作品一覧

  • 探偵は友人ではない
    3.4
    1巻740円 (税込)
    わたし、海砂真史(うみすなまふみ)の幼馴染み・鳥飼歩(とりかいあゆむ)はなぜか中学校に通っておらず、頭は切れるが自由気儘な性格で、素直じゃない。でも、奇妙な謎に遭遇して困ったわたしがお菓子を持って訪ねていくと、話を聞くだけで解決してくれた。彼は変人だけど、頼りになる名探偵なのだ。歩の許に次々と新たな謎――洋菓子店の暗号クイズや美術室での奇妙な出来事――を持ち込む日々のなかで、ふと思う。依頼人と探偵として繋がっているわたしたちは、友人とは言えない。ただ、わたしは謎がなくても、友人らしい理由で歩に会いたいと思っているのに。シリーズ第2弾!
  • 探偵は教室にいない
    3.8
    1巻689円 (税込)
    わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校に入って以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、どういう理由からか学校にもあまり行っていないらしい。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼――鳥飼歩(とりかいあゆむ)は、九年ぶりに再会を果たす。日々のなかで出会うささやかな謎を通して、少年少女たちが新たな扉を開く瞬間を切り取った、4つの物語。第28回鮎川哲也賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • 探偵は教室にいない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北海道を舞台にした学園ミステリー。
    謎が解き明かすが、犯人は追及しない優しいミステリでもあった。

    中学生らしい青春模様や思春期特有の反抗期なども物語に密接に関わっており、懐かしさやもどかしさを感じた。

    米澤穂信さんの『氷菓』と雰囲気は似通っており、中学生版みたいな感じであった。

    0
    2025年03月18日
  • 探偵は教室にいない

    Posted by ブクログ

    北海道が舞台の青春、学園ミステリー。
    とにかく優しい謎解きと、少年少女の青春模様にドキドキしたり、切ない気持ちになったりと読んでいて楽しい作品でした。


    頭の切れる幼馴染に会うのはいつも謎解きに困った時と甘い物を食べるとき。
    不登校の少年と謎を解く、という設定もすごく魅力的で引き込まれます。
    デビュー作とは思えない物語の緻密さと穏やかな文章が凄く好みな作品でした。

    0
    2025年02月21日
  • 探偵は教室にいない

    Posted by ブクログ

    あまり本を読んでこなかった自分でもすごく読みやすい小説でした。情景や場面がスっと頭に入ってきて想像出来て、まるで自分の中学生時代に戻ったような感覚になりました。

    0
    2022年08月18日
  • 探偵は友人ではない

    Posted by ブクログ

    「探偵は教室にいない」の続編。
    一作目がかなり好みの作品だったので楽しみにしていましたが、期待通り大好きな物語でした。

    一作目より主人公の恋愛模様が色濃く表現されていて、謎を解くドキドキ感だけではない気持ちを味わえました。
    主人公をとりまくクラスメイト達、同級生の事件もかなり面白かったです。
    連作短編ですが、最後の作品が特に好きでした。

    彼女たちの、依頼人と探偵という関係性が切なくさせる青春ミステリーという設定がすごく素敵でした。

    0
    2025年02月21日
  • 探偵は教室にいない

    Posted by ブクログ

    暗めの話ばかり読んでたから、明るめの話がいいなと思って。人が殺されたりするのは嫌だけど、ミステリは好きという人におすすめしたい一冊。

    0
    2024年12月11日

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