奥平和行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・山田には質問魔のようなところがある。少しでも理解できないと質問攻めにし、納得できるまで諦めない。一方山田とはバックグラウンドの異なる宮上は「なぜそんなこともわからないのか」と思う。こうした場面は一年近く永遠と展開された。だが、ある時から宮上は不思議な感覚にとらわれるようになった。「脳みそが一緒になったのではないか」。山田が考えていることが手に取るようにわかったのだ。
・「しまむら理論」小さな子どもを持つ地方に住む主婦が意識せずに使える。格好良さより庶民性や親しみやすさを優先。どことなく雑然とした印象を与える。
・ライバルではなくユーザーに向き合う
・小泉が12億円の調達に強いこだわりをみせたのは、ミクシィとの関わりを通じて得た体験があったからだ。ミクシィは日本のSNSの代表格となったが、実はこの分野で先行していたのはグリーだった。後発のミクシィは追撃に向け、一足早く安定的な成長軌道に乗っていた求人サイト運営事業からの収益を、集中的に投下した。プロダクトの力はさることながら、資金力の差で勝ったー。こう痛感した。ミクシィの経験を応用すれば後発のメルカリも先頭に立つことが可能だが、ライバルに先を越されたら二度と浮上することはできなくなる。勝者総取りがインターネットの掟だ。
・ミクシィはプロダクトが強い会社で、その成長が組織をけん引していた。自然と組織がまとまるので楽と言えば楽だが、逆にプロダクト任せになって人や組織に向き合いきれていなかった。だからこそ求心力を高め、維持するための支柱としてミッションとバリューをまず決めておきたかった。
・濱田は山田の仕事ぶりを見ていて不思議に思うことがあった。とにかく細かいことを含めて様々なことに気付くのだ。「なんで色々と気づくのですか?」と尋ねると「だって僕基本的にやることないから」「濱ちゃんも早く暇になることで、色々と気づくようになるよ」。経営者が幹部に暇になれというのはおかしな話の様に聞こえるが、濱田は素直に「確かに」と思った。
・創業者が心から反省するのであれば、会社は個人を上回る存在になれるのではないか
・起業はひとりの天才ではできない
まず、読み物として面白かった。文章構成や登場人物1人ずつの大学時代までさかのぼった話など、小説を読んでいるようにも感じた。
会社を創るにあたって、一番大事なことは本当に「ヒト」だなと改めて実感。運命やめぐり合わせ、引き寄せが働いて、資金調達や顧客サポートなどそれぞれの道を究めて来た人達がジョインしていく姿は、奇跡のように感じる部分もあった。その点山田さんはヒト集めのプロとも言えそう。
経験に基づく戦略的な資金調達、アプリをどうCMと接続していくのか、競合であったフリルの創業話など、なるほど、という内容もあり。
ワクワクしながら一気に読んでしまった。 -
Posted by ブクログ
・失敗を恐れて行動に移さなかったら、成功することはありえない。多少無理をしてでも自分でしっかり考えて自分の意見を貫き大胆に行動することもときには必要になる。
・会社を経営する上で資金調達はとても重要なことだと思う。いくら調達して、その資金をどのように使えば1番利益がでるか。規模が大きければ大きいほど、大きなプロジェクトになり共にプロジェクトを進める仲間も成功するために大きな要因になると思った。
・何事も考えが思いついたら即急に行動に移すことが必要。目の前の課題を1つ1つ解決していくのもすごく重要だが、今1番なにをしないといけないか、どーすれば状況が変わるか、などを考え素早く行動するべき。
・うまくいかない時なんてないわけがない。そのときに自分の考えや思いを見つめ直すために世界のいろいろなところに旅に出てみるのもいいことだと思う。世界に視野を広げることによって今後国内での需要が高まりそうな事業のような様々な新たな発見が見つかるかもしれない。
・若いうちの経験がいざと言う時に役に立つことが多い。この状況に陥った時にどのように対処すれば切り抜けられるか、どうすればいい兆しが見えそうか、インターンなどで学んだことが必ず役に立つときが来る。
・自分が会社を経営する立場になった時に、社員と考えを統一し一つの方向に突き進むべきだと思う。多少の意見の対立はあるかもしれないが、成功するためにはやはり会社で同じ方針にするべきだ思う。時には自分の意見よりも部下の意見の方が良いときがある。その時は自分1人の意見に凝り固まることなく柔軟に部下の意見も取り入れることが必要だと思う。
・大胆に行動することが必要だと思う。目先の利益だけを考えるのではなく、先のことを見越してどのようにすれば1番利益がでるか、どのようにすれば顧客や信頼が上がるか、そのようなことを常に考え、慎重になりすぎるのもいいが時には大胆に踏み出せばいい時もある。万が一、うまく行かなくてもその失敗をこれからのマネジメントに活かせばいいと思う。
・悩んだり、決めきれないときにはその道をよく知っている人を見つけてとことん話すのがいいと思う。他の人の視点や考え方がわかり、決断の際に少なからずいい影響を及ぼしてくれるとおもうし自分の視野も広がるから分かり合えるまでとことん喋るべきだと思う。
・プロジェクトに不備がでたら即急に改善策を検討しなけばいけないと思う。もしすこしでも改善が遅れれば甚大な損害を被ることになると思うし、できるだけ損失は最小限で抑えなければいけない。そのためにも緊急の対応は迅速に対応するできだと思う。
・マーケティングにおいて成長の見込めない製品やサービスをだらだら延長し、経営資源の有効活用などの観点において避けるべきだと思う。成功を信じるのもいいが信じすぎるとアリ地獄にハマってしまうと思う。
・どんなにすごい会社でも、1人の天才によって起業されているわけではない。必ず、いろんな人の協力を経て大企業が始まるということを忘れてはいけない。自分1人でなんとかしようと考えるより、誰かと協力して、の方が良い。
・会社を経営し、成功を収めるために重要なのはタイミング。いつ時期が来てもいいように準備をしっかりしておくことが大事。それでも最後は運任せになってしまうこともある。 -
Posted by ブクログ
フリマアプリのメルカリの創業までの経緯と上場までの紆余曲折を関係者などの取材などをもとに書かれた一冊。
フリマアプリでは業界でトップクラスの実績をもつメルカリの創業者の山田氏の苦悩やフリルとの創業当初のシェア獲得の模様などフリマアプリが私たちの生活において存在感を増す活況の舞台裏を本書で知ることができました。
ロゴのデザインや名前などの誕生の経緯も書かれていて同社のことを深く知ることができました。
また、問題となった現金出品の問題についても当時者への取材をもとに書かれていて報道ではわからないことを知ることもできました。
そんな本書の中でも社員が一丸となるためにミッションの制定や制度の整備を行なっていったことは印象に残りました。
スタートアップとして始まったメルカリが日本初のユニコーンとして成長していく姿を本書で知るとともに多くの人力があって現在の地位までに来たことを感じました。
スタートアップとして日本では知名度を上げることができた同社が今後世界に向けてどのように展開していくのか、またフリマアプリの次の一手として何を出してくるのか今後がますます楽しみになる一冊でした。