久野郁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやぁ〜究極のイヤミスでしたっ!無罪を主張するルビーも、弁護士として彼女を支えるローマンも、どっちもクソ野郎。で、次回作では、学生時代からのプラトニックな関係の似た者同士、クソな二人がくっつくという展開か?!
しかし、しかし、、、
「わたしはただ、とくにことばの面で、同年齢の子どもよりもずっと進んでいたというだけだ。ことばにこだわりの強い一家の末っ子で、家族についていこうとしていたからだろう」と語る、ギフテッド教育を受けていたルビーは、臨床心理士の資格を取り、言葉を大切にする職業・カウンセラーとして働く。訳者が解説で述べているように、そう!「心情の描写が鮮やかなのである。」そうなのだ!そ -
Posted by ブクログ
うーん。
帯の煽りは間違ってない。4人の殺害容疑、でも最後の1人は自分じゃない!夫のことは愛してました、という。
序盤は面白く読んだ。豪快に突き抜けたソシオパスではなく、やむを得ず殺してしまうこともあれば死を招いたことを後悔したりくよくよしたりもする、人間臭いひと味違う主人公。でも、後半で失速する感じなのだなあ。
義母と上手くいかなくなって…という嫁姑話が展開する一方で犯罪サイドは逮捕や審理というプロセスの話になってくる。最後にやはり、義母とプロセスを逆手にとった解決策で、なんとなくしらっとしてしまった。
評判が良かったらしいのだが、自分には合わなかった。多分勝手に豪快に殺し、悩まずにパ -
Posted by ブクログ
かつてない規模のサイバーテロが準備を終え、攻撃開始の時刻を待つばかりだという。姿を隠した大統領ダンカンは対策班を動かし、同盟国の力も借り、仕込まれたウィルスの始動を止めようとする。だが犯行が予告された当日未明、ロサンゼルスの複数の施設で爆発が起きた。これは一連のテロの幕開けにすぎないのか、そしてホワイトハウスに潜む裏切り者とは?
後半は、ウィルス始動の阻止と、謎の暗殺者、そして裏切り者探しと、緊張感がマックスになるはず、だったのだが。上巻のアクションがよかっただけに、やや期待外れでした。
これで、アメリカ大統領関連ミステリの読書はひとまず終了。本当はもう一冊あるのだが、どうしようかな。