シリーズ2作目
今回は見取り図や写真の簡略図などもあって、謎に工夫が見られる
でも、その辺は小手先でいじっているようであまり好みではない
謎解きの説明も煩雑になりますしね
あと、謎の真相というかは人の悪意を若干感じる
今回も全4話だけど、前作と違って真史と歩の関係に重点が置かれている
第一話 ロール・プレイ
第二話 正解にはほど遠い
第三話 作者不詳
第四話 for you
真史の学校の教師で、以前は塾の講師として歩に教えていた水野先生
歩は小学生のとき、塾で一緒だった鹿取一樹と水野先生の一人芝居の演劇を見に行った
しかし、水野先生がした舞台の失敗について二人の意見が割れた事で先生と友人を失う
先生は何を意図していたのか?
バスケ部の先輩の鹿取一樹の妹の彩花
真史は人懐っこい彼女から、実家の洋菓子店のクリスマス企画のクイズを出題される
答えを当てたらお菓子の家をくれるという
その暗号の答え、そして歩への伝言の意味
美術準備室に飾られた、真史の手に似たデッサン
後日、美術室を訪れた際にはそのデッサンは無くなっていた
美術の先生の隠し事とは?
相談する謎がないのに歩に会いたいときはどうすればいいのか
渡米していた鳥飼歩からのお土産
そんな二人の関係性の変化
歩の非凡さや恵まれた環境が前作にも増して描かれている
冒頭の描写、囲碁をそれだけのために覚えて、尚且つ勝ったのか?
まぁ、そんな事より二人の関係性についてかな
彩花からの問いを a/0 と返したのは、受け手に判断を返すという理系らしい答えで好き
答えはいくらでもあるのか、定義されていないか
そして最終話で、真史の謎解き
というか、二人とも似たような事を考えているあたりがなんとも微笑ましい
是非とも続編を読みたいシリーズですね