萩原慎一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
萩原慎一郎(1984~2017年)氏は、早大人間科学部卒の歌人。私立武蔵中・高校時代に苛烈ないじめにあう中、17歳のときに偶々イベントに来ていた俵万智に刺激を受けて短歌を詠み始め、現代歌人協会の全国短歌大会や全日本短歌大会等で各賞を受賞。短歌結社「塔」(永田和宏主宰)、未来短歌会(岡井隆主宰)、りとむ短歌会(三枝昂之主宰)などに参加。高校卒業後もいじめの後遺症が続いたが、早大人間科学部の通信制を卒業し、その後は非正規による仕事を続けながら短歌の創作を続け、角川全国短歌大会準賞、NHK全国短歌大会近藤芳美賞(選者賞)、朝日歌壇賞、全日本短歌大会毎日新聞社賞、NHK全国短歌大会特選等を受賞した。
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Posted by ブクログ
ネタバレ遅ればせながら読みました。
読んで感じたことを最初全く言語化できなかったけれど、解説を読んでようやく少し言語化できるようになった気がします。
特に又吉さんの読み解きの深さに救われました。
ようやく、自分が感じていたものの正体や、それでいて自分の読み解きの浅さが浮き彫りになったから。
詠み手の優しさ、彼の目を通して見た世界を今こうして追体験出来る奇跡。
口語の短歌なので、すぐそばで語り掛けてくれているようであり、励ましの歌にこんな情勢だからこそより救われている。
自らの翼で滑走路から飛び立った彼の心が今も自由で優しく美しくあれと願ってやみません。
この境地に自分は到底たどり着けませんが、少し -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店でふいに手に取ったのは、死んだ友達に名前が似ていたから。
で、ネットの評判など何も調べることなく読んで、不思議な気持ちになった。
もとから幻想耽美人工的な短歌のほうが好きなので本来の好みとはいえないが、それでも読み続けてしまった。
「ベランダで沈む太陽観ていたら急に切なくなってしまった」
とか、自分も体験したことがある、と思ったのだが、よく考えてみたら、そんな経験ないかもしれない。
なのにこの歌を読んだことで、記憶が上書きされたかのような気がする。
彼は僕に似ている。
いや、僕が勝手に彼に似ているような気がしているだけなのだ。
同じ国で似た年齢だから似た経験をしていてもおかしくはない。
し