J・ウォーリー・ヒギンズのレビュー一覧
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続編。
最初の本と、両方読んで、この2冊の凄さや貴重性がよく分かった。
写真を撮られたウォーリー・ヒギンズさんは、本当に、日本全国を隈なく訪問しておられる。当時の日本の様子を示す史料としても、貴重なものなのだと思う。
いくつも感じた、思ったことはあったのだが、これらの写真が撮られた当時は、日本中至る所に鉄道が走っていたのだなぁということを強く思った。特に、大きな街には、かなりの割合で、と思える程、路面電車が走っていること。
私は、このヒギンズさんの足元にも及ばないが、鉄道好きで、路面電車好きでもある。記憶にある、乗ったことのある路面電車は、国内では、札幌、函館、都電、世田谷線、福井、岡山、広 -
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前作から一年、ボリューム大増で戻ってきました。
前回に続き、鉄分多め。オリンピック前の景観を写真で見たいという向きにはいい本だと思います。
所々写真を読み解くと歴史的価値のあるものが写り込みしているかもしれません。
さて、全国の写真が掲載されていますが、1県だけありません。その1県はどこかは見ると分かります。
前作同様ビフォアー・アフターを楽しみながら見るのがベストです。
全国の名所などが少しだけ入っていますので、今と過去見比べながら想像を羽ばたかせましょう。
名所ではないですが、向ヶ丘遊園が印象に残りました。
今は無き遊園地の写真は資料的価値も高いです。 -
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駐留米軍軍属として来日したヒギンズが、当時としては超贅沢なカラーフィルムでつぶさに記録した「昭和30年代の日本」の風景。半世紀を経て、今なお色褪せない選りすぐりの382枚を、当時の思い出話とともに公開する。
14年前の大ヒット映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の世界がまさに記録されていた。その時代に「乗り鉄」で「撮り鉄」のアメリカ人がいたこと、カラーでこれほどの写真を撮っていたことに驚く。三両編成の銀座線とか井の頭線と玉電の並走とかの写真は珍しかったけれど、都心だけではなく全国津々浦々の写真があり、鉄道だけでなく人々の生の姿も興味深かった。
(B) -
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ネタバレ<目次>
はじめに
第1章 オリンピックと東京
第2章 東京編
第3章 変わる産業・変わる社会
第4章 各地方編
<内容>
秘蔵カラー写真で見るシリーズ、第2弾。鉄オタヒギンズさんの”鉄分”の多い写真集だが、やはり見どころは1960年前後の日本の風景だ。空が広く、高く、人々がおおらかな感じ。女性の和服姿が多く、また学生は休日や放課後も学生服だ。コメントに「男性のベレー帽が多い印象」とか、働く人への目線とか、すでに「古き良き」日になった日本が垣間見られる。戦前とかでなく、高度成長期の日本も、こうした時代だったんだなと、して自分が生まれた時代だったんだな、と思う。 -
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60年前、ということは、1960年前後。
映画の、三丁目の夕日の鈴木オートに、青森から六子が集団就職でやってきたのが、1958年の春。
東京タワーの竣工が、1958年12月23日。
首都高の最初の路線の開通が、1962年12月20日。
新幹線の開通が、1964年10月1日。
東京オリンピックの開幕が、1964年10月10日。
1960年前後というのは、そういう時代だ。
本書は、当時の日本に住んでいたアメリカ人が、撮りためたカラー写真を、彼の書いた文章と一緒に紹介したもの。彼は今で言う、鉄ちゃん。東京ばかりではなく、日本全国を鉄道で巡り、写真を撮っている。
日本が豊かになり始めた時期の、 -
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ネタバレ1956年に初来日以来、日本の鉄道網の発展に貢献してきた著者。
御年90を越えたタイミングで上梓した本書の内容は、写真のみならず、添えられた証言が非常に貴重。
1960年代、高度経済成長期真っただ中の東京のナイトライフを、
「夜遅くまで一般の人がナイトライフを楽しめる繁華街が複数ある。」
「この国の治安の良さは、そういうところに端的に表れている。」
「電車網が発達していて夜遅くまで走っているから、「車を運転して帰らなければならないから飲めない」ということがない。」
「終電に間に合えば、遅くまで飲んでいても大丈夫なのだ。」
と、家庭を顧みない日本のサラリーマンの当時の悪習と言われた午前様生