの面で詳しく学ぶことができる。全く政治の事などわからない人が読んでもわかるような入門的な要素もあり教養を深めるにも良い本と言える。

    0
    2021年01月13日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    ポピュリズムによる世界政治の問題の中でのドイツの組閣に時間がかかることの政治機構の問題点、中国と西側諸国との立ち位置の関係の歴史、外交史、戦後日本の政党政治や地方自治の視角など専門分野を興味深く考えられるように書かれている。

    0
    2020年03月21日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以下引用。









    もとより政治はとっつきにくい。そもそも、何をもって政治とするのかさえはっきりしない。「政治とは何か」という問い自体が古代以来のものであって、人間の歴史を通じて数多の賢人たちが論争を重ねてきた。ひとつはっきりいえるのは、他者との関係性のなかで生きる社会的存在としての人間の営みがあるところには、必ず政治が存在することである。
    政治は、相違なる利害が共存する事実を受け入れるところではじめて生起する。特定のイデオロギーに基づく一体性を徹底し、それへの異論を唱える「KY」な人たちをことごとく排除するところでは、政治の出番はない。人々は多様な利害を抱え、複雑な相互関係を結ぶ。

    0
    2020年02月24日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    本書は、成蹊大学法学部政治学科に在籍する研究者による政治学の入門書である。政治学の様々な領域の専門家が、初学者を自身の分野へ招き入れるためのテーマを選定し、何が問題・争点になっているのか、それらの問題・争点をどう考えるのか、をできるだけ平易に叙述している。
    具体的には、「日本と世界」、「歴史と思想」、「比較と地域」という3部構成で、日本政治、行政学、地方自治、国際政治、政治理論、西洋政治思想史、日本政治外交史、西洋政治史、比較福祉政治、アメリカ政治、ヨーロッパ政治、アジア政治の12の分野の最先端トピックを取り上げている。
    各章によりやや当たり外れはあるものの、総じて、政治学をこれから学びたくな

    0
    2020年01月26日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    政治学は今何をトピックとしているのか、どのような研究しているのか、が分かる、まさに入門書。
    政治学を目指す高三生、大学一年生に読んでもらいたい本。

    0
    2019年03月14日
  • 教養としての政治学入門

    Posted by ブクログ

    政治の話と思って読んでいたら、結局歴史の話になるのだなと思った。
    全ては昔から繋がっていて、その延長線上に今があり、それが今の政治になっている。

    0
    2021年11月25日