F・ギースのレビュー一覧

  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    イギリス中心ではあるが非常に精密に中世の暮らしが解説してある。日本の世界史では学ばない内容も前提知識のように扱われている感じがあるので、より深く理解したい場合は別途知識を補完する必要があるように感じた。

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    2023年01月23日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    中世の城の構造と歴史から、城に住む人々、貴族たちの生活などが事細かく説明されており、読み応えたっぷり。中世に似たファンタジーを書く際にも参考になります。

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    2012年06月05日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    資料として役立ったので★5つ。本当は電子データで検索しながら読みたいくらい。索引のある学術書ではなく、「新書的な」読み物なので、「あれどこに書いてあったっけ」と探し回るのがちょっと大変だった。
    以下備忘のため、本書より

    ・11世紀頃の城は濠をめぐらせた土塁の上に木造建築。十字軍遠征後に築城技術が発展して石造の主塔(キープ)がつくられるようになった。四角い塔は角の下を掘られて崩されることもあり、防衛上の死角ができるため、円筒形に変わっていった。居住区の建物は木造が多かった。
    ・ダンジョン(地下牢)は城の主塔を意味する「ドンジョン」から。後代になって(城の住み心地がよくないので)囚人の拘置や幽閉

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    2011年12月12日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    イギリスを中心に、中世の城の成り立ちから発展、構造、生活、戦時の各所の役割と運用、貴族や騎士の逸話など事細かに語られている。まともな世界史の知識がほぼ抜け落ちているので人物のつながりなどの話はついていけなかったのだが、細かな家計簿なんかを読んでいるだけでもかなり面白かった。実際的・具体的な話ばかりなので中世の人々の生活の息遣いが感じられるような気がする。構造が文字と白黒の遺跡の写真だといまいちわからなかったので、別の本で補完したいと思う。

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    2021年01月14日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    面白く読み進められる。唯一の欠点であり致命的な欠点は、オールモノクロであること。イラストはまだしも、本書の最も重視する城の写真が暗く(黒く?)、折角ページを割いて載せる意味がない。せめて、一番初めに数ページのカラー写真をつけて欲しかった。そういった意味で、星をひとつ減らした。内容が良いだけになおさら残念だ。

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    2013年06月18日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    ネタバレ

    中世好きの間では有名な本なので、言わずもなのですが テーマパークに聳え立つ様な装飾豊かな城ではなく、実用性を重視した機能美な城についての「生活」を主とした内容となっています。 豪華客船ではなく、戦艦についての解説だと思っていただければ解り易いかなと。 機能及び歴史については多少本書で扱ってはいますが、あくまでも生活という流れの補足程度のものであるので、単純に城の構造について知りたいのであれば他を当たると良いでしょう。 この手の本は少ないので、値段分出すだけの価値があるとは思います。

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    2011年11月10日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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     図説が好きな私にとって、文字だらけでげって思ったけれど、なんなく読めました。
    城を中心とした生活史。第1章は厳しいけど、そのあとはそれなりに具体例もあって楽しく読める。

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    2011年12月05日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    学生時代の一時期、アーサー王伝説にはまり、中世の騎士だの城だの必死で調べたことがある。確か、何でも輪切りにして構造を調べるシリーズの絵本の、「城」版も持ってたはずだ。もちろん映画もコスチュームプレイものが好きで、『ロビンフッド』や『三銃士』あたりは外せない。まあ、映画だと嘘が多いんだけど。
    というわけで、城もの本を数冊所持。この本は多分、一番堅くて詳しい。なにせ城の生活について語るのに、普通は時代背景から始めるものなんだけど、この本は本当に「城の歴史」から始めているのだ。
    土塁と囲い地様式の砦から石組みの城へ。城もゴシック様式の石塔が建つまでにはそこに至る歴史がある。というわけで、最初の10ペ

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    2009年10月04日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    イギリスに現存する城を例に、中世ヨーロッパでどのように城の形が発展していったのかが、詳しく書かれている。また、そこでの生活が、過去の書簡などを元に具体的に説明されていて、興味深い。

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    2009年10月04日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    中世イングランドの実在の城を例に領主や騎士など城に住む人たちの生活が書かれている。同じ著者の都市の生活や農村の生活と重複するところもそこそこある。本筋とずれてしまうが興味としては中世の始め頃のイギリスとフランスの関係に行ってしまった。

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    2024年06月20日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    11世紀から13世紀頃のイングランドの城と、その城や周辺に住む人々の生活を描く。

    イングランド以外のヨーロッパの城の紹介はかなり限定的なので、中世ヨーロッパの城の包括的な解説書というわけではない。

    イングランド史をある程度知っておいた方が読みやすい。

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    2023年07月23日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    ウェールズのチェプストー城を例に挙げ、
    中世ヨーロッパの城での生活を描きだす。
    何故このような城が作られたのか、
    どのような者たちが城にいたのか・・・等、
    豊富な資料で説明。
    戦略と防衛のために建てられ、領主の権力と富の象徴であった城。
    城の中には、領主の家族以外にも多種多様な仕事を受け持つ者や
    騎士たちがおり、また城の経済基盤となる村や荘園には村人がいた。
    城の中での生活、村人との関わり、狩猟、戦時と、詳細です。
    特に家令の家計簿の細かい記録!
    それと騎士の意外な実態!
    但し、文章が豊かな反面、図版が少々足りない感あり。
    トイレとか風呂とか、文章だけではわかりにくい。
    「中世の城日誌―少年ト

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    2018年06月02日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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    ネットの通販で買ったものです。値段を見て勝手に単行本と思っていたけど、文庫でした。しかも何だか本自体が心許ない印象というか……。
    文章が主なので視覚的に見たい人にはお勧めは出来ないものですね。
    でも内容は結構面白そうな感じです。
    買ったばかりなので内容については追って評価し直しますが、多分これ、中世ヨーロッパとか好きな人には楽しめる本なのではないかと思います。
    とりあえずいったん「ファンタジー創作資料」に分類。

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    2010年03月12日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

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     中世、お城に生きた人々の生活実態を描いた本。
     様々な人々が生きたお城の運営に払われた苦労が、豊富な資料から分かるのが楽しい。
     今も昔も、大所帯を切り盛りするのはタイヘンな事だと実感する一冊。

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    2009年10月04日