ヘンリー・ティムズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テクノロジーを活用して、多くの人を巻き込み、オープンで流動性の高い仕組みを作って影響力を発揮することをニューパワーと定義し、事例から、そのエッセンスがまとめられいる。
マインクラフト型。
オールドパワーとニューパワーのブレンドのあり方。
簡単に参加でき、ステップがあり、つながれて、スーパー参加者とユーザー、運営側のバランスをとること。
ゆるく繋がる。
世界を創ること、なんらかの貢献ができた感覚を持てるもの。
不完全な方が広げてもらいやすい。
ストーリーテリング、パーソナルにナラティブ、インフルエンサーの巻き込み、コミュニティのバランス、参加プレミアムをつくる。これらがニューパワーの資金調達スキル。
入口の仕組みやコンセプトを意図して仕掛けることはできるが、その後のうねりの起こし方には方程式はないように思った。なにを価値観に据えるのか、最上の目的はなにか、を確認しつづけること。
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Posted by ブクログ
SNS では参加者に当事者意識を持たせ、基盤を作り伝統的手法も組む会わせて力を発揮させる。
組織の4分類:価値観とパワーの二軸で、分散組織で参加者の自立意識が高いのがクラウド。アラブの春のようなムーブメントを作るが継続性に難がある。組織が旧来の中央集権型なのがチアリーダー、パタゴニアがあげられている。従来型の価値観組織がキャッスル。アップルもここに分類されている。組織が新しいテクノロジーに基づいているが価値観か伝統的なのが懐柔者。フェイスブックやウーバー、ISIS があげられている。価値観にたいするイメージと実際の運営に乖離が出てきている。 -
Posted by ブクログ
センセーショナルなタイトル・帯文と、ベストセラーということで読んだ本。
IT時代の民主主義において、リーダーシップのあり方を考えさせられる。
本書によれば、リーダーの価値観とモデルを分類すると、4タイプの異なるリーダーシップが存在するという。
●クラウド·リーダーは、ニューパワーのリーダーシップモデルを用いるとともに、ニューパワーの価値観を明確にし、尽力する。クラウド·リーダーは群衆のパワーを利用するだけでなく、群衆にもっとパワーを与えようとする。
●チアリーダーは、協力、透明性、参加など、ニューパワーの価値観を支持するが、オールドパワー式のリーダーシップを取る。パワーを分配する能力も意図も持っていない。
●キャッスルは、オールドパワーの価値観を持ち、オールドパワーのリーダーシップ·モデルを用いる。我々の多くが育った、伝統的な階層制と権威に基づくモデルで、軍隊、ビジネス、教育といった分野に幅広く浸透している。
●懐柔者は、群衆を動員し、ニューパワーのツールや戦術を駆使するが、オールドパワーの価値観に基づき、自らに権力を集中させるのが目的である。
フェイスブックは懐柔者。
ウイキドぺディアはクラウド·リーダー。
よくわかる。
レディ・ガガはクラウド·リーダー。
トランプは懐柔者
なるほど。
プラットフォームの設計を企画するのに、参考になった。 -
Posted by ブクログ
企業やNPO、市民活動等、何らかの形で人々を動かすパワーは、中央集権的な組織形態を取り少数精鋭のリーダーによりこれまで行使されてきた。一方で、近年は分散的なコミュニティの組織形態で多数の人々を行動に巻き込んでいく新たなパワーの形態が登場している。本書では、前者をオールドパワー、後者をニューパワーと定義し、ニューパワーにおける組織モデルや、成功に欠かせないコミュニティの組成方法などを、多数の事例からの帰納的アプローチによりまとめた一冊である。
ただし、ニューパワーというものを単純に定義するだけであれば、その独自性はそこまで高くない。本書の価値は、”ニューパワー・マトリクス”という概念で、組織・意思決定のモデル×価値観の4象限で、様々な社会活動を整理している点にある。
分かりやすいのは、両方がオールド、もしくはニューの象限に該当する社会活動である。前者は”キャッスル”と名付けられ、具体的にはアップル、ノーベル賞、ブリタニカ辞典などが当てはまる。後者は”クラウド”と名付けられ、オキュパイ運動やWikipedia、AirBnBなどが該当する。
一方で、組織・意思決定モデルはオールドだが、価値観はニューという”チアリーダー”としては、伝統的な株式会社の形態を取りながら、事業運営にコミュニティを活用するようなパタゴニア、ユニ・リーバ等のメーカーが例示される。そして組織・意思決定モデルはニューだが、価値観がオールドな”懐柔者”として、UberやFacebook(一見、シェアリング・エコノミーの文脈でAirBnBと並べられることが多いUberが、このマトリクスでは異なる象限に位置している点は、この両者の違いを端的に表している)、そしてドナルド・トランプが該当する。”懐柔者”は主に分散的なインターネットをフル活用するが、その活動が表象する価値観は、権威主義的/伝統的なものである。
組織・意思決定モデル、価値観が共にニューパワーに該当する”クラウド”型の組織とは、いわゆるティール組織と共通する部分も多く、新たな組織モデルを考える上でも参考になる一冊では。