【感想・ネタバレ】やっぱり、このゴミは収集できません ~ゴミ清掃員がやばい現場で考えたこと~のレビュー

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Posted by ブクログ

この方の著書は3冊目。やっぱり面白くてためになる。ゴミのこと、地球のこと、いろいろ考えさせられる。

ゴミを出さない人などいいないのだから、すべての人に読んでもらいたい本。自分もそうだが、ゴミをゴミとして出した瞬間から、そのゴミのことは頭から消えてしまう。

でもそのゴミを収集してくれる人が必ずいるのだから、分別や危険物を混ぜないなど感謝の気持ちを持ちたい。

そしてゴミの最終処分場はあと20年で満杯になってしまう事実。どうなるの日本?!このまま捨て続けていいのか?

生ゴミの半分は家庭ゴミで、そのまた半分はまだ食べられるものなのだそう。新米の時期に古米が捨てられたり。信じられない。

私たち消費者が形の揃ったものを好むから、規格外は捨てられる。

リデュース(ごみを減らす)、リユース、リサイクル。リサイクルが一番費用がかかるけど、やらないよりはマシ。

ゴミのことに更に関心を持ちたいと思った。最終的にそれは自分に還元されることなのだから。

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2022年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学校の教科書か夏休みの課題図書にして、子供の時から多くの人が読んだ方がいいと思う!!!

ほんとごみ収集者の皆様毎日お疲れ様です。

マシンガンズ滝沢秀一、さすが芸人といったところか。文章が面白い!
ゴミについて興味関心がない人にも、読み勧めてもらうために面白おかしく書いているのだろう。

笑わせつつも、本当に日本はこのままでいいのか?いやだめでしょ、と思う日本のゴミ収集現場の現状が書かれていた。

日本に住む全員の必読書です。
ぜひ皆さん読んでください!!

なるほど!と思ったこと。
挨拶最強説。

理不尽極まりないクレームがくることが日常茶飯事だが、クレームを未然に防ぐ方法として、挨拶やちょっとした会話を心掛けているらしい。なるほど!!!と思った。ごみ収集者の方に会ったとき、すごい礼儀正しくてびっくりしたことがある。
それにはこういう訳があったのか。

滝沢が、理不尽極まりないクレームをしている人を地獄でベロを抜かれ焼かれるだろうと予想していた。悪いけど私もどうかそうなって欲しいと思う。



人にも伝えたいことが沢山書かれていたけど、自分の生活も変えないと!

ときめき続けられない物・捨てる物を買わない、手にしない。



■メモ:
・ゴミは今現在や少し前の流行を反映する。

・ゴミは生活の縮図。
・ゴミだけは裏切らない。
・ゴミにはストーリーがある。

・古紙には人々がどういう幸せを求めているかがうかがえる。

・金持ちの人は自己投資に、そうじゃない地域の人たちは他人にお金を使っている。一般庶民は小さな消費が大きな消費に繋がっている。

・金持ちはゴミが少ない。

・米兵は階級でゴミが変わる。

・違反ゴミを出す会社は六年以内になくなる。

・ゴミはその人、団体の顔。

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2021年09月18日

Posted by ブクログ

日本人は全員読んで欲しいね。私も夏場に夕飯作って、残った分を冷蔵庫に夫が入れておいてくれずに翌朝生ゴミとして処分しなきゃならないときには本当に嫌な気持ちになる。そうだよ、ちゃんと夫が食べ終わるまで起きてて残り物はきちんとしまえばよかったんだよ。でもこっちも正社員で育児もして疲れてて、そこまで頑張れなかったから仕方ないよ。あと、さっさとサラダにでもすりゃよかったのに、って思う生野菜が冷蔵庫でどろどろになってたりするよ。
もう本当に安いからとかじゃなくて使う分だけ買って、ちゃんと無駄なごみを減らそう、って改めて思いました。
マシンガンズだからこそ、伝えられることもっといっぱいあるはず。応援してます。芸人としても、清掃員としてもこれからも頑張ってください!

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2021年06月20日

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ネタバレ

前作に続きあっという間に読み終わりました。笑ってはいけない話だけど笑えることばかり。先日のNHKでも見ましたが、この仕事は「ゴミ屋」じゃないです。「廃棄物収集作業員」です。こういう人たちがいるから生活ができているということを実感しなくてはいけません。ごみから社会が見えてきます。小中学生にも読んで欲しい本です。コロナ禍の話、食ロスの話、ためになることばかりです。

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2021年01月26日

Posted by ブクログ

今回も身につまされた(汗)
清掃員さんの苦労たるものや…本書では面白ろおかしく書かれているが、本当に頭が下がる。
特に後半のコロナ禍からの食品ロス問題。
本当にごめんなさいって(涙)
生ゴミまとめる時、水分はキッチリ絞ってから捨てましょう!

