高木凛のレビュー一覧

  • 沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子

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    沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子。高木凛先生の著書。有能な実業家として大活躍された照屋敏子先生。女傑とされているけれど、男勝りの強靭な精神力や行動力に加えて、女性ならではの感性や人間力があったからこその大成功であったのだと思います。沖縄問題の現状、照屋敏子先生ならどう考えるのでしょう。

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    2018年09月03日
  • 最後の版元 浮世絵再興を夢みた男・渡邊庄三郎

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    海外に浮世絵を売ったのは山中商会が有名。山中商会が存在した時期(明治のおわりから)新版画といわれる物を輸出販売していたのは知らなかった。浮世絵は実物を見たことがあるけれど、新版画や創作版画(絵師が彫りすることもする)は見た覚えが無い。実物を見てみたい。

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    2023年09月02日
  • 沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子

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    以前『ナツコ 沖縄密貿易の女王』(奥野修司著、文春文庫)という本を読んだときに、この本のことも知ったはず。ようやく読めた。
    敏子もナツコも戦前・戦中もたくましく、さらに戦後の混乱期をたくましく生きた、まさに女傑というべき人たち。こういう女性を輩出するっていうところがいかにも沖縄っぽい感じがする。
    もっと、言動の端々まで沖縄独立を訴えていたのかと思っていたけどそうではなく、いわば市民運動的な言動でそれを訴える人ではなく、自ら沖縄に自活できる産業を興そうと頑ななまでに頑張った人だったという印象。
    著者はルポ作家とかいうわけでないせいか、文章にはちょっとこなれていない感じのところもあるけど、敏子の奔

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    2020年09月15日
  • 沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子

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    戦後沖縄のベンチャー事業カリスマ経営者、と言ったところ。

    しかし、前読の金城夏子のほうが、クレバーな事業家だったように思う。
    こちらは姉御肌度高め。

    いずれにしても、英雄伝的な物語(ノンフィクションだけど)の場合、男だと力か頭脳がもっと際立ちそうだが、女だと情感度多めになるのが不思議。

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    2014年06月27日
  • 最後の版元 浮世絵再興を夢みた男・渡邊庄三郎

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    浮世絵→版画の再興を目指した、
    明治時代のスゴい人の一生。

    今からしたら何も無い、
    情報収集にしても勉強方法についても、
    外国の様子についても、
    何から何まで手探りで、でもものすごいバイタリティと
    情熱で以て、惚れ込んだ版画を芸術として
    プロデュースし続けた。

    こんな理解のある版元は素晴らしい。
    一緒に作り上げる、なんとしても成すという心意気がたまらない。

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    2013年07月26日
  • 沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子

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    1915年沖縄県糸満市生まれ。9歳で魚売りを始め、10代で南洋にわたっては黒檀のステッキなどを仕入れてくるようになる。19歳で結婚。やがて戦争がはじまり鹿児島に疎開するが、戦後まもなく福岡で漁業団を結成し、海の女王と呼ばれるようになる。しかし4年後、敏子の得意とする沖縄式漁法は禁止され失業。
     その後、家を担保に入れてシンガポールの華僑と手を組み、水産会社を立ち上げるも、華僑の手口にやられ、再び失業。シンガポールで無一文になってしまう。
     しかしここでくたばらないのが照屋敏子。シンガポールから持ち帰ったワニ皮バッグ3点をもとに商売をはじめ、「クロコデールストア」を設立。43歳。それが大当たりし

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    2015年02月24日