森稔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
既成概念への挑戦
-住食遊を一つにまとめる
-経済活動×文化
-巨大なタワーの中に多くの機能を配置=効率的
-耐震性
-地震でライフラインが止まっても生活を継続できるような街を作る
-「逃げ出す街」から「逃げ込める街へ」
狭い土地の中に一つの国家を作る感じ
街づくりと言うより国づくり
その国をた日本全体に広めるにはどうすればいいか・・・
都市の中の都市=「街」本来の姿をつくり、街を育てる
-ヒルズ:オリジナリティの高い部分
周辺:それ以外の部分
-建物ができることによって、周辺にもにぎわいができ経済効果が上がる
-周辺を巻き込んだコミュニティ活動、現地に根づいた街を育てる
(ex:お祭り広場で伝統的なお祭りを復活、産地と協力して朝市を企画)
六本木ヒルズ=都市の再生へ
都心:高度な土地利用
多くの都市機能をコンパクトかつインテグレートした形に再生
郊外:自然を保全
⇒持続可能な都市
-空と地下の活用で空間を創る⇒自由に使える時間、みどりも生まれる
-vertical gerdencity:空間を作る⇒需給緩和⇒賃料が下がる
-職住近接
-歩くのが楽しくなるような道を作る
-文化都市
同じものは創らない
街に「変化する仕組み」を組み込んでおく
その時代、その国、その地域に最もふさわしい街をどう実現するか -
Posted by ブクログ
森ビルの歴史はそのまま著者の歴史でした。
六本木ヒルズ創業時、中学生だった私にはヒルズに込められた意味を考る気など起きなかった。メディアで見聞きするに、高級なところなんだろうというイメージであった。
本書には、著者がどのような想いで、ディベロッパーとしてどのように再開発に取り組んできたかがよく記されている。
高層庭園都市高層のような理念は俄かに理解しがたいものであるが、
再開発自体、当時は今以上に理解を得にくいものであっただろう。
その中で、確固たる信念を持って対話に挑み、近隣住民を説得し続け、ついには事を成し遂げた著者の姿勢には心打たれるものがあった。 -
Posted by ブクログ
森ビルの元社長が、森ビルの沿革と歴史を振り返りつつ、
都市のあるべき姿について説いている。
従来の都市は平面過密・立体過疎であり、移動に多くの時間とエネルギーを費やしてきた。
理想の都市である”垂直の庭園都市”とは職住近接で安全・緑・文化など
いくつもの都市機能やエンターテイメントを立体的に集約した都市である。
構造としては、細分化された土地を再統合し、建ぺい率を低く抑えながら容積率を高め、
必要な空間を地下や超高層建物に収めることで空間を生み出し、
敷地のほとんどを緑や人間に開放するというもの。
そして、世界的な都市間競争が激化する中で日本が生き残るには、
都市に投資を集中して都市骨格をつくり直し、知識情報社会に相応しい
職住近接の都市構造に再生すべきだと説いている。
それ以外にもアークヒルズに関する記述では、地上げの苦労話が書かれていて興味深い。
しかし、この本の最大の魅力は、「再開発が地権者のこれまでの人生や生活を取り上げる」ことを理解し、
利益よりも、「都市や建物を単なる人の容器ではなく、それらが社会に何を提供できるのか」
というポリシーを貫いている元社長自身にあると感じた。