金子ユミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『ドラマチックじゃない人生なんてない!』
四姉妹それぞれの視点で紡がれる物語。
視点が変わるたび、互いへの思いと抱える葛藤の落差が立体的に浮かび上がり、どんどん引き込まれていった。
父の借金を返し続ける徒労感を「空中に虚しく釘を打ち込んでいるのも同然」と表現する絶望もあれば、プロポーズの「もう宙ぶらりんにはさせない」というセリフから『蜘蛛の糸』の罪人を連想してしまうコミカルさもある。
重い現実と可笑しみが同居する、この作家さんの描く世界観が本当に面白い。
「父親と母親と子どもがいる」という、いわゆる普通の家庭を知らず、幸せの形を掴めずに模索する姉妹。同じ土地に四つの家で暮らす、羨ましくも少し -
Posted by ブクログ
70年以上の時を越えて描かれる家族の物語。
人生はままならないが、よく飲んで、よく食べて、よく笑う桜子、梅乃、桃音、李花の四姉妹。
いくつになっても姉妹で集まって、飲んで笑えることはとても素敵なことだと思う。
語られる四姉妹それぞれの人生。
特に好きだったのは桜子のエピソード「市電ブギウギ」。微笑ましく、もどかしい気持ちで読みました。
そして、家族のために長く自分の人生を生きた梅乃は本当にすごい。だからこそ「大好きなもの」がどれだけ人生を豊かに、心を満たすのかをわかっているのだと思う。
『みんな自分でいられる。好きなモンに囲まれてる。頼れる。頼られる。』
ひとつの土地にそれぞれの家を建て