マシンガンズ滝沢秀一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニュースだったか、ネコが生きたまま捨てられているのをゴミの分別作業時に発見する衝撃映像が放送されていた。腐れ外道な所業に腹が立ったが、自分達が捨てたゴミを仕分けてくれる人達がいることを再認識・感謝する機会にもなった。
著者は(全然知らなかったが汗)お笑い芸人の傍らゴミ収集作業員もされており、調べたら新聞社に留まらず環境省からのインタビューも受けられていた。
本書は日頃の作業で遭遇したとんでもないゴミや人々を紹介しつつ、一日の流れや国内のゴミ問題までと、内容は幅広い。読後はゴミ出しに用心していること間違いなしだ。
冒頭のようなペットは論外だが、プライバシー丸裸な書類や缶のゴミに鍋が紛れ込んでいたりと、段々読者までうんざりしてくる。中には収集後に後出し、「回収されていない」と平気で嘘のクレームを入れる住民もいるんだとか。(会社にわざわざ電話を入れる思考にまず至らないから、これは理解不能だった…)
ゴミは人間の生活から生み出されるものでありながら、早いところ誰かに引き渡したいと煙たがられる。仕方のない心理だが、自分ちでもゲンナリするのに他者の家のゴミを何百件も回収する作業員さんの苦労たるや。
芸人さんだからか、過剰な修飾語やコメントが目立つと気になっていたが…道を外れたゴミ出しをされると、そりゃこれだけ愚痴も出てくるわな…。更に第7章「ゴミ清掃員の花鳥風月⁉︎」にあるような各シーズンの弊害にも見舞われなきゃいけない。合掌…!
かく言う自分も仕分けや出す量に気を配れているとは言い切れない。著者曰く、日本は一人が一年間に出すゴミの量と焼却炉数がぶっちぎり世界一との事。(’18年時点)ゴミ清掃に使われる税金の多くはゴミを捨てた後の処理にあてられるというのに。
「僕らの時代は 、買う時に捨てることを考える時代にしませんか?(中略)個人で意識してやろうと思えばできる、見本の世代でありたいと僕は思います」
環境問題の本とも取れるが、これはまさしく現場の声であって下手すれば専門家並みに説得力がある。愚痴に聞こえていたこぼれ話も、ゴミ出しや環境への意識を律するための教訓になり得る。意識までクシャポイしたら、それこそ外道と変わりない。 -
Posted by ブクログ
全編を通して面白かったし予想外にタメにもなりました。初めて知る事実に驚いたりクスッと笑ったり、一部では戦慄したり…。
世の中には色んな人がいるなーと思いました。
特に面白かったのは、
1章 ゴミ清掃員のつぶやき
2章 ゴミ清掃員プロファイラー
5章 ゴミ清掃員、格差を斬る
6章 ゴミ清掃員のおすすめ物件
10章 ゴミ清掃員、無法者を取り締まる
『民度はゴミ出しにあらわれる』
本当にその通り。本書を通してしみじみ感じました。
楽しく読み進め、ラストは日本と世界のゴミ事情について。ゴミに関して圧倒的な後進国の日本。そしてゴミ先進国のスウェーデン事情には驚くばかり!
親世代の皺寄せを子供世代に背負わせたくないなと思いました。 -
Posted by ブクログ
業界の事情が表に出ることのない仕事は世の中にあるが、著者の就いているゴミ清掃員の仕事もその1つだ。
お笑い芸人だけでは食べていけずに奥さんから「3月までに40万持ってこい」と言われて、仕事探しを始めたことがきっかけだった。
しかし、年齢制限があり、芸人時代の仲間に連絡をとったときに、ごみ清掃をしていて年齢制限がないと聞いたことから今の仕事と出会うこととなった。
ゴミの出し方、ゴミを出す人の個性が描かれている。例えば、ゴミで格差が分かる。金持ち地域ではないところだと、酒とタバコのゴミが目立つ。ペットボトルに入っているタバコの吸殻や栄養ドリンクのビンもよくあるそうだ。その上、ゴミを出す量が多い。
その一方でお金持ち地域では、高級ワインのビンが回収箱に入っている。ペットボトルにしてもコントレックスのようなレベルのものが出てくる。
この地域の特色としては、健康グッズも出てくる。ワンダーコアがよく出てきたそうだ。
これから引っ越しシーズンになるが、ゴミ清掃員のおすすめ物件を紹介している。内見で家やアパートの外観や内装を見る人はいても、集積所を見る人はそんなにいない。集積所がきれいだときちんとルールを守って生活している可能性が高いと述べている。
集積所1つで地域の生活事情が見えてくる。
ゴミ清掃員の大変なところがいろいろ書かれている。
知る機会のない業界の実体験を交えているので説得力がある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレゴミから見えるこの素晴らしき世界。
ゴミ清掃員のことを考えたことがなかったということに気付いた。見たことがないわけではない。でも考えたことはなかった。
臭いものに蓋ではないが、普段、目をそらしているものがある。でもそこにきっと人の本質が現れる。ゴミの出し方を考えること。自分の代わりにゴミを片付けてくれる人がいると思うこと。自分が出したゴミがどこにいくか考えること。これからの地球のことを思うこと。
この本を読まない人に、自分の考えをどう伝えるか、という著者の言葉にハッとした。この本を手に取った自分は、変わらざるを得ない。もうこの本を読む前の自分とは違った自分になっている。どうしたら伝わるか、はどの分野の人にも共通する悩み。読んだ自分は、伝える側になりたい。どうかこの本を一人でも多くの人が手に取って、ゴミのことを考えてくれるように。 -
