イ・ギジュのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
謝罪とは何だろうか。
いったいそれがなぜ、
年を取るにつれて難しくなるのか。
私たちはなぜ、「ごめんね」という言葉を先に言う人を、
勝者ではなく敗者と見なすのか。
『言葉の温度』 / イ・ギジュ
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あなたが日々何気なく発する一言の、
「言葉の温度」は何度ですか?
私たちが紡ぎだすひとつひとつの言葉には、
それぞれに固有の温度がある。
心地よい温かさで人を癒す言葉、
熱すぎたり冷たすぎたりで誰かを傷つける言葉・・・
日々の何気ない会話に耳をそばだて、
本や映画の胸を打つ一節を心に留め、
それらの言葉のもつ大切さや切実さを語りつくす
韓国で異例の150万部突破、
社会現象にもなったベストセラーエッセイ。
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イ・ギジュさんの紡ぐ言葉が美しくて、
ひとつひとつの言葉を噛み締めるように読んだ。
日々見聞きした些細な言葉について、広く深く考えて、
それを文字に起こして、何度も推敲してできた素晴らしい文章。
イ・ギジュさんの他の著書『言葉の品格』も気になるので
またの機会に読んでみるとしよう〜
#イギジュ さん #言葉の温度 #언어의온도
#読書感想文 #読書記録 -
Posted by ブクログ
日々の生活の中で耳にした会話
そこから気がつくことがたくさんある。
自分の言葉を直接自分で耳にすることはない。
言葉は帰巣本能があるから
自分が発した言葉が違う人から違う形で
かえってくる。
あぁ、そうなんだな、
やはり私が言葉として発したいのは
こういうことなんだ、と改めて感じた。
またいい本に出会えてよかった、
本を読むとは自分との対話といつも思っていた。
ここでは「自分を読むこと」とかかれている。
「自らの言葉と世界観について問いかけていただきたい」
「あなたの言葉が誰かにとって一輪の花になりますように」
私の言葉は、一輪の花になっているだろうか? -
Posted by ブクログ
【言葉の温度を読み終えて】
自分が日頃発する言葉は、何度だろうか。ちゃんと考えて発言をしているだろうか。逆に考えて、発言しない時はあるだろうか。そんなことを考えさせられるエッセイだった。
本書には答えのない問いもある。その問いに対して、常に目を向けていく必要がある。例えば、「歳をとるとは?「老いとは?」に対して、私は「希望を失うこと」と考えた。
日常的に起こる出来事一つ一つに目を向けていき、自分はどれに対してどう感じているのか、どのような言葉をかけるのが良いのか、それともかけるべきではないのか、常日頃から考え続け行動しよう。
本書は著者の経験や映画に出てくるワンシーンをもとに構成されているが、読みながら自分の経験に近いものも存在した。
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自分が仕事場の周りの雑草を刈っていた時、ウォーキングしていた1人おばあちゃんに声をかけられた。「この綺麗なお花も刈っちゃうのかい?」と。それは青い小花がついている雑草だった。話をよく聴くと、そこにはおばあちゃんの深い思い出があった。穏やかな表情で話してくれた。「お父さん(旦那さん)が亡くなって、今は娘夫婦の近くに移り住んでいるんだが、昔はお父さんと一緒に庭付きの一軒家に住んでいてな〜。そこによく生えていたお花だったんだよ。そのお花を摘んでくれないかい?」と。私は綺麗にこの『雑草』を抜いておばあちゃんに渡した。満面の笑みで「丁寧に摘んでくれて、ありがとう。」
この言葉と『雑草』にはとても想いが詰まっている。旦那さんと過ごしてきた人生、前に住んでいた一軒家での思い出、、、このおばあちゃんにしかわからない想いが、この雑草にはたくさん詰まっている。表面だけで、判断をしてはいけない。目の前で起こっていることは、その人にしかわからないストーリーがある。広い心を持つことが大切である。
