ディーン・クーンツのレビュー一覧

  • ミステリアム

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    久しぶりにディーン・クーンツさんの小説を読めた喜びに浸っている。彼の作品は、想像すらしたこともないような悪と、善良な主人公が対峙する手に汗握るミステリー的なものが多い。本作も純粋な悪と善良なる主人公との戦いが繰り広げられる。テンポよく物語が展開し、ページをめくる手が止まらなくなる娯楽作品だ。
    本作品は著者の作品である『ウォッチャーズ』の続編といってもいい作品で、賢い犬が登場する。
    クーンツさんの作品は、以前は書店に多数文庫本が並んでいたが、今はあまり見かけなくなってきた。本書は書店で見かけて、声を上げそうになるのを抑えて喜びとともに手にとった。原題は『DEVOTED』、辞書によると、忠実な、献

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    2021年06月28日
  • ミステリアム

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    高機能自閉症で天才少年のウッディと、人語を解するゴールデンレトリバーのキップが出逢う時、新たな歴史が動き出す!
    ウッディが父親の死の真相を探る中で敵対する巨悪が、権力を持っているし残虐で容赦ない。どう切り抜けるのか?というところで”ミステリアム”が重要な鍵となります。
    無垢なる者たちと彼らと運命を共にする大人たちも魅力的。緊迫した最終決戦が圧巻でした!

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    2021年05月12日
  • ミステリアム

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    「ミステリアムとは何なのか」を調べず、前作を読んだ直後に読み始める。
    ここ2週間ほど仕事が忙しく、落ち着いた時間も取れずつらつらと読み進めるがこの本がどうにも面白く、少しずつだと読後感にも影響が出そうで読むのがもったいなくなり「読みたい」けど「まとまった時間でドップリ読みたい」という葛藤を繰り返していました。

    何故かはわからないが人間の言葉を理解し、そんな自分のことを理解してくれている飼い主と暮らす犬のキップ

    高機能自閉症であり、言葉を発しないが特別な頭脳を持ち「事故死した父親の謎」を調査する少年、ウッディ

    その彼を愛し、苦難に立ち向かう
    ウッディの母親、メーガン

    キャンプ地で虐待を受

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    2021年04月29日
  • ミステリアム

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    ネタバレ

    やはりクーンツのワンコの話に外れなし‼️

    一気読みしてしまいました。

    愛する人を亡くしたゴールデンレトリバーのジップ。
    そして、高い IQの持ち主でありながら高機能自閉症で言葉を発したことがないウッディ。

    心で語り合う一人と一匹の友情の何と尊く美しい事か。

    見守る大人の素晴らしいこと。

    クーンツ、大好きです!

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    2021年04月23日
  • これほど昏い場所に

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    前兆のない自殺者増加の謎に、
    同様の症状で
    自身の夫を亡くしたFBI捜査官が迫るサスペンス

    内容はベタな捜査官モノですが、やはりクーンツ…すごい惹きつけ方で読者を引っ張り読ませていきます。
    謎を追う彼女を脅迫してくる邪悪な「彼ら」からの逃走劇など、クーンツあるあるが満載なのも嬉しい…
    ただの焼きまわしと言うわけではなく、監視カメラやGPSによる「敵の網」テロ、邪悪な組織、政府機関 など現代の「1984」を盛り込んでます。

    タイトルの「昏い場所」の意味とは
    現代のアメリカの暗い未来への嘆き。

    なのですが、暗殺者グレイマンの様な孤独な闘いをする主人公なのに、出会う良い人悪い人を含む様々な人

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    2018年10月28日
  • ミステリアム

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    ネタバレ

    ワイアーを使って会話できる犬たち、なぜかワイアーを使えるウッディ。
    犬と会話できたら楽しいだろうな、と思わせる話。
    長寿を目指して古生物の遺伝子を研究していた施設で、感染してしまったリーと、ミステリウムの犬たちとウッディたちの戦いなのかと思ったら、最後リーは自爆?してしまった感じで少し肩透かしを食らってしまったが、とても面白く読めた。
    リーはこのまま生き延びて、第二弾も書いてほしいぐらい。
    ワイアーの犬たちがどこから来たのかとか、これからどうなるのか気になる!

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    2023年04月02日
  • ミステリアム

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     ワンコ大好き、クーンツのホラー。

     あれ、なんか違うww
     でも、クーンツ的、王道ですよ。
     自閉症の少年に、その美しい未亡人の母親、そしてそれを助けるナイスガイ、で、不気味な敵。

     そしてワンコ!!!

