鈴木隆美のレビュー一覧
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最近ジェンダーや環境の性格形成への影響、その時代変化など知りたいと思ってたので、恋愛制度の変化というより、価値観の違いに興味をもって読んだ。図書室で発掘。
やはり時代、場所によって恋愛、また結婚の制度は様々であり、その「型」にはまって人間は生きている。
恋愛=結婚ではないし、恋愛に肉体的欲望を結び...続きを読むPosted by ブクログ -
愛とは何か?著者によれば、仏教的にもキリスト教的にも、そこから生まれたロマン主義的にも束縛。その束縛からいかに逃れるのか、考えさせられるた。日本のキャラ論については、まだ消化不良。Posted by ブクログ
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ロマンティックラブの成立から日本への入り込みの節が白眉。現代日本恋愛の解釈がキャラ論のみで手薄なのがマイナス。熱海のゲストハウスで出会った恋愛カウンセラーのお兄さんの良いオススメ。Posted by ブクログ
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日本の「恋愛」は欧米のそれとは異質なものである。欧米恋愛観は歴史の変遷に伴って変化し、今の形があるのに、日本はその土壌を無視して輸入してしまった。らしい。
人を愛する気持ちは人類共通だと思っていたので、恋愛の枠組みさえ文化に決定されているというのは非常に衝撃的だった。Posted by ブクログ -
「恋愛」に制度!?
現代を生きる自分には、正直ピンとこないタイトル。
古代ギリシャから現代日本に至るまで、「〜だと思わなくちゃいけない」という
心理的束縛が存在し、恋愛の制度化という罠が常にあることに対して著者は警報を鳴らしている。
"正しい"「恋愛」は、人生を豊かにするうえで欠かせないドラマ...続きを読むPosted by ブクログ -
恋愛・セックスの文学史。ってな感じ。類書がないのでとてもえらい。
まあこうなるだろうな、っていう並び。オウィディウスやカペラーヌスの内容とか新書レベルで紹介してるのははじめてちゃうかな。どれくらい本気なのかわからんけど、がんばってほしい。小谷野先生とかに対してはリファレンスするべきじゃないかな...続きを読むPosted by ブクログ