松田亜有子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
歴史や理論を知ることで、作業用BGMでしかないクラシックをより楽しめるんじゃないかと思い、購入。
その時代の音楽家の役割と名曲は、その時代の社会や経済に影響を受けて生まれるとの考えから、本書では、音楽家の解説の前に時代背景を説明する。フランス革命あたりがベートーヴェン、ドイツが30年戦争から復興したあたりがバッハとヘンデルといった感じで、歴史のイベントとクラシックが自分の中で結びついたのがこの本を読んで一番良かったこと。
この本でクラシックじゃなくてヨーロッパの歴史に興味が出たら、「超訳 ヨーロッパの歴史」を読むのがおすすめ。
クラシックを聞いても綺麗だな、激しいなぐらいの感想で終 -
Posted by ブクログ
ネタバレ忘れやすいので、備忘録代わりに。
普段は、仕事柄ビジネスパーソンと関わる機会が多く、このような話題は避けられないやもと思い、読んでみました。
内容としては、まずまずです。著者の方の人柄が滲み出ており、不快感もなく読み進められました。
本当に「ざっくり」分かるので、クラシックとは何ぞやを知りたい方にはおすすめです。
少し残念だったのは、俯瞰的な内容かと思いきや、偏りがあったことでしょうか。
著者の思い入れが強いのか、ベートーヴェンにかなりのページを割いています。
他の作曲家たちの紹介もありますが、これだけで教養を身に付けた気になるのは、危険かもしれません。
あくまでも、トリガーの役割を果たす