山口優のレビュー一覧

  • 星霊の艦隊3

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    さすがに3巻では戦争が終結するところまではいきませんね。この3冊ではユウリとアルフリーデが物語の中心ですが、切り口を変えればいくらでも物語が紡げそうですね。
    AIを扱った物語は今やたくさんありますが、計算リソースまでちゃんと考えてる小説は稀です。そういう意味でもちゃんとサイエンスなSFでした。シリーズが継続するといいですね。

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    2022年11月12日
  • 星霊の艦隊 2

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    2巻ではアルヴヘイム側のシーンもあるので3勢力が出そろいます。アメノヤマトが日本、人類連合がアメリカ、アルヴヘイムがドイツという感じですね。
    この戦争の着地点はどこなんでしょう。2巻の描写を見てると人類連合のスターAIたちも少しは救われる終わりだといいなと思う。

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    2022年11月08日
  • 星霊の艦隊 1

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    なかなかに膨大な設定を擁する小説で、巻末には用語集まで収められています。それらの設定に圧倒されてしまいますが、物語の構図としては比較的シンプルです。見慣れない単語や物理学的な単語が飛び交うので中盤まではてこずりますが、慣れてしまえば物語に集中できます。
    久しぶりにがっつりSFを読んだ気がします。

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    2022年11月02日
  • アルヴ・レズル 機械仕掛けの妖精たち

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    ネタバレ

    SF小説。アルヴィンという企業のスーパーコンピューター、アルヴレズルと、それによって作られたVRサービスが事件の鍵になってる。サービス内でハッカーが暴れたせいでアーリーラプチャーという事件が起きて、人々の魂が肉体から切り離されてしまう。それは同時に、ネットを生身で操れる能力者、アルヴの出現に繋がる。主人公は妹をそれで失っていて、沖ノ島フロートシティへやってきていたが、そこで、妹の体に入った別の人格の人間に出会う。
    キャラクターはかなり典型的(火、水、風)で、主人公に簡単に惚れてる感はあったけど、設定は本当に練りこまれていて面白かった。技術発展による人間の魂とか肉体に関する価値観の変化、みたいな

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    2014年01月21日
  • シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約

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    引用があったり、人工知能のことがいろいろ小難しく書いてあったりと理解しにくいところはありましたが、全体と通して天夢がかわいくてよかったです^^ 表紙絵以外に挿絵がないので、もうちょっと欲しいところです。

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    2011年12月03日
  • シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約

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    オビの冲方丁氏応援!という言葉に惹かれて購入したが面白かった。人工知能が発展していき、人間の知能を超える時人々はどのようにしてそれに立ち向かっていくかを描いてあり、その内容を神話になぞらえていて面白い。天岩戸とかよく出来てる。ただ冗長な部分が多かったかなと思う。

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    2011年02月19日
  • シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約

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    物語の導入部分、第一章を終わるくらいまでは手こずった。ですが、主人公である天夢のキャラクターが掴めてしまえばあとは楽しく読み進めることができました。
    自己進化型のコンピュータの出現により、いずれ技術の発展が人類の手から離れてしまうというテーマは、かなりリアルにものとして感じられました。SF的誇張はありますが、背景として描かれている世界情勢も含めて、かなりリアルな未来観を示していると思います。

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    2011年01月15日
  • 星霊の艦隊3

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    2巻の途中数ヶ月放っておいた本だったが、3巻になったところでは、結構なペースで読み終えた。この手のSFは世界観を理解するまでやや時間や気力が必要だが、一度理解しはまってしまえば、むしろそこ世界観こそがおもしろさの醍醐味になるなと。
    その点で、この作品は結果的には作者が構築した世界が非常によくできており、ハマることができた作品と言える。続編があれば、多少迷いながら手を出してしまうかもしれない。

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    2024年03月12日
  • 星霊の艦隊 2

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    動ポモの極致、だけど、何を凝集したところで、オリジナルには敵わない、と。

    まぁ、フェミニズムと曲解されれば、SF大賞くらいはある、かもね。

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    2022年09月18日
  • 星霊の艦隊 1

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    星界よりも創元SFの女流作家のヒューゴー受賞作(って書くとビジョルドや弊機も含まれちゃうのか)っぽい感じかな。
    作者の性別は判らんけど。

    無事、星雲賞を受賞できるか、それとも失速するか。

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    2022年09月01日
  • シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約

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    ネタバレ

    私はAMATERASは支持できないな、と思う。
    どう考えても危険すぎる。賭けにしてももう少し勝ちが見える賭けをしたい。

    MESSIAHとの共存が一番いいと感じるけど、この世界の状況だと抑制したままの彼では遅すぎるか…。

    演算資源さえ確保できればMESSIAHはあらゆる可能性を考慮できる、ならば瑣末なひらめきなど必要としないはず。十分に進化したMESSIAHを見たかった。

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    2011年07月13日
  • シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約

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     第11回日本SF新人賞の受賞作です。東大大学院理系出身とあって、いきなり読みづらい書き出しでプレッシャーを与えていただきましたが、本文の大半は、ラノベです。まったく肩もこらずにスコーンと読めてしまいます。 人工知能が人間の知能を超えたらそのとき人は幸福なのかどうか?というハードなテーマですが、2種類のAI開発陣営とどちらも信用ならないという狂信的な一部の人間との三つ巴をラノベで展開してます。

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    2011年09月20日