慧子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジブリような読後感を感じてください。
おそらくサブタイトルと説明に多くの方が期待にお会計ピッとしたと思います。自分もそうでした。はっきり言います、覚悟が足りません!もっと引き締めて読んでください。思ったよりも重いです。でもだからこそ読んでみてほしい。少しスピリチュアルで哲学的で理屈っぽいけどいいんです。これも文学です。気になるところはたくさんあります。けど大丈夫です、バットエンドではないです、そこは安心して読んでいいと思います。たぶん多くの方がこのために最後まで読んでいたんだと感じるはずです。
是非この本のタイトルの意味を考えてみてください。おすすめします。
前置きが長くなりましたが、内容について感想言います。
家族ってなんだろう、友達ってなんだろう、恋人ってなんだろう。自分はどこまでその人を知ることができるのか、知っていいこと悪いことに主人公があるいは読者が考える時、自分は相手よりも綺麗だと言えるでしょうか?本棚でその人の性格が分かれば楽ですよね。人間ってそんな簡単にわかるでしょうか?
たぶん多くの人はわかっていないと思います。自分の知ってるあの人が何を抱えて生きているのか、何を背負って生きているのか、もしかしたら戦っているかもしれない。学生の頃、周りの人が突然転校したり退学届を出したりして「なんで?」って言うのはしかたない人間の性です。熊本くんを読み終わった今でも知りたいと思うのはきっとどこかにその人の存在を留めておきたい自分のエゴなんでしょう。個人に潜む人間関係を是非とも考えながら読んでみてほしいです。 -
ネタバレ 購入済み
アンソロジー
全部で四話収録されているアンソロジーです。すべて悪役令嬢で婚約破棄される形です。
1話目は王道です。悪役令嬢を演じて婚約破棄されますがずっと想ってくれていた第2王子とめでたくハッピーエンド。
2話目は可愛らしいお話でした。公爵令嬢と聖女という二足のわらじをはくヒロイン。キャラも変えてバレていないと思っていますが、実はヒーローは気付いていて可愛く思っているというもの。
3話目は義兄妹もの。養子に入った兄と婚約する予定だったヒロインですが、勘違いな王太子に望まれそちらの婚約者になることに。最終的には婚約破棄されますが辺境へ嫁ぐことに。
4話目は一番暗く感じました。悲しい理由があり悪役令嬢を演じるヒロインですが、目的半ばで婚約破棄されます。しかし色々あってラストはハッピーエンドで良かったのかな?という感じでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元ギャルという(個人的には)異色な経歴を持つ主人公と、凄腕なのに仕事以外ではかなり超絶無愛想なパーソナルスタイリストの凸凹コンビのお仕事もの。
お客様の前以外ではいつも口喧嘩しているような状態。
彼が絶望的に言葉が足りないから余計に。
一方で彼女は、ギャルの頃から自分でも気づかぬうちに貫き通していたことがあり、要は自分を曲げるのが苦手なタイプ。
そりゃ衝突もする。
でも彼女が貫き通していたことが、ある人を救っていた事実には驚かされた。
それなのにあの態度だったのかと、彼の悪態ぶりには改めて頭を抱えた。
主役二人も結構曲者だが、訪れるお客様も曲者揃い。
最初のお客様こそイージーモードだったが、口を出し過ぎて娘の個性や人生を潰してしまう毒親、実はスカートに憧れを持つ男性など、色々な意味で扱いが難しそうな相手も登場。
特に毒親の話はしんどかった。
勿論フィクションの世界とは言え、そこできっちり毒親の呪縛から解き放たれることはなく、主人公たちに出来たのは、そのきっかけを作ることだけ。
そこから先、娘さんがどうしていくかは彼女の判断にゆだねられている。
少しは前進できそうな兆しではあったが、現実世界でも解決するのは難しい問題だと思う。
(そして決してフィクションではなく、現実世界にある問題でもある)
また口の悪い彼は、血縁関係にも問題を抱えている状態。
それが終盤の話に絡んでくることになるが、案外相手の手のひら返しが早かったので、その点はちょっと肩透かし感もあった。
長続きすることのなかった相方に(喧嘩しながらも)恵まれたサロン、これからの繁盛をお祝いしたい。
最後に彼もデレてきたし。
彼が彼女に付けた愛称がまた可愛いので、是非読んでほしい。
昔を引きずっているのもまた可愛い。
口は悪いけど。