【感想・ネタバレ】アルヴ・レズル 機械仕掛けの妖精たちのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年01月21日

SF小説。アルヴィンという企業のスーパーコンピューター、アルヴレズルと、それによって作られたVRサービスが事件の鍵になってる。サービス内でハッカーが暴れたせいでアーリーラプチャーという事件が起きて、人々の魂が肉体から切り離されてしまう。それは同時に、ネットを生身で操れる能力者、アルヴの出現に繋がる。...続きを読む主人公は妹をそれで失っていて、沖ノ島フロートシティへやってきていたが、そこで、妹の体に入った別の人格の人間に出会う。
キャラクターはかなり典型的(火、水、風)で、主人公に簡単に惚れてる感はあったけど、設定は本当に練りこまれていて面白かった。技術発展による人間の魂とか肉体に関する価値観の変化、みたいな、ひとつの論文を読んでいる気分になれた。自分の脳の容量を超えないように、ネットを介して武器や機械を操り、頭脳戦を繰り広げるのもいい。性格により特性も出る。インターネットの通信量や、スパコンの仕組みなんかが解ればもっと楽しかったかもしれないけど、作者の知識量に圧倒されるのもSFの楽しみなのかなと思った。

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