あらすじ
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「ロバにスポンジケーキ」「ウサギになって旅をする」「あなたのレバーをいただきます」……? 世界には、こんなにも風変りで美しい表現方法がたくさんある! 世界的ベストセラー LOST IN TRANSLATION(邦題『翻訳できない世界のことば』)の著者が、世界のユニークなことわざや慣用句を51語集め、感性あふれる文と絵で紹介した一冊。人生を豊かに生き抜いてきた、先人の知恵の数々に出会えます。
感情タグBEST3
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日本語は一見すると同じことでも
言葉を使い分けることで
微妙なニュアンスの違いを表現したりする。
そこに魅力があると思っているし
その余白が好きだったりする。
けれどこうして世界の言葉に触れてみると
各国の文化や思考が当然ながらあって
それによって生み出される独特の表現の
素晴らしさに気づくことができる。
要は、国とか関係なく「ことば」は素敵。
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“私たちは、言語の海の青い深みに釣り糸をたらし、正しい言葉をとらえようとします。”
ー著者エラ・フランシス・サンダース
“努めて、自分の言葉にもっと慎重になろう。口にしたときには何の意味にもならないように思える言葉の種が、自分を離れて人々の中で育ちはじめることもあるのだ。”
ー『ニューヨークの人々』よりブランドン・スタントン
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『翻訳できない世界のことば』に続き…
著者が暮らした様々な国の、計51点のことわざが彼女の愛らしいイラストと共に綴られている。
「あなたは、私のオレンジの片割れ」(スペイン語)
「オレンジの片割れ」とは自分の魂のパートナーで生涯愛する人のことを指す。イメージ的には半分に割ったオレンジの片方。
いきなり情熱的なのが来ました笑 古今東西様々なパートナーの呼び方があるけど、これは特にオリジナリティがあって好き。
オレンジの木が街路樹として何本も植えられている現地の写真を見たことがある。日常的な風景で彼ららしい表現だし、「1+1」のカウントじゃないのもなかなかにロマンチックでは?そんなふうに夢見ちゃって脳がとろけていく中、著者のコメントにトドメを刺された…!
「ある日はハチミツ、ある日はタマネギ」(アラビア語)
「上手くいく時もあれば失敗する日もある」。
食べ物に例えてしまえば、少しは肩の力が抜けるのかも。(人前で緊張したら彼らをカボチャと思い込む的な…)
どちらも好きな食材だし笑、生タマネギになる前に美味しい煮込み料理にしてやろうという心意気さえ湧いてきそう。
「私の別荘は、ずっと外れにある」(ウクライナ語)
「今話題に上がっていることは自分はよく知らないし関係ない」。
自分にとっては痛いほど共感したくなることわざだ。ウクライナでも、自分とは関与していない事象に対して首を突っ込むことは良しとされていないらしい。
しかし巻き込みたがる人間はどこにでもいるもので、今の戦争では関係ないはずの人々の別荘にまでそれが押し寄せている。心に暗い影を落とすことわざでもあった。
「水が半分しか入っていない壺の方が水がよくはねる」(ヒンディー語)
「本当の知識が入っていない人に限って、大げさな解説や動作をする」。
「弱い犬ほどよく吠える」にも意味は近いのかな。どちらにしろこれは自戒の言葉としたい(((^^;;
知っている風を装おうとして、却って大げさになってしまった苦い思い出がありまして汗 まさにことわざを体現していたわけです…
「海の水は、ただ眺めるためだけのもの」(スワヒリ語)
「長く苦しい旅のあとでも、海の水は渇きを癒やしてくれるものではない」。
さらに「海の水」は「裕福な人達の富」を表し、彼らにとって富は眺めるものでしかない。
「海の恵み」というけど、海水は飲み水にできないし貧しい人々を救うはずの富はいつまで経っても減らない。本質を突いているが、ことわざとして「こういうものだ」と定まっているのが悔しい。
ことわざは日常から生まれ出る生活の知恵のようなもの。
その国特有のことわざが存在するかと思いきや、案外他の国でも類似した言い回しのものが見られたりする。幸せな人生を送るために人が導き出した結論は、どこの国も大差ない。
だから以上のように心打たれるものが、皆さまにもきっと出てくるはず。
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翻訳できない世界のことばを読んで素晴らしかったのでこの一冊も手に取った。
あなたは私のオレンジの片割れ?だったっけかな?こんなロマンチックな諺使ってみたい(笑)
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ずっと読みたかった本!