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2021年01月17日

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前作より更に良かった。
前作はインパクトのある面白エピソードの紹介だったが、今作は途中から様子が変わる。滝沢さんの思いや主張が示唆に富む。
彼は世相とゴミとの関係や、お金持ちゴミの分析などから「ゴミ社会学」という視点を持つ。

ゴミプロファイルから、「超」お金持ちは修行僧や哲学者のように淡々と正しい習慣を持つことに気付き、「出すゴミの量が圧倒的に少ない」という事実に至る。
そして自分のゴミを「お金持ちのゴミ」に近づけることがリッチへの一歩になると結論し、ゴミへの考察と取り組みはさらに進む。

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2023年10月01日

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ごみ収集芸人のマシンガンズの滝沢が書いた一冊。

ゴミについての軽い本かと思いきや、ゴミ社会学というべき一冊で、非常に勉強になった。

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2023年09月03日

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「分別しない会社は6年以内につぶれる」「超お金持ちほど、ゴミが極端に少ない」に惹かれて読んだ。
なるほど〜。
物を大切にして、他者の存在を常に想像することが大切。
もう少し丁寧に日々を過ごしたい。

3R
リユース
リデュース
リサイクル
+
リスペクト

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2021年07月14日

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面白く書かれているが、前著よりも真面目な話が多め。
考えさせられる事も多いが、お笑い要素も多く、とても読みやすい1冊。

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2021年05月16日

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笑いごとじゃない、一人一人がちょっとずつゴミと向き合うって本当に大事なことだと、こんなさらさら読めるエッセイから嫌というほど伝わります。今回はコロナ禍でのゴミや、エコバッグが本当にエコか、日持ちする食品ロス等についても触れられていて、全日本人がこれを読んだほうがいいんじゃないかと思ったほどでした。断捨離ってものを捨てることじゃない。あらためてそう思ったのが一番の収穫だったかも。簡単に捨てられないようなものは買うとき考えるけど、逆に簡単に捨てられるようなものは買っちゃダメなんだよね。本気でゴミを減らします。

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2021年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゴミから見えるこの素晴らしき世界。

ゴミ清掃員のことを考えたことがなかったということに気付いた。見たことがないわけではない。でも考えたことはなかった。

臭いものに蓋ではないが、普段、目をそらしているものがある。でもそこにきっと人の本質が現れる。ゴミの出し方を考えること。自分の代わりにゴミを片付けてくれる人がいると思うこと。自分が出したゴミがどこにいくか考えること。これからの地球のことを思うこと。

この本を読まない人に、自分の考えをどう伝えるか、という著者の言葉にハッとした。この本を手に取った自分は、変わらざるを得ない。もうこの本を読む前の自分とは違った自分になっている。どうしたら伝わるか、はどの分野の人にも共通する悩み。読んだ自分は、伝える側になりたい。どうかこの本を一人でも多くの人が手に取って、ゴミのことを考えてくれるように。

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2021年01月14日

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本当にごめんなさい。
緊急事態宣言の時、家を片付け、その時は、というか今の今まで清掃員さんの苦労など考えもしませんでした。洋服はじめ沢山のものを割と纏めて出しました。いやぁ、緊急事態宣言のおかげでいつかしようと思っていた断捨離ができたわー、となんなら晴れ晴れとした気持ちでいたのです。


…前作「このゴミは収集できません」未読ですが、全く問題なく読めました。
とにかく筆力が圧倒的で面白く一気に読めます。

清掃員さん、一般の人、様々なエピソードに読み応えがあり面白かった。
お金持ちになるほどゴミが少ない、という話も興味深く、信じられないゴミの話には目がとび出そうでした。
後半になるにつれて非常に深刻な話になっていくのですが、文章にユーモアが溢れているので身につまされながらもなんとか読み終えることが出来ました。

まあショックな事だらけなのですが、なんといっても1番は日本の、まだ食べられるのに捨てられているゴミが世界の食べ物に困ってるい人のためにかき集められた食べ物の量の1.6倍ということでした。


