作品一覧

  • 中世ヨーロッパの城の生活
    3.9
    1巻1,155円 (税込)
    牢固とまた堂々と風格を漂わせ、聳(そび)える城。西欧中世、要塞のような城が陸続と建造されていった。城作りはいついかなる理由で始まったのだろうか。城の内外ではどのような生活が営まれていたのだろうか。ウェールズ東南端の古城チェプストー城を例に挙げ、年代記、裁判記録、家計簿など豊富な資料を駆使し、中世の人々の生活実態と「中世」の全体像を描き出す。

ユーザーレビュー

  • 中世ヨーロッパの城の生活

    Posted by ブクログ

    イギリス中心ではあるが非常に精密に中世の暮らしが解説してある。日本の世界史では学ばない内容も前提知識のように扱われている感じがあるので、より深く理解したい場合は別途知識を補完する必要があるように感じた。

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    2023年01月23日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

    Posted by ブクログ

    中世の城の構造と歴史から、城に住む人々、貴族たちの生活などが事細かく説明されており、読み応えたっぷり。中世に似たファンタジーを書く際にも参考になります。

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    2012年06月05日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

    Posted by ブクログ

    資料として役立ったので★5つ。本当は電子データで検索しながら読みたいくらい。索引のある学術書ではなく、「新書的な」読み物なので、「あれどこに書いてあったっけ」と探し回るのがちょっと大変だった。
    以下備忘のため、本書より

    ・11世紀頃の城は濠をめぐらせた土塁の上に木造建築。十字軍遠征後に築城技術が発展して石造の主塔(キープ)がつくられるようになった。四角い塔は角の下を掘られて崩されることもあり、防衛上の死角ができるため、円筒形に変わっていった。居住区の建物は木造が多かった。
    ・ダンジョン(地下牢)は城の主塔を意味する「ドンジョン」から。後代になって(城の住み心地がよくないので)囚人の拘置や幽閉

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    2011年12月12日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

    Posted by ブクログ

    イギリスを中心に、中世の城の成り立ちから発展、構造、生活、戦時の各所の役割と運用、貴族や騎士の逸話など事細かに語られている。まともな世界史の知識がほぼ抜け落ちているので人物のつながりなどの話はついていけなかったのだが、細かな家計簿なんかを読んでいるだけでもかなり面白かった。実際的・具体的な話ばかりなので中世の人々の生活の息遣いが感じられるような気がする。構造が文字と白黒の遺跡の写真だといまいちわからなかったので、別の本で補完したいと思う。

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    2021年01月14日
  • 中世ヨーロッパの城の生活

    Posted by ブクログ

    面白く読み進められる。唯一の欠点であり致命的な欠点は、オールモノクロであること。イラストはまだしも、本書の最も重視する城の写真が暗く(黒く?)、折角ページを割いて載せる意味がない。せめて、一番初めに数ページのカラー写真をつけて欲しかった。そういった意味で、星をひとつ減らした。内容が良いだけになおさら残念だ。

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    2013年06月18日

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