日本にはない概念や文化を感じられてすごく面白かった♪味わいのあるイラストも良い。
言葉から世界を知れる素敵な本でした。
日本からは「猿も木から落ちる」「猫をかぶる」が紹介されていました。
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一言で訳せない言葉たちが、短い文章とカラフルなイラストで表現され、大人が楽しめる絵本のような感じ。日本語も4つ紹介されていますが、普段、何気なく使っている言葉なだけに、意味を正しく説明せよと言われたら難しいです。この本を読んでの満足感も、一語で言い表せたらよいのにと思えてしまいました。
Posted by ブクログ
「水を持ってきてくれる人は、そのいれものをこわす人でもある」のコメントが心に沁みた。助言したり手伝う気がないなら批判をするな、というニュアンスらしい。そーだそーだ!ただの外野がやいのやいの言うな!
「pとqに気をつけて」なんかもよかった。初期の活版技術でpとqが見分けにくい、というところから。
ことわざになるくらいだから、それぞれに背景があって興味深い。また、日本のことわざで言うならこれだな、というものもあって、これまた面白い。
■ロバにスポンジケーキ(ポルトガル語)⇒豚に真珠
■テーブルクロスには小さすぎ、ナプキンには大きすぎる(オランダ語)⇒帯に短し襷に長し。
などなど。
Posted by ブクログ
最近ドラマでやってる「クジャクのダンス、誰がみた?」ってヒンディー語のことわざなんだ!
人間が真実を見据え理解するとはどういうことなんだろう、クジャクのダンスを見た人がいなくてもそれに価値があると言えるの?っていう意味らしい
不思議なことわざ。
翻訳できない世界のことばも呼んだけど、こっちの方が理解し難い笑
猫をかぶるとかも海外の人には理解し難いんだろうなあ。
好きなことわざは、ペルシア語の「あなたのレバーをいただきます」とアルーマニア語の「一輪の花だけが春を作るのではない」
Posted by ブクログ
どこで使うねん!ということわざから、よく聞くことわざと一緒の意味のことわざまで、世界の様々な生活や文化が垣間見えることわざばかりで、とても面白かった。
お気に入りは、アラビア語の「ある日はハチミツ、ある日はタマネギ」
Posted by ブクログ
・エビサンドにのってすべっていく。
・猫のように熱いおかゆのまわりをあるく。
・頭の中にコオロギがいっぱい
・あなたは私のオレンジの片割れ。
・私にむかって、ヤカンをたたかないで!
・ピラニアがいっぱいの川で、ワニは背泳ぎする。
ガレージにいるタコのような気分。
、、、、いやセンス、ユーモア、遊び心ありすぎでしょ...。一回聞いたら忘れないもん。そんな言葉たちだから、何世紀も渡って育まれて、世代から世代へ受け継がれたんだろうなぁ。ことわざって綺麗な言葉よりも記憶に残っていざという時に助けてくれる。生活の一コマ一コマを描写してくれるからなのかな。
この本読んでておばあちゃんと小学生の頃、毎日ことわざ辞典を見て問題の出し合いをしてたのを思い出した。
Posted by ブクログ
翻訳できない世界のことば
が、なかなかよかったので。ことわざも。
馴染みがないせいか、日本のことわざがしっくりくるなーと思ってしまう。
「一輪の花だけが春をつくるのではない」アルーマニア
「一滴一滴がいつしか湖をつくる」ブルガリア
好きだなーって思った。
イライラってしたら
「私の頭にアイロンをかけないで」アルメニア
って言ってみよう。
Posted by ブクログ
翻訳できない世界のことばが好きで、こっちにも手を出してみました
日本にもことわざってたくさんあるけれど、世界にも沢山あることを知ることができます
ある日はハチミツ、ある日はタマネギ
アラビア語。あるときはとてもうまくいき、またあるときには悪い方へいく
ブドウはお互いを見ながら熟す
トルコ語。私たちは近くにいる人たちの影響をうけてしまう
他にも、たくさん。
Posted by ブクログ
面白い本でした。
国が変わると、言葉が変わる。言葉には、その地域に生活する人々の感覚が表れている。
他の国のことわざを通して、その国に住む人々の生活や文化を想像するだけで、わくわくしました。
そして、イラストも素敵です。
空いた時間に、ふとまた手に取って読みたくなる、そんな本でした。
Posted by ブクログ
世界の変なことわざ、おしゃれなことわざが、イラストとともに楽しめる本。大きすぎない絵本のようなハードカバーの装丁で、プレゼントにもよさそう。
日本語からも「猫をかぶる」が紹介されているが、なるほど、あらためて字面通りにみれば、意味不明ではある。「目がない」とか、「喉から手が出る」とか、もっと変なのはあるけどな。
ん。でも、こういうのは、ことわざというより、慣用句ではないかな?
