あらすじ
二〇三〇年代、宇宙と地球の夜空は濃青から紫へと変貌を遂げた。
その事象は「全天紫外可視光輻射現象」と呼ばれ、人々は不安と狂騒にかられていく。
研究の結果、脅威が明確になり、各国協力の下、地球軌道上にある基地「エデン」で人工知能を開発し、対応させることに決定した。
そこに突然やってきた戦闘機。防衛網をくぐり抜け、基地に乗り込んできた美少女の正体は…。
第11回日本SF新人賞受賞作。
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Posted by ブクログ
引用があったり、人工知能のことがいろいろ小難しく書いてあったりと理解しにくいところはありましたが、全体と通して天夢がかわいくてよかったです^^ 表紙絵以外に挿絵がないので、もうちょっと欲しいところです。
Posted by ブクログ
オビの冲方丁氏応援!という言葉に惹かれて購入したが面白かった。人工知能が発展していき、人間の知能を超える時人々はどのようにしてそれに立ち向かっていくかを描いてあり、その内容を神話になぞらえていて面白い。天岩戸とかよく出来てる。ただ冗長な部分が多かったかなと思う。
Posted by ブクログ
物語の導入部分、第一章を終わるくらいまでは手こずった。ですが、主人公である天夢のキャラクターが掴めてしまえばあとは楽しく読み進めることができました。
自己進化型のコンピュータの出現により、いずれ技術の発展が人類の手から離れてしまうというテーマは、かなりリアルにものとして感じられました。SF的誇張はありますが、背景として描かれている世界情勢も含めて、かなりリアルな未来観を示していると思います。
Posted by ブクログ
私はAMATERASは支持できないな、と思う。
どう考えても危険すぎる。賭けにしてももう少し勝ちが見える賭けをしたい。
MESSIAHとの共存が一番いいと感じるけど、この世界の状況だと抑制したままの彼では遅すぎるか…。
演算資源さえ確保できればMESSIAHはあらゆる可能性を考慮できる、ならば瑣末なひらめきなど必要としないはず。十分に進化したMESSIAHを見たかった。