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「ロバにスポンジケーキ」「ウサギになって旅をする」「あなたのレバーをいただきます」……? 世界には、こんなにも風変りで美しい表現方法がたくさんある! 世界的ベストセラー LOST IN TRANSLATION(邦題『翻訳できない世界のことば』)の著者が、世界のユニークなことわざや慣用句を51語集め、感性あふれる文と絵で紹介した一冊。人生を豊かに生き抜いてきた、先人の知恵の数々に出会えます。
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Posted by ブクログ
『翻訳できない世界のことば』に続き…
著者が暮らした様々な国の、計51点のことわざが彼女の愛らしいイラストと共に綴られている。
「あなたは、私のオレンジの片割れ」(スペイン語)
「オレンジの片割れ」とは自分の魂のパートナーで生涯愛する人のことを指す。イメージ的には半分に割ったオレンジの片方。
いきなり情熱的なのが来ました笑 古今東西様々なパートナーの呼び方があるけど、これは特にオリジナリティがあって好き。
オレンジの木が街路樹として何本も植えられている現地の写真を見たことがある。日常的な風景で彼ららしい表現だし、「1+1」のカウントじゃないのもなかなかにロマンチックでは?そんなふうに夢見ちゃって脳がとろけていく中、著者のコメントにトドメを刺された…!
「ある日はハチミツ、ある日はタマネギ」(アラビア語)
「上手くいく時もあれば失敗する日もある」。
食べ物に例えてしまえば、少しは肩の力が抜けるのかも。(人前で緊張したら彼らをカボチャと思い込む的な…)
どちらも好きな食材だし笑、生タマネギになる前に美味しい煮込み料理にしてやろうという心意気さえ湧いてきそう。
「私の別荘は、ずっと外れにある」(ウクライナ語)
「今話題に上がっていることは自分はよく知らないし関係ない」。
自分にとっては痛いほど共感したくなることわざだ。ウクライナでも、自分とは関与していない事象に対して首を突っ込むことは良しとされていないらしい。
しかし巻き込みたがる人間はどこにでもいるもので、今の戦争では関係ないはずの人々の別荘にまでそれが押し寄せている。心に暗い影を落とすことわざでもあった。
「水が半分しか入っていない壺の方が水がよくはねる」(ヒンディー語)
「本当の知識が入っていない人に限って、大げさな解説や動作をする」。
「弱い犬ほどよく吠える」にも意味は近いのかな。どちらにしろこれは自戒の言葉としたい(((^^;;
知っている風を装おうとして、却って大げさになってしまった苦い思い出がありまして汗 まさにことわざを体現していたわけです…
「海の水は、ただ眺めるためだけのもの」(スワヒリ語)
「長く苦しい旅のあとでも、海の水は渇きを癒やしてくれるものではない」。
さらに「海の水」は「裕福な人達の富」を表し、彼らにとって富は眺めるものでしかない。
「海の恵み」というけど、海水は飲み水にできないし貧しい人々を救うはずの富はいつまで経っても減らない。本質を突いているが、ことわざとして「こういうものだ」と定まっているのが悔しい。
ことわざは日常から生まれ出る生活の知恵のようなもの。
その国特有のことわざが存在するかと思いきや、案外他の国でも類似した言い回しのものが見られたりする。幸せな人生を送るために人が導き出した結論は、どこの国も大差ない。
だから以上のように心打たれるものが、皆さまにもきっと出てくるはず。
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