     「ウォッチャーズ」的なのは、もうどうしようないけど、読んでいて、これこれ、これを求めていたのよ、って思っていたよ。
     いやあ、やばい、「ウォッチャーズ」の魔力。
     なんせ、ワンコ大嫌いの私が、小説よんだだけで<ワンコ大好き>に急展開させられた作品だからな。

     とはいえ、キングもそうだけどクーンツも年をとっているわけで…。
     敵が、もうどうしようもないクズで不気味にキモイのだけど、ど

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    2022年03月29日
  • ミステリアム

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    「ウォッチャーズ」の正当な続編、というのはさもありなん。物語に直接の繋がりはないのですが、ここに登場する犬たちは明らかにあのアインシュタインの子孫たちなのだろうか、と思えます。犬好きは必読。ちなみにとことん猫派、「ウォッチャーズ」の一番の魅力はアウトサイダーの悲哀だろう! と思っている私でも、犬が可愛いと思えました(笑)。
    知能を持った犬のキップと、高機能自閉症の少年ウッディ。その素晴らしい出会いと、彼らを追う恐ろしい者たちの脅威。という骨組みは「ウォッチャーズ」と似ていると言っちゃ似ているのですが。今回の方が危機は大きいのでは。ウッディの素晴らしい知能、そして彼の周りに集まる人たちも素晴らし

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    2021年08月17日
  • これほど昏い場所に

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    FBI捜査官のジェーンは、自殺した夫の謎を探して旅を続けている。
     謎の自殺をしたのは夫だけではなく、そこに陰謀の影があった。

     と、本の裏に紹介みたいにあるので、実際なんで旅をしてるの、って話にはいるまでが長い。
     うーん。
     紹介ないとそれはそれで本を手に取るかといえば取らないだろうし、でも、こんな感じであるのはある意味ネタバレだよね。なんか、純粋に、ええええ、そういうことなの、ってびっくりしたかったな。
     
     で、まず大いなる敵はテクノロジーなのである。
     もう、完全なるプライバシーはこの世界にはないのかもしれないね。で、じんわり飼い慣らされていくんだろう。と、むしろそっち方向に軽く絶

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    2019年08月17日
  • これほど昏い場所に

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    ネタバレ

    「オッド・トーマス」シリーズは、だんだんとオカルト風になって途中で読むのをやめてしまったのだが、この作品は読んでよかった。ページターナーという言葉を実感した。事件のそもそもの近未来の設定はよく考えたらあり得ないとは思うのだが、強靭な敵が跋扈する絶望的な世界にも陰湿にならず不思議と明るく立ち向かっていくヒロインが気持ち良い。唐突な終わり方だなぁと思ったらシリーズ第1作なのですね。次作も期待大。

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    2019年02月05日
  • ミステリアム

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    クーンツと言えばキングと並ぶホラー作家だけど、今回の作品はSFチックで、ワンちゃん大好き!ワンちゃん愛に溢れる作品。
    でも、中盤までは本当に恐いよ。悪人がどんどん恐ろしく残酷に変貌して行き、主人公を狙ってゆくシーンまではハラハラドキドキだったけど、中盤以降、悪人共の数が増え始めてから、ちょっと展開が・・・大丈夫か?
    それに主人公を守る人たちの設定や、その人達が主人公を守るための作戦などが、安直だし、主人公たちの思惑通りに、悪人どもが退治されて行くのは興醒め、全て主人公側にとって、都合よく事が運ぶので後半は安心して読める(笑)
    もっと手に汗握る展開を期待したけど、外れました。
    まぁ、エンターテイ

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    2024年11月21日
  • ミステリアム

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    クーンツなので勧善懲悪。善側がものわかりが良すぎる人ばかりなのは気になるものの、これもクーンツだ。これがキングなら何人死んでるか…と比べるのは悪い癖。ワンコかわいい。

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    2021年12月11日
  • ミステリアム

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    作者の犬への愛情が、溢れ出ている作品。
    作中から好きな一節、「彼らには規律と思いやりがある。彼らは犬なのだ。」

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    2021年06月25日
  • これほど昏い場所に

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    クーンツの本なので、とりあえず読んだ。
    やはり面白かった。よく分からないとこもあったけど。
    これは続きがあるのかな?

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    2019年10月18日