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Posted by ブクログ
後輩に借りたエッセイ。著者はソウル経済新聞で働いた後に韓国大統領府のスピーチライター、政府高官や大企業幹部の演説文執筆もしていたみたい。著者の経歴見ると言葉に意識を向けるようになるのも納得。言葉の温度=言葉の重みと同意義なのかなと思った。映画のセリフ等を引用していて日本の映画も多かった。前回読んだ韓国文学も日本のこと書いてくれてたから思わず韓国が超親日だと勘違いしてしまう。
特に印象に残った言葉は、偽札の見分け方の話の「偽物は必要以上に派手」、患者のことを現役時代の肩書きで呼ぶ病院の話の「病院では言葉一つが医術になる」、混んでるフラワーフェスティバルでは美しい花を見つけられなかったのに、ただの路上の花を美しいと思った時の話の「美しいものを美しいと感じるとき、私たちは幸せだ」
エッセイの内容に共感するというよりそういう考えや視点もあるのか、なるほど〜と思ったもののほうが多かった感じがする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【タイトル】
絵を描くのが好きになれる本 一人で手軽に始める日常のスケッチ
イ・ギジュ著/猪川なと訳/翔泳社
【読書メモ】
「絵を描くのが好きになれる本」は、絵を描くことに苦手意識や劣等感を持つ人に向けて、「上手く描く」ことから解放され、「楽しく描く」ことへと意識を転換させてくれる一冊。著者イ・ギジュ自身も独学で絵を学び、YouTubeで気軽に描くコツを発信しているだけあって、肩の力が抜けるようなアドバイスが満載。
本書の特徴は、まず「心のトレーニング」から始めていること。絵を描くことに対する心理的なハードルや、評価への過剰な意識をやわらげ、「自分のために描く」ことの大切さを繰り返し説いている。日常を記録する手段として絵を位置づけ、完成度よりも「自分の視点」や「楽しむこと」を重視する姿勢が印象的だった。
技術面では、線の引き方やハッチング、消失点などの基礎練習を段階的に紹介しつつも、「まずは手を動かすこと」を強調。複雑な風景も「7:3の法則」で大まかに捉え、細部にこだわりすぎずに描くコツが具体的に示されている。人物やペット、車など身近なモチーフを取り上げているので、日常の中でスケッチを始めやすい。
また、間違いを恐れず、失敗も個性として受け入れることを推奨している点が好印象。「うまく描けなくても大丈夫」「楽しんで描くことが大切」と繰り返し背中を押してくれる。絵を描くことが「世界を写す鏡」ではなく「自分を見る窓」だという言葉が心に残った。
認知科学的な理論説明はほとんどないが、実際の練習法や心構えは、無意識のうちに「見る力」を鍛える内容になっている。特に、写真を逆さにして描く、線だけを追う練習などは、頭で考えずに目の前の形や色を素直に写し取る訓練として効果的だと感じた。
SNS時代の「評価されること」へのプレッシャーに悩んでいる人にも、本書の「自分のために描く」という姿勢は救いになるはず。絵が苦手だと感じている人、もう一度描く楽しさを取り戻したい人に強くおすすめしたい一冊。
【印象に残ったフレーズ】
「絵は世界を写す鏡ではなく、自分を見る窓」
「完成度よりも、描いている時間を楽しもう」 -
Posted by ブクログ
『言葉の品格』がとても良かったので、この本も読みました。
敢えて比べるなら、『言葉の品格』のほうがより好きだけど、この『言葉の温度』も良かった。
著者自身が日常の中で遭遇したり、見聞きしたりすることを題材に思うこと、考えることを書いている。それが深いのだと思う。表面的なことに捕らわれずに、思いを馳せていくから、深みのある所から紡がれた言葉は読む人を引き込んでいく。
「序」の部分;
言葉にはそれぞれの温度があります。温もりと冷たさの程度が、それぞれ違うのです。
温もりのある言葉は、悲しみを包み込んでくれます。生活に疲れたとき、ある人は友人とおしゃべりして悩みを打ち明け、ある人は本を読んで作家が投げかける文章から慰めを得ます。
(中略)
では、本書を手に取ったあなたの言葉の温度は何度ぐらいでしょうか。
温もりのある言葉を心がけていきたくなる一冊。