初めにも書きましたが、知らなかったとはいえ、正しくないゴミの出し方をしていました。
もっと言えば、ゴミそのものを減らす、即ち本当に必要なものだけを買い、それを命尽きるまで大切に使う、そういうスタンスにシフトしなければいけないと思いました。

賞味期限の切れたもの…捨てていました。

それは、地球とか環境とか最終ゴミ処分場がもうあと数十年でいっぱいとか清掃員さんのご苦労とか、そういうことへの想像力はもちろんだけど、そんな意識をすることで自分自身の生き方とか、スタイルとか、ひょっとしたら貯金とかそういうことが今と全く別のものになるんじゃないかって本気でそう思えました。

そして何より、著者が幾度となく語っているように、1番届いて欲しい1番この本を読まなさそうな人達に何かしらのムーブメントでこのことが伝わって欲しいしきっと伝わると信じたい、ってちょっと熱くなっちゃうくらいいい本でした。

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2021年01月11日

Posted by ブクログ

すごく良かった。最初のマンガ作品と合わせて読んだ。
著者の視野の広がり、表現力、人間的成長が感じられて、よかった。ゴミ清掃員の方々に感謝しなければ。

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2021年01月11日

Posted by ブクログ

副業お笑い芸人としても知られるゴミ清掃員の新著。面白すぎる!正直今まで考えたことの無かった視点を与えてくれる、まさにゴミ社会学と呼ぶべき内容。特に第4〜7章はかなり真面目なのだが文体もあって面白く読める。おい滝沢!良い本書いてるじゃねぇか。しかしながら大オチは先日著者が環境省からサステナビリティ広報大使に任命されたというニュースである。素晴らしい。

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2020年10月10日

Posted by ブクログ

前作が面白かったので続編も読んでみた。

清掃員への職業貴賎の目、日本の食品ロス問題(メロンや米がそのまま捨てられているとはね…)、危険物の混入、コロナ禍でのマスク放棄等問題は山積している。
そんな中でも著者は相変わらず、真面目にごみ収集に取り組み、果ては日本のごみ問題にまで目を向けている。毎回、頭が下がる。

ごみ収集所にてごみ箱の蓋を開けたら「いつもありがとうございます」というメッセージが書かれた張り紙があって嬉しくなったと著者は書いている。言葉ひとつで大変な仕事もやってて良かったと思ってくれるのなら、清掃員を見かける度にお礼を言いたい気分だ。

猛省しなければならないのは、私も服に関してはつい買ってしまい、着ていない服が大量にある点だ。私の住む自治体では衣服は資源ごみとして出すことができ、一部はウェス等にリサイクルできるが、一度に大量に出すのはやはり良くないだろう。
リサイクルできるなら消費(浪費)したっていいという考え方は間違っている。やむを得ず(お金をかけて)リサイクルしているだけという話が衝撃的だった。
そもそも人間が無駄を省いた生活をすれば、ごみは出ない。
なかなか難しいことではあるが、買う時に本当に必要かどうか、一度考える時間を設けたいと思う。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

ゴミの分別ってするのが当たり前だと思ってたよ。なんでしない人がいるんだろう…
捨てたいものが燃やすゴミなのか不燃ごみなのか、それとも小さな金属類なのか、分かんなくても調べればすぐ分かる。なぜそれをしようとしないのか、わたしには理解できない。

わたしは自分の出すゴミを減らしたいし、ゴミとして出してしまえばリサイクルすらしてもらえなくて、本当にただのゴミになってしまうことが受け入れられないので、
➤ペットボトルや食品トレー→スーパーの回収ボックス
➤基礎化粧品や洗剤の空きボトル→コスメキッチン等の回収を行っているお店
➤コンタクトの空き容器→アイシティ
➤着古した服→小さく切ってベランダの汚れ拭き
➤まだ使えるけど要らないもの→メルカリかジモティー
こんな感じでただのゴミ化を阻止してる。
最近はどこも回収活動してるし、スーパーなんてずっと前から回収してる。
みんな買い物ついでに持っていけばいいのに。しかもコスメキッチンならポイントももらえるのに!

もっとゴミを減らせるように頑張ろう!&引っ越したらぜったい生ごみ処理機導入する!

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2023年05月13日

Posted by ブクログ

前回に続き、あまり知ることのないゴミ清掃員の仕事について知る。前回と内容がかぶる部分があったものの、より深く考えようとしていたり、実際に国が出している数値なども出てきて、ゴミの問題について危機感を覚える。

面白さのためにサムくなってしまっているなと感じる所もあったけど、読みやすくはある。

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2023年03月05日

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