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Posted by ブクログ 2021年10月13日
最近ジェンダーや環境の性格形成への影響、その時代変化など知りたいと思ってたので、恋愛制度の変化というより、価値観の違いに興味をもって読んだ。図書室で発掘。
やはり時代、場所によって恋愛、また結婚の制度は様々であり、その「型」にはまって人間は生きている。
恋愛=結婚ではないし、恋愛に肉体的欲望を結び...続きを読むつけなかったり、過去に同性愛が推奨されたりした世界もあった。
戦国時代なのか、貴族社会なのか、政策によって求められる人々の考え方は変わる。
私の価値観は今私が生きている現代日本の「型」である。
他の時代や国の価値観を否定しても、それは自分がその世界に生きていたら当たり前の価値観である。
身近な人々の感覚さえ分からないことがあるのに、その国、時代の人々の感覚は言葉で説明することは難しい。
倫理の教科書で理解出来なかった、恋愛は自分が幼い時の親のイメージを追い求めてするものというフロイトの考えがわかったし、納得した。
これからの恋愛がどうなっていくのかワクワクする。
もしかしたら
結婚制度が無くなるかもしれない。
浮気がいけないことでなくなるかもしれない。
自分の生きる世界の当たり前を、自分を正当化する理由にすることは正しいのか。
相手の価値観とのすり合わせが大切。
Posted by ブクログ 2018年12月20日
愛とは何か?著者によれば、仏教的にもキリスト教的にも、そこから生まれたロマン主義的にも束縛。その束縛からいかに逃れるのか、考えさせられるた。日本のキャラ論については、まだ消化不良。
Posted by ブクログ 2021年05月21日
ロマンティックラブの成立から日本への入り込みの節が白眉。現代日本恋愛の解釈がキャラ論のみで手薄なのがマイナス。熱海のゲストハウスで出会った恋愛カウンセラーのお兄さんの良いオススメ。
Posted by ブクログ 2019年07月26日
日本の「恋愛」は欧米のそれとは異質なものである。欧米恋愛観は歴史の変遷に伴って変化し、今の形があるのに、日本はその土壌を無視して輸入してしまった。らしい。
人を愛する気持ちは人類共通だと思っていたので、恋愛の枠組みさえ文化に決定されているというのは非常に衝撃的だった。
Posted by ブクログ 2021年02月20日
「恋愛」に制度!?
現代を生きる自分には、正直ピンとこないタイトル。
古代ギリシャから現代日本に至るまで、「〜だと思わなくちゃいけない」という
心理的束縛が存在し、恋愛の制度化という罠が常にあることに対して著者は警報を鳴らしている。
"正しい"「恋愛」は、人生を豊かにするう...続きを読むえで欠かせないドラマ。
恋愛感の歴史的展開やヨーロッパと日本の比較から、自分なりの「恋愛」の答えを再確認してみては?
Posted by ブクログ 2020年06月15日
恋愛・セックスの文学史。ってな感じ。類書がないのでとてもえらい。
まあこうなるだろうな、っていう並び。オウィディウスやカペラーヌスの内容とか新書レベルで紹介してるのははじめてちゃうかな。どれくらい本気なのかわからんけど、がんばってほしい。小谷野先生とかに対してはリファレンスするべきじゃないかな...続きを読む。文献リストは項目ごとの脚注みたいな形で、リストはなくて見通しがわるい。でもこれでかなりこの分野の理解が進むね。偉い。
検討中。うしろの方はすこし問題があるように思う。
というか、なんでもかんでも「似たようなもの」になってしまう。それでいいのだろうか。