エラ・フランシス・サンダースのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出版区さんの動画(成田悠輔さんの回)を観てて知った本。
タイトルの通りの企画勝ち。
イタリア語、ノルウェー語、イヌイット語などなどいろんな言語の翻訳出来ない言葉を紹介してる。
「日が暮れたあと遅くまで夜更かしして、友達と楽しく過ごすこと」とか、
「最低限の道具や材料で、とにかくどうにかして、問題を解決すること」
とか、いろんな言語の単純翻訳出来ない言葉が紹介されてるんですよ、この本。
ほいで、イタリア語では、
「涙ぐむような物語にふれたとき、感動して、胸が熱くなる」っていう動詞が載ってて、
ドイツ語は、
「夫が、悪い振る舞いを妻に許してもらうために贈るプレゼント」っていう名詞が載ってて。
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Posted by ブクログ
美しい言葉の絵本。
タイトルそのままで、翻訳ができない世界の言葉を意味と共にイラストで表現したもの。
その言葉に対して一言二言作者の感情が記されていて、まるで詩を読んでいるように心地よい。
具体的には
「ポロンクセマ」(トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離)や
「カレル」(肌についた、締め付けるもののあと)など、これ日常語として使うのか…?と思う単語や、
「モーンガータ」(水面にうつった道のように見える月明かり)
「マミラピンアタパイ」(同じことを望んだり考えたりしている2人の間で、何も言わずにお互い了承していること)など美しい感情や事象まで幅広い単語を網羅。
海外の言葉はもちろん日本 -
Posted by ブクログ
あの何とも形容しがたい感情を一言で表せるって素敵だ。
本を読んで心が動かされることを、イタリア語では『コンムオーベレ』というらしい。
友達と夜遅くまで楽しく過ごすことは、アラビア語で『サマル』と表現できる。
腕時計や靴下の締めつけ跡も、トゥル語で『カレル』という名前が付けられている。
『バナナを食べるときの所要時間』や『トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離』を表すことばもあって、とにかく面白い。
『木漏れ日』や『積ん読』など日本特有のことばもピックアップされている。
名前が付くって事は、つまり、その国や土地では重要な事柄として認識しているって事よね。
そういう特性が透けて見えるのが、こ -
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Posted by ブクログ
皆さんのピサンザプラはどのくらい?
私のピサンザプラは大体3〜5分くらいかなぁ。
でさぁ、今私の身体中にカレルがあると思う。
今は別に気にならないんだけど、あとで痛かったり痒くなったりするからちょっと嫌よねぇ。
最近はあんまりないんだけど、アキヒになることって結構あるよねぇ。
特に旅行とか都心に行った時。
あー明日の朝ごはんはパンとポーレッグにしようかなぁ。
甘いのとしょっぱいのと両方にしよう。
…みたいな翻訳できない摩訶不思議な面白い世界中の言葉が載っている。
めちゃくちゃ面白い。
え?何言ってるのか分からないって?
そりゃそうね。
じゃあ特別に1つだけ教えて差し上げましょう(*´꒳`*)
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Posted by ブクログ
『翻訳できない世界のことば』に続き…
著者が暮らした様々な国の、計51点のことわざが彼女の愛らしいイラストと共に綴られている。
「あなたは、私のオレンジの片割れ」(スペイン語)
「オレンジの片割れ」とは自分の魂のパートナーで生涯愛する人のことを指す。イメージ的には半分に割ったオレンジの片方。
いきなり情熱的なのが来ました笑 古今東西様々なパートナーの呼び方があるけど、これは特にオリジナリティがあって好き。
オレンジの木が街路樹として何本も植えられている現地の写真を見たことがある。日常的な風景で彼ららしい表現だし、「1+1」のカウントじゃないのもなかなかにロマンチックでは?そんなふうに夢見ち -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「水を持ってきてくれる人は、そのいれものをこわす人でもある」のコメントが心に沁みた。助言したり手伝う気がないなら批判をするな、というニュアンスらしい。そーだそーだ!ただの外野がやいのやいの言うな!
「pとqに気をつけて」なんかもよかった。初期の活版技術でpとqが見分けにくい、というところから。
ことわざになるくらいだから、それぞれに背景があって興味深い。また、日本のことわざで言うならこれだな、というものもあって、これまた面白い。
■ロバにスポンジケーキ(ポルトガル語)⇒豚に真珠
■テーブルクロスには小さすぎ、ナプキンには大きすぎる(オランダ語)⇒帯に短し襷に長し。
などなど。
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