絵空ハルのレビュー一覧

  • 神楽坂愛里の実験ノート

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    登場人物の福富颯太
    他人を不幸にする特性の持ち主。の一文でもう笑ってしまった。
    物語は主人公を含む周りとの会話を主にした進め方で、時折出てくる理系用語も解説してくれるので非常に読みやすい。ライトノベルを読んでいる感覚に近かった。短編が2つ収録されており、どちらも謎解きミステリーである。一番印象深かったのは、ミステリーの事件と言うと殺人や誘拐といった被害者が人間であるケースが多いが1部での事件はマウスの大量殺害であった。どのようにしてマウスを同時に殺害したのかも理系の実験用具やエピソードを交えながら解き明かしていったので、大学時代の実験時代が読みながら思い出された。
    そして「努力したという経験で

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    2023年11月03日
  • 神楽坂愛里の実験ノート

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    神楽坂愛里は東央大学大学院に通うリケジョ。 ノーベル賞を目指し努力を続けてきた。
    ある日、同じ研究室の福豊颯太が実験に使うラットが集団死した。感染症の疑いに周囲が騒然とする中、真相を突き止めるため、立ち入り禁止の動物棟に潜り込むが……。


    ノーベル賞を目指す努力家の大学院生・神楽坂愛里の活躍する理系ミステリ。
    実際作者さんが東北大学の大学院農学研究科修士課程修了者で、企業で食品研究などもおこなっているらしく、その経験が生きているんだろうな、という学内や研究の解像度。理系用語も頻出しますが、都度説明が入るので戸惑う事なく読めます。

    読み心地は軽めですが、事件は割と犯人の自分勝手な事情で起こる

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    2025年03月05日
  • 神楽坂愛里の実験ノート

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    実験用のラットが集団死亡した。

    リケジョと、不幸体質の男性。
    思わぬ組合せのうえ、不幸体質が半端ない…w
    そそっかしいだけでは、と言われたら同意しますが。

    中編2本で、どちらも分かりやすく
    推理を説明してくれるので理解しやすいです。
    しかし1本目の話は、根性があるというべきか
    ブーメランというべきか…。

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    2025年01月08日
  • 神楽坂愛里の実験ノート3~リケジョと夢への方程式~

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    ★誰かを思ってする努力の先にこそ、成果と呼ばれる答えがあるんです。

    【感想】
    このシリーズは意外にキツいので心地よい読書とはいかないが理系ミステリという雰囲気はある。

    【内容】
    ・学会参加。発表成功。重鎮にレイプされかかる。その重鎮が殺される。
    ・探偵サークルができ愛里に挑戦してくる。学内に「別れさせ屋」。愛里の父の容態悪化。颯太またもや不幸に見舞われる。

    ▼リケジョについての簡単なメモ(累積)

    【愛里/あいり】神楽坂愛里。主人公。東央大学大学院農学研究科天然物質分析化学研究室(須藤研)所属。ノーベル賞を目指している。何よりも努力をした経験が大事だと思っているが自分に足りないのは運だと

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    2022年01月03日
  • 神楽坂愛里の実験ノート4~リケジョの出会いと破滅の芽~

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    ネタバレ

    小笠原くんいいやつやん!颯太は今までのアドバンテージ以外に勝てるところあるのか??それにしても怖い植物もあったもんだ。あまりに食い散らかすと結局その後生きて行けなくなる気がするけど、そのあたりどうなんだろう

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    2021年05月21日
  • 神楽坂愛里の実験ノート3~リケジョと夢への方程式~

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    学会のお話と、別れさせ屋のお話。こういう素人探偵ものにありがちな、行く先々で事件が起こる悲しさ。しかも結構重い。この大学大丈夫なのか。颯太は卑屈にならずいいやつ。

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    2021年05月21日
  • 神楽坂愛里の実験ノート2~リケジョの帰郷と七不思議~

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    幼なじみ圭太登場。1巻から名前が出ていたのでそんな気がしていたけど、やっぱり結構いいやつだった。ミスコンの話はなぁ…。トリックは賢いけど頭悪い動機だなぁ。

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    2021年05月21日
  • 神楽坂愛里の実験ノート

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    ネタバレ

    トリックというか謎解き自体は面白かったと思う。けど、いくら相手に合わせちゃうとは言え、結構合理的な考え方しそうな子が、次の相手に待ってもらいつつ今彼とキスし続ける感性がわからん。結局バレてるし。そりゃ怒りもかうよ。あと警察がめっちゃ謙虚で優しい。

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    2021年05月21日
  • 神楽坂愛里の実験ノート2~リケジョの帰郷と七不思議~

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    【感想】
    ・世界の雰囲気的には死体が発生しないミステリって感じやけど殺人があるのには違和感。もっとゆるーくリケジョのキャラクタ小説&その世界の紹介小説にしてもいいような気が。ミステリ成分はストーリー進行のために入れる程度で。

    【一行目】
     東京郊外にあるその白い外壁のマンションは、十一月の寒空に押し潰されるようにしてそびえていた。

    【内容】
    ・故郷からやってきた幼馴染みの圭太を案内していた学祭で颯太の友人が出していた豚汁の屋台で食中毒。人為的なものを感じた愛里は調査を始める。
    ・停電で実験できなくなった愛里は父のケガ見舞いも兼ねて故郷の村に帰ることになったがなぜか付いてきた颯太とレイア。七

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    2021年03月06日
  • 神楽坂愛里の実験ノート

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    理系的なことをわかりやすく、でも陳腐にならず説明してくれているのは面白い。

    伏線も全て回収していて、スッキリです。

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    2021年02月17日
  • 神楽坂愛里の実験ノート

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    ・ミステリ。リケジョが理系らしい? 思考で謎を解く。ということになっている。
    ・動物棟のラットが五十匹まとめて死んだ。感染症が疑われる中人為的なものを感じた愛里は。
    ・颯太は持ち前の不幸体質で零下二十五度の冷凍室にスズメバチを召喚する? 愛里と林原にとってかなしい事件。
    ・おそらくシリーズ化するのでしょう。

    ▼簡単なメモ

    【小倉楓/おぐら・かえで】愛里と同期の修士一年。小柄でかわいくアイドルのようなアヒル口。
    【甲斐重雄/かい・しげお】動物棟の責任者である初老の教授。厳しいので有名。
    【神楽坂愛里/かぐらざか・あいり】主人公。東央大学大学院一年。ノーベル賞を目指している。何よりも努力をした

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    2020年08月15日
  • 神楽坂愛里の実験ノート2~リケジョの帰郷と七不思議~

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    相変わらず、どんな頭の作りをしているのか分からない愛里。でも前巻よりも周りのことを見ていたり、他の人のことを考えていたりするかも。と思った。颯太を始め、幼馴染みの圭太や後輩のレイアなど味方も増えて、戸惑いつつも結構楽しそうに見える。かなり気になる終わり方をしたけれど、今の愛里なら頑張れるかも。と思えた。

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    2019年10月22日
  • 神楽坂愛里の実験ノート

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    一体、頭の中はどうなっているんだろう?と不思議になるほど、色々考えている愛里。ちょっとしたことも謎を解くヒントになる。そんな愛里の行動の根幹は科学に真摯に向き合うこと。そこがぶれないのはすごい。周りに流されずに、自分が大切にするものを持ち続けるって、大変なことだから。
    愛里ならもしかしたら本当にノーベル賞を取ってしまうのでは...。と思ってしまった。

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    2019年08月23日