本書が気に入ったら同著者の「翻訳できない世界のことば」もどうぞ。
Posted by ブクログ
世界中にあふれる言葉
日本にもたくさんのユーモアあふれることわざがあるが、世界中にはもっとたくさんのことわざがある
なるほどね!と思うものもあれば、そうくるか!といったものも。
言葉って面白い
Posted by ブクログ
一輪の花だけが春をつくるのではない
エビサンドに乗ってすべっていく
ブドウはお互いをみながら熟す
が好き。興味深い。なんて風情があるのだろうか
相変わらずイラストもおしゃれ。
Posted by ブクログ
世界のことわざを可愛い挿絵とともに紹介した本。
『誰かを、その人のスイカからひっぱり出す』というルーマニア語のことわざが面白かった。この文章からは到底そのことわざの意味を想像できないところが好き。
Posted by ブクログ
ことわざだけではなく、その言葉を使う国の事情なども出てくる。
たんたんと綴られてとても読みやすい。
絵も可愛らしく、こどもも大人も楽しく読めます。
Posted by ブクログ
2024.6.22
ことわざって大抵パッと見て意味がすぐわかるものが少ないので丁寧な解説があって、なるほど〜と思いながら読んだ。
この本のシリーズ、イラストが素敵!
Posted by ブクログ
紹介の「ことわざからは、その国々の文化や風土を感じることができます」という言葉が素敵。
各国の知らないことわざと、味のあるイラストがまた良い。
Posted by ブクログ
先日読んだ『翻訳できない世界のことば』の著者の本で、世界各国のことわざを紹介している。日本語からは「猿も木から落ちる」と「猫をかぶる」。
いろいろなことわざがあって面白いし、絵も可愛いので大人も子供も楽しめると思う。
「ラディッシュを下から見ている」とか「あなたのレバーをいただきます」とかシュールだなと思ったが、「猫をかぶる」も初めて聞いたらけっこう不気味かも。ことわざって面白い。
Posted by ブクログ
タイトルどおりの絵本。
世界各国のユニークなことわざを集めたもの。ま、文化が違えばことわざも違うよね。
面白いです。
日本からは「猫をかぶる」が取り上げられていて、「日本人は、猫となるとちょっと夢中になってしまうようです。」と紹介されている。
犬好きも多いと思うけどね。
・ある日はハチミツ、ある日はタマネギ(アラビア語)
→勝つ時あれば負ける時もある。
・ブドウはお互いを見ながら熟す。(トルコ語)
→仲間同士で似るようになり、まわりの人から学びながら成長する。
・彼の鼻は雲をつきやぶっている。(セルビア語)
→自惚れている
みたいに比較的わかりやすいのもあるけど…
・郵便配達員の靴下のように飲み込まれる。(コロンビア・スペイン語)
…って、どんな意味だかわかります?
猛烈に愛しているって意味らしい。どうしてそんな意味になるのか、説明読むとああ…、なんとなくわかる…
ちなみに
・あなたのレバーをいただきます。(ペルシア語)
これはわかりますね!キミスイですやね。
Posted by ブクログ
翻訳できない世界の言葉の挿絵が気に入ったので、こちらも読んでみました。
なるほどなと思うものもあれば、なんでそうなるの?と思うものもあってぉ面白いです。
Posted by ブクログ
『翻訳できない世界のことば』と
合わせて読んでほしい、大人向けの絵本!
相変わらずカラフルな絵は興味を惹くし、
聞いたことない文章とか、「これってどういう意味?」ってちょっと日本人の頭では考えつかないような表現ばっかり。
今回の私のお気に入りは、
トルコ語の『ブドウはお互いを見ながら熟す』と、
モンゴル語の『神の祝福がありますように。そして、あなたの口髭がフサフサの柴のように伸びますように』
の2つ。
深いなぁ〜と思ったのは、
ガー語の『水を持ってきてくれる人は、その入れ物を壊す人でもある。』
「あ、これは日本語で言う、あのことわざだな」ってのもあるし、中には日本語のことわざも掲載されてる。
外国語を勉強するなら、こんなことわざも
理解できるところまで勉強したいものだな…。
さて…この本に載ってる日本のことわざ2つ!
何が選ばれたでしょうか??