須垣りつのレビュー一覧
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ネタバレかなり私好みの作品!
特に素玉館の店主、司の視点で語られる第二話から面白く感じられ夢中になり読み進めた。彼の人柄や主人公の千代里をどう思っているのかよくわかる。また視点の移り変わりがスムーズだった。
何よりも昼食を食べに二人でレストランへ行くシーンがいいのである!二人乗りのバイク!千代里はヘルメットをかぶることさえ悪戦苦闘なうえ、つかまる位置を間違えてしまう可愛い女の子なのだ!このシーンを読んだら1日幸せ気分でいられる。
お店に飼い猫をなくしたばかりの女性がブレスレットを求めてやって来るのだが、ブレスレットの天然石を千代里が選ぶことになった。その天然石を選んだ理由に涙ぐんでしまう。
司が千代里 -
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ネタバレ天然石をテーマにしたラブストーリー。
千代理が司に惚れる理由はまぁ分かる。2人っきりの仕事場ちょっとぶっきらぼうだが優しくて頼りになる年上の男性。おまけに顔も良く猫ちゃんもいる。そりゃ惚れる。
ただ司が惚れる方は何ともパンチが弱い。
自分が大切にしている天然石を熱心に学んでくれて、おまけに見抜く力もある。加えて性格も真面目で思いやりがあって素朴で...
学校の一件で陰もあり庇護欲も誘うとあらばあの感じも不思議ではない。
ただどこまでも予想通りのためパンチにはかける。
とはいえペットロスに苦しむ女性に向けた天然石を選ぶエピソードは素敵な考えで胸に来るものがあった。
あんなエピソードがもっと読みた -
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コロッケ…美味しそうでした!
耳黒が出だしは凶悪な怨霊…みたいな感じだったんですが…
話が進むにつれてどんどんペット化してる気が…
めちゃ可愛いです!
強面な蓮壁さんの顔がにやけるわけですよ…!
ハジメくんの竜真さんへの第一印象最悪すぎですね…
いくら嫌いだからといってもあそこまで露骨に態度に表さなくても…と思っちゃいますね。
でも、竜真さんへの見方が変わったときに素直に謝れるのは良いことです!
自分の比を認められるのは凄いことです!
ハジメくんがバーにデリバリーしてるお惣菜を食べてみたいです!
常連客にべた褒めの絶品お惣菜…どこかにないでしょうか? -
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ネタバレ時和は、幽霊が視えるが彼らが恐ろしく、関わりたくないと思っていた。しかし、視える能力を買われ怪奇事件を解決する課に配属されてしまう。そして、その先で大学教授、樹神に出会い彼の日常は全く異なった方向へと進んでいく。
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堅物そうな見た目とは裏腹に、幽霊が視えてそれが恐ろしい刑事、時和とつかみどころのない雰囲気を醸し出す大学教授、樹神が不可解な事件を解決していくバディもの。キャラ文庫なのでどちらもかなりキャラが立っており、漫画を読んでいるような感覚で読んでいける一冊。
本庁に勤務していた時和だが、異動を命じられる。新たな勤務先は流麗島。島の名前は綺麗であるが、由来は罪人や陰陽師などの術者を -
ネタバレ 購入済み
名前が読めなかったです
准教授の樹神先生の名前が一度では覚えられず、しばらく樹神先生の名前は読み飛ばしていました。
読めない名前が苦手なので、ここで早くも挫けました。
導入のところは面白く感じたのですが、主人公の初対面の人たちに対するタメ口(先生には後で謝っていましたが)もちょっと合わなかったです。
幽霊が見えて、救いたいと思って警察官になったのに、見えた事を隠してしまうので、せっかくのヒントも活かしきれていないような、解決が遠ざかるような。
みなさん特異体質?なので、同僚の2人には話してもよさそうなのに、と思います。
先生一人いれば解決できそうな事も多そうですし、主人公、もったいないです。
続きがあったら、主人公の -
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ネタバレ離島なのに殺人事件多いな……正確には人が不審死するケースか。
「立証できる」殺人事件は結局一件だけ。
他は実は亡くなっていたとか、自殺もあったので。
実に様々なケースを見た気がする。
幽霊だったり予知夢だったり占いだったりで事件の真相を突き止めていくお話。
相棒は人類学の准教授。
彼もまた後程どんな力を持っているのかが明らかになる。
超常的な力で解決していく一方で、事件の真相自体は現実的。
と思っていたら、最後の最後に出てきた事件だけは、現実的な解決が不可能。
てっきり解決にのみ力を使って、全部実現可能なトリックで済ます推理ものかと思いきや、振り切ったなあ。
この島、一筋縄ではいかない模様 -
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ネタバレ高校では居場所がなくなってしまった千代里ちゃんだけど、別の居場所が見つかって本当によかった。
学校が唯一の居場所とは限らない。
千代里ちゃんの場合はアクセサリー作りの才能があったことが救いになった。
司もニシキもいい人、ないしいい神様だったし。
初対面こそ厳しい態度を取った司が、どんどん千代里ちゃんに転がっていく様は微笑ましかった。
彼女の可能性を肉親以外で最初に気付いてくれた人だから、彼もいい人である。
これも石が導いてくれたご縁だろう。
願わくば、そのご縁がずっと続いていきますように。
彼女のこの先歩む道が、輝いていますように。 -
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ネタバレ紅茶屋さんの話から「呪い」なんて物騒な単語が飛び出そうとは。
寧ろこの「呪い」に関する裏家業の話がメイン。
癖は強いがイケメンに囲まれて羨ましいなんて安易に言える状況ではなく、呪いも出れば妖怪も出てくる。
羨ましい状況ではないぞこれは。
真実が見えてきても報われないケースもあり、何でも祓ってすっきり解決おめでとうな展開にならないところも現実的で世知辛い。
自分が幸せになるためなら、子々孫々の代が不幸になっても構わないとか狂気の沙汰。
後悔はいていたようだが……救われない。
居場所のなかった主人公も、普通の生活では役に立たない力(呪いなどの察知能力)を活かせる職場と居場所をゲットできたようでよ