Posted by ブクログ
本当にごめんなさい。
緊急事態宣言の時、家を片付け、その時は、というか今の今まで清掃員さんの苦労など考えもしませんでした。洋服はじめ沢山のものを割と纏めて出しました。いやぁ、緊急事態宣言のおかげでいつかしようと思っていた断捨離ができたわー、となんなら晴れ晴れとした気持ちでいたのです。
…前作「このゴミは収集できません」未読ですが、全く問題なく読めました。
とにかく筆力が圧倒的で面白く一気に読めます。
清掃員さん、一般の人、様々なエピソードに読み応えがあり面白かった。
お金持ちになるほどゴミが少ない、という話も興味深く、信じられないゴミの話には目がとび出そうでした。
後半になるにつれて非常に深刻な話になっていくのですが、文章にユーモアが溢れているので身につまされながらもなんとか読み終えることが出来ました。
まあショックな事だらけなのですが、なんといっても1番は日本の、まだ食べられるのに捨てられているゴミが世界の食べ物に困ってるい人のためにかき集められた食べ物の量の1.6倍ということでした。
初めにも書きましたが、知らなかったとはいえ、正しくないゴミの出し方をしていました。
もっと言えば、ゴミそのものを減らす、即ち本当に必要なものだけを買い、それを命尽きるまで大切に使う、そういうスタンスにシフトしなければいけないと思いました。
賞味期限の切れたもの…捨てていました。
それは、地球とか環境とか最終ゴミ処分場がもうあと数十年でいっぱいとか清掃員さんのご苦労とか、そういうことへの想像力はもちろんだけど、そんな意識をすることで自分自身の生き方とか、スタイルとか、ひょっとしたら貯金とかそういうことが今と全く別のものになるんじゃないかって本気でそう思えました。
そして何より、著者が幾度となく語っているように、1番届いて欲しい1番この本を読まなさそうな人達に何かしらのムーブメントでこのことが伝わって欲しいしきっと伝わると信じたい、ってちょっと熱くなっちゃうくらいいい本でした。 -
Posted by ブクログ
引越し先の物件を探すには、この本を読むことをおすすめします。のような不思議な内容です。
ゴミ収集車での仕事は、春、夏、秋、冬、それぞれの過酷な体験を語っていただき、死と隣り合わせな環境のようでも、面白おかしく描かれていたので、つい笑ってしまいます。
最後の不法投棄は、滝沢秀一さんかなり根に持っているようでした。
それから、まだまだ使えるものや手付かずの食べ物がたくさん捨ててしまっている日本に未来はどうなるのか?世界一のゴミ大国日本。コメントがほぼ斎藤幸平さんとかぶってました。
とても勉強になりました。
国民は全員一度はゴミ収集車の仕事をする義務とかやってもいいのでは? -
Posted by ブクログ
前作が面白かったので続編も読んでみた。
清掃員への職業貴賎の目、日本の食品ロス問題(メロンや米がそのまま捨てられているとはね…)、危険物の混入、コロナ禍でのマスク放棄等問題は山積している。
そんな中でも著者は相変わらず、真面目にごみ収集に取り組み、果ては日本のごみ問題にまで目を向けている。毎回、頭が下がる。
ごみ収集所にてごみ箱の蓋を開けたら「いつもありがとうございます」というメッセージが書かれた張り紙があって嬉しくなったと著者は書いている。言葉ひとつで大変な仕事もやってて良かったと思ってくれるのなら、清掃員を見かける度にお礼を言いたい気分だ。
猛省しなければならないのは、私も服に関してはつい買ってしまい、着ていない服が大量にある点だ。私の住む自治体では衣服は資源ごみとして出すことができ、一部はウェス等にリサイクルできるが、一度に大量に出すのはやはり良くないだろう。
リサイクルできるなら消費(浪費)したっていいという考え方は間違っている。やむを得ず(お金をかけて)リサイクルしているだけという話が衝撃的だった。
そもそも人間が無駄を省いた生活をすれば、ごみは出ない。
なかなか難しいことではあるが、買う時に本当に必要かどうか、一度考える時間を設けたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ゴミの分別ってするのが当たり前だと思ってたよ。なんでしない人がいるんだろう…
捨てたいものが燃やすゴミなのか不燃ごみなのか、それとも小さな金属類なのか、分かんなくても調べればすぐ分かる。なぜそれをしようとしないのか、わたしには理解できない。
わたしは自分の出すゴミを減らしたいし、ゴミとして出してしまえばリサイクルすらしてもらえなくて、本当にただのゴミになってしまうことが受け入れられないので、
➤ペットボトルや食品トレー→スーパーの回収ボックス
➤基礎化粧品や洗剤の空きボトル→コスメキッチン等の回収を行っているお店
➤コンタクトの空き容器→アイシティ
➤着古した服→小さく切ってベランダの汚れ拭き
➤まだ使えるけど要らないもの→メルカリかジモティー
こんな感じでただのゴミ化を阻止してる。
最近はどこも回収活動してるし、スーパーなんてずっと前から回収してる。
みんな買い物ついでに持っていけばいいのに。しかもコスメキッチンならポイントももらえるのに!
もっとゴミを減らせるように頑張ろう!&引っ越したらぜったい生ごみ処理機導入する!