イ・ギジュのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日々の生活の中で耳にした会話
そこから気がつくことがたくさんある。
自分の言葉を直接自分で耳にすることはない。
言葉は帰巣本能があるから
自分が発した言葉が違う人から違う形で
かえってくる。
あぁ、そうなんだな、
やはり私が言葉として発したいのは
こういうことなんだ、と改めて感じた。
またいい本に出会えてよかった、
本を読むとは自分との対話といつも思っていた。
ここでは「自分を読むこと」とかかれている。
「自らの言葉と世界観について問いかけていただきたい」
「あなたの言葉が誰かにとって一輪の花になりますように」
私の言葉は、一輪の花になっているだろうか? -
Posted by ブクログ
【言葉の温度を読み終えて】
自分が日頃発する言葉は、何度だろうか。ちゃんと考えて発言をしているだろうか。逆に考えて、発言しない時はあるだろうか。そんなことを考えさせられるエッセイだった。
本書には答えのない問いもある。その問いに対して、常に目を向けていく必要がある。例えば、「歳をとるとは?「老いとは?」に対して、私は「希望を失うこと」と考えた。
日常的に起こる出来事一つ一つに目を向けていき、自分はどれに対してどう感じているのか、どのような言葉をかけるのが良いのか、それともかけるべきではないのか、常日頃から考え続け行動しよう。
本書は著者の経験や映画に出てくるワンシーンをもとに構成されているが -
Posted by ブクログ
ネタバレ【タイトル】
絵を描くのが好きになれる本 一人で手軽に始める日常のスケッチ
イ・ギジュ著/猪川なと訳/翔泳社
【読書メモ】
「絵を描くのが好きになれる本」は、絵を描くことに苦手意識や劣等感を持つ人に向けて、「上手く描く」ことから解放され、「楽しく描く」ことへと意識を転換させてくれる一冊。著者イ・ギジュ自身も独学で絵を学び、YouTubeで気軽に描くコツを発信しているだけあって、肩の力が抜けるようなアドバイスが満載。
本書の特徴は、まず「心のトレーニング」から始めていること。絵を描くことに対する心理的なハードルや、評価への過剰な意識をやわらげ、「自分のために描く」ことの大切さを繰り -
Posted by ブクログ
『言葉の品格』がとても良かったので、この本も読みました。
敢えて比べるなら、『言葉の品格』のほうがより好きだけど、この『言葉の温度』も良かった。
著者自身が日常の中で遭遇したり、見聞きしたりすることを題材に思うこと、考えることを書いている。それが深いのだと思う。表面的なことに捕らわれずに、思いを馳せていくから、深みのある所から紡がれた言葉は読む人を引き込んでいく。
「序」の部分;
言葉にはそれぞれの温度があります。温もりと冷たさの程度が、それぞれ違うのです。
温もりのある言葉は、悲しみを包み込んでくれます。生活に疲れたとき、ある人は友人とおしゃべりして悩みを打ち明け、ある人は本